ブロック基礎の耐震補強と屋根裏の断熱
忙しくて しばらくブログ書く暇がありませんでした。
現場を3つ抱えると限界かな。
さて。
先月書いた ブロック基礎の耐震補強。
基礎は とっくに完成しています。
ブロックの両側から10センチずつ立ちあがりを鉄筋コンクリートで補強。
もちろん土間はべたコンクリート打ち。
とても、頑丈な基礎になりました。
立ちあがりの幅は 30センチ以上あります。
そして、ホールダウン等、構造金物で補強していきます。
毎日のように現場へ行き、大工さんと相談しながら・・・。
夜には、施主さんと毎日のように電話で打合せし、検討を重ねています。
実は、耐震だけでなく 断熱リフォームもしっかりやる予定で、とりあえず 屋根は「アクアフォーム」という 吹き付け断熱材を110ミリ 施工しました。
2階が載ってない下屋根部分はすべて施工しました。
透湿防水シートをタルキの下に貼りつけて、その下にバラ板を打ちました。
アクアフォームは木と相性がいいので、バラ板を打ったほうがしっかり付くそうです。
こうすると、タルキの間が空気層となり、野地板に直接吹かないので、木も呼吸できる気がします。
屋根を葺き替えするときに、棟木の上の野地板を少し取り外し、棟瓦の下に換気をつければ、屋根の熱気も抜くことができます。
天井裏には、天井を吊るための吊木や野縁が入るため、100mmの断熱材を2重に、直角に交差するように入れますが、それでも隙間ができやすいのです。
この工法の良いところは、屋根裏にぴったり取りつくので、隙間ができません。
断熱性能は中くらいですが、専門業者で隙間なく施工できるので、効果がとても高いと思います。
断熱材はいくら高性能でも、施工の仕方で良くも悪くもなるからです。
それに、天井裏に綿状の断熱材を敷くと、ネズミやイタチの巣になる恐れがありますが、それも防ぐことができます。
古い家ですし、軒裏も見える構造ですので、ネズミやイタチはいくら気をつけても 入ってきます。
今、各地の断熱材不足で、吹付け断熱は、とても忙しいそうです。
すぐ、施工できたのは、私のお願いした建材屋さんにキャンセルが出てそこに入れてもらえたからです。
ラッキーでした。
断熱性能は、熱伝導率が0.036で、グラスウール10kgは0.053なので1.47倍の性能。
つまり、同じ断熱性能を得ようと思えば アクアフォーム100mmに対して、10kgのグラスウールは160mm必要。
16kgのグラスウールなら、140mm必要だそうです。
一番高性能のフェノールフォームなら、55mmでいいそうです。
フェノールフォームは、外壁に使う予定です。
外壁の室内側に吹付けしなかったのは、外壁が土壁なので、その土壁に薪ストーブの熱を蓄熱したいと考えたからです。
土壁なので、充填断熱ができないので 外張り断熱にしたいと考えています。
ただし、写真で見てわかるように、天井裏部分の外壁は内側に吹付けしました。
この部分の外部は屋根が取りついており、外に断熱材が施工できないからです。
耐震+断熱リフォームで 快適な住まいを作ります。
まだまだ、工事はこれからです。
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