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恵 建築デザイン事務所

薪ストーブと薪焚きお風呂のある家

2020年3月 3日 (火)

現代版 薪焚きお風呂の作り方

久しぶりに、薪焚きお風呂を作っています。

元々、ここには、薪焚きのお風呂がありました。

リフォームするにあたって、今度も薪焚きのお風呂をご要望されました。

太陽熱温水器も設置しているので、とってもエコですね。

もちろん、シャワーや薪焚きをしない時のためにエコキュートも設置します。

リフォーム前のお風呂はこんな感じ。

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深めの和風ホウロウ浴槽です。

浴室の場所は、間取りの変更に伴って少し位置がずれています。

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火を焚くので、下地は不燃でないといけないのでコンクリートブロックを積んでいます。

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土台を敷いて、やっと桁を支えられました。

まず、ベタ基礎の上に、築炉ユニットのベースのコンクリートを打っています。

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築炉ユニットの下部を組立ています。

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手前が焚き口です。

浴槽を設置しました。

白のホウロウ製です。

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焚き口周りは耐火レンガを積んでいます。(築炉ユニットとは別です)

焚き口側のドアを付けるとこんな感じです。

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浴室洗い場側のエプロンの下地を耐火レンガで施工。

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壁の下地を作っています。

間仕切りにも断熱材を入れます。

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タイル下地のモルタル塗り。

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外部のお風呂の排水が出るところと、煙突を取り付けるところを作っています。

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内部土間の焚き口周りです。

上のふたつは掃除口、下が薪をくべるところ。

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浴室内部のタイルを貼りました。

200角です。

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久しぶりだけど、やっぱり、タイルのお風呂はいいですね。

高級感があります。

タイル職人さんが、土間のタイルも貼っています。

浴室床は、ヒヤッとしないINAXのサーモタイル(100角)です。

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いい、お風呂ができそうです。

数日後、完成しました。

 

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やっぱり、タイルのお風呂はいいですね。

200角の大判タイルを使いました。

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お風呂の焚き口も懐かしい、私たちの子どもの頃を思い出します。

五右衛門風呂って、あったまるんですよね。

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煙突も既存のステンレス製のものを取付けました。

太陽熱温水器もあるし、エコキュートもあるので

本当にエコなお風呂ができました。

いいなあ。

2019年12月 7日 (土)

トップライト(天窓)の設置

今回は、建物の奥行が広く、北面が暗いのでトップライトを設置することにしました。

キッチンとダイニングにそれぞれ1ヶ所ずつ。

天窓のユニットもありますが、私はガラス瓦を使用することが多いです。

瓦屋根が多いし、雨仕舞いの心配がないので。

南面の屋根につけると、夏、非常に暑いので、北面の屋根につけます。

ここは、防風林が茂りすぎているので、それは、少し伐採してもらうことにします。(まだ、伐採していません)

天窓の取付前は、こんな感じ。

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取り付けるとこんなに明るい!

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屋根の上から見るとこのようになっています。

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天井の下地をしたところです。

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ここは、天井にロックウールを180mm入れます。

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キッチンの天井は漆喰なので プラスターボードを張りました。

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ダイニングは杉板張り。

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天井面には中空ポリカボーネードを入れるので、タルキやガラス瓦は直接見えなくなります。

さて、キッチンの厨房器具がつく反対側には書斎コーナーがあります。

書斎コーナーとダイニングの間の壁は耐力壁なのですが、その柱を施主さんのアイデアで丸太にしました。

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立派な丸太です。

耐力壁にしたいので、化粧で筋交いも入れました。

Pb086934

天井の杉板も、かなり張れてきました。

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広々としたリビング・ダイニングです。

キッチン・書斎コーナーを含めると30帖あります。

着々と出来ています。

2019年10月21日 (月)

北面縁側の再生

北面の和室の外に縁側がありましたが、

ここは、後で増築した部分でもあり、屋根が瓦葺きでなく

金属屋根で「差しがけ」で、作られていました。

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施主さんは、ここの縁側は撤去して上の瓦屋根を続けて作り直して欲しいとのご要望でした。

まず、その部分の撤去。

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きれいに撤去できました。

そこに耐震補強の意味もあり、ベタ基礎施工。

配筋施工途中。

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立派な基礎ができました。

立ち上がりが高いのは、外の地面が低いため。

リフォーム完成後はここに少し土を入れて、犬走りも施工予定です。

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さて、そこに縁側の建て方をしました。

少しだけなので、人力で手あげ。

垂木を流し、野地板を打って、後2枚ぐらい野地板を打つ前です。

向こう2間は、和室北面の縁側になり、手前1.5間はダイニングの一部になります。

トップライトって こんな感じなのかな?

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ここの、ダイニングの完成予想のスケッチパースです。

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屋根ができあがり、ルーフィングが敷かれました。

着々と出来ています。

 

 

2019年10月19日 (土)

撤去工事と基礎工事

初めて、施主ご夫婦が事務所に来られたのは、3月のことでした。

築50年の住まいの大規模なリフォームのご依頼で、設計がほぼできたのが6月。

それから、紆余曲折あり、9月初旬から分離発注方式で、施工することになりました。

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天井を撤去。

初めて、梁の様子が見えてきました。

ここはリビング予定の場所です。

高さを測って、どんな天井にするか、考えます。

一応、設計図はありますが、そのとおりにできるかどうか・・・?

下の写真はダイニング予定の場所の天井を取ったところです。

できるだけ、明るくしてほしいとのご希望なので、

ここは、勾配天井にしてトップライトを入れたらどうか、と提案。

北面なので、外に隣接した背の高い雑木林もあり、

夏、トップライトから日差しが入って暑い、という心配もなさそう。

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ここは、キッチン+書斎(奥さまの仕事スペース)なので

こんなイメージ

トップライトで少しでも明るくしたい。

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下は水回りの撤去がほぼ終わったところ

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腰にブロックを積んでいるために角柱が取れない。

柱を取ると屋根が落ちてしまう・・・。

でも、角に耐力壁を作りたいので、鉄筋コンクリート製の基礎を作りたい。

ここは、基礎屋さんにお願いしましょう。

途中、解体屋さんが現場を空けたので、その間に基礎屋に入ってもらう。

北~西の外壁に、現在、柱が1本もない。

ポストだけで持たせています。

今、地震がきたらどうしよう・・・

写真はアンカーボルトをセットして、レベラーを施工した状態です。

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今度、玄関土間になる部分にワイヤーメッシュを施工

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6帖ぐらいある広い玄関で、ここに薪ストーブを置く予定。

10月半ば。

台風の強風に備えて、予定より少し早く大工さんに来てもらい、

柱を立てて仮筋交いで補強してもらいました。

これで、ちょっと安心。

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今度は、左官さんに入ってもらって、浴室周りにブロックを積みました。

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ここは、在来工法の浴室(ユニットバスではない)で、しかも薪を焚くお風呂です。

昔の五右衛門風呂のような・・・

といっても、長方形のホウロウ浴槽ですが。

私が仕事を始めた 35~40年前は、田舎では時々やっていましたが、

住宅会社の設計部だったので、現場に出ることが少なく、

実際に施工するのを見るのは初めてかもしれない。

軒が低いので、天井は勾配天井にしないといけない。

真上にある、梁を移動しないと、天井高が取れない。

ちょうど、その梁の上に継ぎ手があるから、どう、補強しようか、大工さんと相談。

玄関土間には薪ストーブを置いて、家中を暖めたい、というご希望。

Scan0501

設計の段階のスケッチパースですが、天井はこのとおりにならないかもしれません。

リフォームは、予想外のことが起こります。

リフォーム範囲が広いので、新築と同等か、それ以上に時間がかかりそうですが、

施主さんご家族のご希望以上のものができるように、精一杯がんばらせていただきます。

 

 

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