ついに完成~オープンキッチンのある家
オープンキッチンのある家が、ついに完成しました。
棟上げから5カ月。
ちょっと時間がかかりましたが、棟梁ひとりでの丁寧なお仕事。
造り付け家具もたくさんあり、構造材だけでなく、造作材も、できるだけ無垢の国産材を使っています。
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まず、玄関には、巾1800の天井までの大きな玄関収納。
これなら、家族4人の靴がたっぷり入ります。
床はイタリア製テラコッタ風磁器タイル。
本当のテラコッタは素焼きなので、津山のような寒い地域には無理。
見た目はそっくりだけど、凍害に強いものにしました。
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玄関から、リビングに入ると広い吹抜けがあり、その奥にはダイニングとオープンキッチンに続いています。
LDKで、約22畳の広さ。
無駄な廊下がありません。
それに、階段や吹抜けもあるので、よけい広々と感じます。
この家の見どころ。奥様こだわりのアイランドキッチンです。
キッチンに立つと家じゅうが見渡せるし、家事の動線も短い。
すぐ、勝手口や洗面~浴室へ行けるし、トイレも目の前。
これは、小さなお子さんのおられるうちは、助かります。
IHコンロ横から見ると左手にトイレの入口。
右が、FAX置場になっています。
学校関係の行事予定等、冷蔵庫に貼り付けなくてもいいように、壁にコルクシートを貼りました。
これらは、キッチンに立つとよく見えますが、リビングからは、死角になっています。
キッチンの後ろ側には、造り付けの地袋。
カウンター上には炊飯器やレンジが置けます。
右端の空間はゴミ箱置場。
冷蔵庫の横には、天井までめいっぱい使った食器棚。
これも、大工さんの造作家具です。
オープンキッチンの続きにはテーブルを置く予定で、ダイニングまで続けて動けて便利です。
また、キッチンカウンターが広いので、椅子を置いて、朝食やおやつはここで。
子育て中には、うれしいかたちです。
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さて、ダイニング・キッチンからリビング方向を見ると・・・
吹抜けのリビングに階段があり、階段の下はテレビ置場に利用。
左手の格子戸は玄関へ続きます。
左端にちらりと見えているのは、6帖の和室。
戸襖を開ければ リビングともつながり、ひとつの空間に。
だれか泊まりに来た時も、和室がひとつあれば重宝します。
和室の隣に、リビングから使える収納を設けました。
ここには、掃除道具を入れたり、買い置きの日用品や、お子さんの衣服を入れ、いちいち2階へ上がらなくとも、着替えできるようにしました。
階段の手すりの下にある小さな箱は?
実はこれは、郵便受け。
玄関につけるところがなかったので、階段につけています。
ここにあれば、寒い時にわざわざ、郵便物や新聞を取りに外に出なくて助かります。
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リビング階段は、子どもたちが、知らないうちに友達を連れてきていたり、出かけてい
たとかいうことも無く、家族のコミュニケーションを取るのに有効です。
階段を上がると正面がトイレ。右手には手洗いがあります。
手洗いは、トイレの中につけることもできますが、廊下につければ、夜間、下におりないで歯磨きしたり、お水を飲んだりできるのでオススメです。
吹抜けを見降ろす廊下には、手すり代わりの造り付け本ダナを作りました。
これで、家族みんなの本がたっぷり置けます。
吹抜け越しに見える大きな窓。
この窓のおかげで、冬は暖かな日差しが、家の奥まで差しこみます。
夏は太陽高度が高いので、そんなには入ってきません。
天井にはシーリングファン。
吹抜けには必須ですね。
冬の暖気を階下に降ろすことができますし、気候のいいときは窓を開けて気持ちの良い風を送ることもできます。
吹抜けにはキャットウォークをつけているので、サッシの開閉と掃除もラクチンですし、この手すりに布団を干せば、あわてて取りこまなくてもいいですね。
手すりがすべてタテ格子なのは、横格子にすると簡単だし、デザインもいいけれど、子供のおられるうちはダメ。
登って遊ぶと危険です。
だから、バルコニーも全部タテ格子に変更しました。(大工さんがとても手間をかけて作られました。)
秋晴れの中、元気な子供たちの歓声が、聞こえるような 新しい住まいの完成です。
ご家族の皆さまのご健康と、子供たちの健やかな成長をお祈りいたします。
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