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恵 建築デザイン事務所

住まいの耐震リフォーム

2011年4月19日 (火)

ブロック基礎の耐震補強と屋根裏の断熱

忙しくて しばらくブログ書く暇がありませんでした。

現場を3つ抱えると限界かな。

さて。

先月書いた ブロック基礎の耐震補強。

基礎は とっくに完成しています。

Img_2715

ブロックの両側から10センチずつ立ちあがりを鉄筋コンクリートで補強。

もちろん土間はべたコンクリート打ち。

とても、頑丈な基礎になりました。

立ちあがりの幅は 30センチ以上あります。

そして、ホールダウン等、構造金物で補強していきます。

毎日のように現場へ行き、大工さんと相談しながら・・・。

夜には、施主さんと毎日のように電話で打合せし、検討を重ねています。

実は、耐震だけでなく 断熱リフォームもしっかりやる予定で、とりあえず 屋根は「アクアフォーム」という 吹き付け断熱材を110ミリ 施工しました。

2階が載ってない下屋根部分はすべて施工しました。

透湿防水シートをタルキの下に貼りつけて、その下にバラ板を打ちました。

Img_2624

アクアフォームは木と相性がいいので、バラ板を打ったほうがしっかり付くそうです。

こうすると、タルキの間が空気層となり、野地板に直接吹かないので、木も呼吸できる気がします。

屋根を葺き替えするときに、棟木の上の野地板を少し取り外し、棟瓦の下に換気をつければ、屋根の熱気も抜くことができます。

天井裏には、天井を吊るための吊木や野縁が入るため、100mmの断熱材を2重に、直角に交差するように入れますが、それでも隙間ができやすいのです。

この工法の良いところは、屋根裏にぴったり取りつくので、隙間ができません。

断熱性能は中くらいですが、専門業者で隙間なく施工できるので、効果がとても高いと思います。

断熱材はいくら高性能でも、施工の仕方で良くも悪くもなるからです。

それに、天井裏に綿状の断熱材を敷くと、ネズミやイタチの巣になる恐れがありますが、それも防ぐことができます。

古い家ですし、軒裏も見える構造ですので、ネズミやイタチはいくら気をつけても 入ってきます。

今、各地の断熱材不足で、吹付け断熱は、とても忙しいそうです。

すぐ、施工できたのは、私のお願いした建材屋さんにキャンセルが出てそこに入れてもらえたからです。

ラッキーでした。

Img_2702

断熱性能は、熱伝導率が0.036で、グラスウール10kgは0.053なので1.47倍の性能。

つまり、同じ断熱性能を得ようと思えば アクアフォーム100mmに対して、10kgのグラスウールは160mm必要。

16kgのグラスウールなら、140mm必要だそうです。

一番高性能のフェノールフォームなら、55mmでいいそうです。

フェノールフォームは、外壁に使う予定です。

外壁の室内側に吹付けしなかったのは、外壁が土壁なので、その土壁に薪ストーブの熱を蓄熱したいと考えたからです。

土壁なので、充填断熱ができないので 外張り断熱にしたいと考えています。

ただし、写真で見てわかるように、天井裏部分の外壁は内側に吹付けしました。

この部分の外部は屋根が取りついており、外に断熱材が施工できないからです。

耐震+断熱リフォームで 快適な住まいを作ります。

まだまだ、工事はこれからです。

2011年3月23日 (水)

ブロック基礎の耐震補強

このたびの、東日本大震災で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

そして、あのような大津波には、いくら建物の強度をあげていても無理だということがわかりました。

大津波には、「逃げる」しか、ないのですね。

自然の大きな力の前では、人間はどうすることもできないものがあります。

でも、誰が、あの大津波を予測できたでしょうか?

避難の途中、または、これほどの大津波とは思わず、大丈夫だと思って避難しないでいて、津波にのみ込まれた人たちが大勢おられたかと思うと、本当に心が痛みます。

被災地の皆さまが、生きる希望を取り戻し、1日も早く元気で普通の暮らしができるようになるように 祈っています。

(財)日本防災協会発行の「木造住宅の耐震診断と補強方法」では、地震は中地震と大地震に分けられ、中地震では建物が損傷しないこと、大地震では倒壊せず、人命が助かることを目標にされています。

大地震とは おおむね震度6以上ということのようです。

昭和56年以前の建て物では、耐震性が低く、耐震診断するとほとんど「0.6」や「0.7」で、倒壊の恐れあり、と判断されます。(1.0以下は倒壊の恐れあり)

これは、昭和56年に建築基準法の改正があり、これ以後の建物は、耐震性が強化されているためです。

ところで、今、私が設計・監理してリフォーム工事中のお宅は昭和45年の建物。

基礎はブロック基礎で、耐震診断をしてみると、かなり低い数字です。

2間続きの和室やまわり縁、大きな部屋と壁の少ない構造で、しかも壁は土壁で、筋交いは入っていません。

延べ面積は70坪を超え、家全体を完全に耐震補強をするのは、予算の関係もあり、大変難しく、今度のリフォーム部分を重点的に行うことになりました。

今度のリフォーム部分は、1階床面積の約半分になります。

その他の部分は順次、2期工事、3期工事として 補強をしていこうと考えています。

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ブロック基礎(しかも鉄筋が無かった)では、耐震性が著しく低いので、鉄筋コンクリートのべた基礎とし、立ち上がり部分の両側から補強します。

通し柱や、建物の角部分の大事な柱には、地震時の引き抜き防止のためにホールダウン金物を設置します。

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コンクリートに埋め込むために、できるだけ新たに造る立ち上がり部分に取付けます。

ホールダウン金物用のボルトが70㎝以上あるため、下のほうは 曲げました。

もちろん、既存のアンカーボルトもあまりに短いため、できるだけ、新しくコンクリートを打つ部分に入れます。

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基礎の立ち上がりも、通し柱を中心として、十文字に組みます。

立ち上がりの幅は、既存のブロックがあるところは 10+12+10=32㎝となり、ブロック基礎がない、新たなところは 20㎝としました。

まず、頑丈な基礎にして、これから 柱や梁、土台は金物で補強。

耐力壁もバランスよく配置していく予定です。

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