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恵 建築デザイン事務所

土壁で外張り断熱の家

2010年7月 9日 (金)

土壁で外張り断熱の家 春~梅雨のデータ

梅雨の晴れ間に、土壁で外張り断熱の家の外観写真を撮りに行きました。

年末に一応、完成して住んではいるのですが、外回りや既存建物との取り合い部分は完全ではなかったので 徐々に進めています。

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これは、玄関のある方(西面)です。

この家は平屋なんですが、ロフトが有り、その外壁は漆喰塗です。

白い漆喰壁が青空に映えて美しいです。

1階部分は、外張り断熱(ネオマフォーム)に、通気層を設け、杉板のバトン塗です。

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ポーチからテラスを見たところです。

雪が多いところなので、冬でも 軒下で作業ができるように、深い軒をとりました。

杉玉がぶら下がっていますね。

涼しい風が吹き抜けていくようです。

今回、既存の納屋との間の通路を、ルーフデッキ型のポリカボネード版で葺いていました。

明りとりを兼ね、雪が1m降る豪雪地帯なので丈夫なものを提案しました。

柱と梁も、ラーメン構造のがっちりしたものができていました。

さすが、O棟梁!

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ところで、この家は次世代省エネ基準では屋根の断熱材(ネオマフォーム)の厚みが80mm必要だったのです。(吹き抜けがあるので、型式認定の天井高にならないから)

80mmにするには40mmを2枚重ねにしないといけなかったり、そうすると 専用ビスの長さも変わり、施工もやりにくいし、コストもかかる。

それで、50mmにさせていただきました。

でも、充分暖かいのです。

それは、高性能のサッシのおかげだと思います。

樹脂+アルミの断熱サッシにLow-Eガラス。しかもアルゴンガス入り。

今度建てる、「花蔵の家」で長期優良住宅の申請をするにあたって調べていたら、サッシの性能を上げると、屋根の外張り断熱は45mmでも良いということがわかりました。(フェノールフォームの場合)

改正省エネ法(H21年)における仕様規定で、トレードオフ規定というのが設けられたのです。

実際、吹抜けがあって、大空間にもかかわらず、充分暖かいのですから、それがこの現場で実証されたというわけです。

ところで、前回お邪魔したときは、3月の下旬でしたが、その後のデータもこまめに記録してあり、下さいました。

それで、春~梅雨のデータで言えることは、起床時の室温は常に18~20度。

むしろ、ストーブを焚かなくなってからのほうが 寒いぐらい。

6月以降も 朝、晩とも 22度程度です。

湿度は4月までは平均47%ぐらいでしたが、5月~6月の梅雨入り前は55%前後

梅雨入り後は徐々に上がって、今は70%ほどです。

熱交換のシステム換気扇で家全体を計画換気していますが、湿度のコントロールは難しいようです。

でも、別に蒸し暑くないし、困ってないので良いのです。

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これは、ロフトの温度計です。

それと、高性能の断熱材と遮熱Low-Eガラスのおかげで、西にあるロフトがちっとも暑くないのです。

上がってみましたが、気温も下とまったくいっしょでした。

さあ、これから、暑い夏がやってきます。

元々、津山市などに比べると涼しいところなんですが、どうなるでしょう。

楽しみです。

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庭のブルーベリーの枝をいただいたので、グラスに挿しました。

去年もいただいたのを思いだしました。

もう1年たつのですね。

ありがとうございました。

2010年3月30日 (火)

土壁で外張り断熱の家 冬のデータ

先日の日曜日に、久々に 今、設計中のお客さまを案内して 去年暮れに完成した「土壁で外張り断熱の家」へ行ってきました。

吹抜けの広さや雰囲気を見て、気温なども体感したいという目的です。

この冬は、例年よりも雪が少なく、暖かかったな、と思いましたが、ここにきて真冬並みに寒くなり、桜の開花も足踏み状態です。

その日の朝も、我が家は朝、寝室が6度しか、ありませんでした。

我が家は断熱材など、皆無の築60年以上の土壁の日本家屋です。

さて、久々に訪れましたが さすがに 暖かい。

午後1時過ぎですが、朝、ストーブを焚いてないのに 室温18度あります。

御主人は 大変 こまめな方で、引っ越ししてから毎日、起床時と帰宅時の室温、床下温度、室内の湿度を記録されていて、データをいただきました。

床下と室内にセンサーがあり、デジタルで温度と湿度がわかるようにしてあります。

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2月の室温の平均が朝20度前後あり、帰宅時で16度~19度あります。

それも、夜、薪ストーブを焚いて、少し置き火はしますが、朝は焚かなくても暖かいのです。

素晴らしい!!

断熱を高めると、あんな広々とした部屋で吹抜けでも寒くないんですね。

廊下がほとんどなく、家中の空気を換気システムを使って 循環させているので、どの部屋に行っても暖かい。

高気密、高断熱で、次世代省エネ基準の断熱仕様にしています。

サッシも断熱サッシでLow-Eガラス、アルゴンガス入り。

内部の木がだんだん乾いてきて、竣工時に70%程度あった湿度が、今は40~50%台。

湿度が低すぎるときは、洗濯物を室内に干したり、浴室の戸を風呂上りに開けたりして調整されているそうです。

部屋があまりにも暖かいので、外へ出てみて寒さにびっくり、という感じのようです。

元々、冬は1mの積雪がある地区で、今年は雪が少なかったけれど、気温は平年並みで、寒い日は-5~-8度ぐらい冷え込むらしいです。

ここは、気密を機械で測定まではしてないので (気密テープを貼ったり)努力はしていますが、高気密かどうかは疑わしいですけれど、高断熱は間違いないです。

今でも、岡山県のような温暖地の設計者や建築業者の間では、「高気密・高断熱の家」って 本当に住み心地が良いのか?そこまで断熱が必要か?と 疑問視される声も多く聞かれます。

家は少しぐらい隙間があいてるほうがいいんだ、と言われる人も少なくありません。

でも・・・・。

この、暖かさ。居心地の良さを体感すると、そんなことは 言ってられなくなります。

我が家なら、朝、布団から出るのがイヤだし、寝巻の上に何かはおり、靴下もすぐはかないとキッチンに行くことはできません。

しかも、すぐ、ストーブを焚かないと、家事もできないし 食事もできません。

ここだと、我が家で暖房したときぐらいの室温に、朝起きたときからなっているのですから・・・・。

高齢者が温度差で倒れることも減るでしょう。

御主人が、ほとんど 灯油を使わなくなったと言われていました。

ストーブは薪ですし。

高断熱の家のランニングコストはすごく安いと思います。

もちろん、新建材だらけ、ビニールクロスだらけの家では、こんなに心地よくないかもしれません。

でも、ここは、内壁は土壁下地で漆喰塗。

天井も床も無垢の杉板です。

家具も杉の造り付けだったり、キッチンや洗面台もホーローだったり・・・。

もちろん、塗料にもこだわって、自然塗料のエゴマ油のオイルフィニッシュで仕上げています。

シックハウスの原因になるようなものが ほとんど見当たらないのです。

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床下は基礎断熱をしてあるので、OMソーラーの家のように ガラリを設けています。

床下の空気を循環させるために、取付たのですが、実際は、床下に熱を奪われているのかもしれない、と御主人。

薪ストーブは床下の空気を導入しているのです。

それにしても、、、、、いいなあ・・・・・。

私もいつか こういう家に住みたい。

人の家ばかり設計しないで、自分の家を何とかしなくては・・・・。

そう、強く 思いました。

今日ご案内した施主さんも、感じてくださったと思います。

これからは、断熱にお金をかけないと 心地よい家にはならないんですね~。

また、夏が どのような感じか、来てみたいと思います。

風が抜けるように設計しているので、涼しいはずなんですが・・・。

I さま。

貴重なデータをいただき、本当にありがとうございました。

これからも、よろしくお願いいたします。

2009年12月19日 (土)

土壁で外張り断熱の家 しあわせな住み心地

粉雪舞う中、今日はオープンハウスでした。

思ったほど、雪も降らず、道路は全然大丈夫。

一組のお客様を案内して現場へ行きましたが、お客様の5歳と3歳の女の子は雪に大はしゃぎ。

かわいい雪ダルマを作っていました。

帰りの車でもずっと「雪やこんこ」の歌を歌っていたし。

かわいかった~

それにしても・・・

この家は暖かいです。

外は粉雪が舞っているというのに、中はポカポカ。

薪ストーブ1台で。

玄関ホールから1歩中に入ると、すごく暖か。

リビング・ダイニング・キッチンを中心に、全ての部屋とつながっています。

トイレや洗面・脱衣室、寝室、ロフト、最近珍しくなった二間続きの和室へも。

天井が吹抜けでとても高いのに、暖か・・・・・。

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施主さんは、まだ、ここに眠ってはないそうですが、朝、来てみても 13度より下がってないとか・・・。

我が家はここより、ずっと南ですが、今朝なんか6度でした。(寝室が)

今日は、湿気を取るためにずっと換気扇を回しっぱなしで、床下の空気も循環させているのに、こんなに暖かなのです。

いいなあ。

これは、高性能の断熱材(ネオマフォーム)を外張りしているお陰か?

しかも、室内側は土壁に本格的な漆喰塗(ボード下地の薄塗りでない本物)のお陰かしら?

とりあえず、とても 居心地が良い。

夏も、下のサッシを開け、トップの換気窓を開ければ、風が吹抜け、熱がこもらないと思います。

トップの換気窓から、夏の直射日光が入らないように、真夏の太陽高度を計算して庇(軒)をつけています。

だから、夏もきっとエアコンいらずでしょう。

まあ、元々、夏はそんなに暑い場所ではなく、冬の寒さ対策を主にこの家のプランは考えましたが。

それから、ロフトが子どもたちに大人気。

今日、やってきた子どもたち(7歳・5歳・5歳・4歳・3歳・3歳・2歳 全7名)は、み~んな、ロフトに上がりたがるのです。さすがに2歳児は親にだっこしてもらってハシゴを上がっていましたが。

よくある、天井が低いロフトとちがって ここは かなり高い。

そして、薪ストーブで温められた空気はシーリングファンによって、均一になります。

私もロフトに上がると、降りたくなくなってきます。

とても、落ち着くのです。

なぜかしら?

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ロフトには、まだ手すりがついていないので、子どもたちが上がるとヒヤヒヤするんですが、この男の子(5歳)も、「ここから、紙ヒコーキを 飛ばしたい!」と言って、ず~っと紙ヒコーキを折っては飛ばしていました。

それにしても、居心地のいい住まいって、あるんですね。

ここが 正にそんな住まいでした。

杉や桧など地元の木をふんだんに使い、壁は土壁で漆喰塗。

断熱は次世代省エネ基準。だから、家中、どの部屋へ行っても暖かい。(というか、寒くない)

それが、こんなに 心地良いんですね。

納得。

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この、素敵な住まいにたくさんの人が集まって、施主さんご一家が、にぎやかでしあわせな生活が送れることを心よりお祈りいたします。

そんなしあわせな住まいを作る仕事をし、施主さんに喜んでいただける私もまた、すごく しあわせだなと思いました。

本当にありがとうございました。

2009年12月17日 (木)

土壁で外張り断熱の家 ついに完成

今度の土曜日。

オープンハウスのご案内をしましたが、明日から、岡山県北は雪マーク。

見学場所は、スキー場の近くで、冬は雪が1m以上積もるのも珍しくありません。

心配・・・・。

今日は、その前の様子うかがいに行ってきました。

今日もとっても寒かったです。

でも、さすがに、次世代省エネ基準の外張り断熱の家。

中は暖かかったです。暖房していないのに。

引っ越しはまだですが、少し荷物を入れてありました。

玄関です。

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落ち着いたいい感じ。

古材(栗)が、生きています。

右上部の障子は、ロフトの地窓です。

次は、ロフトからリビングを見おろしたところです。

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なかなか、素敵!

家具を入れてあるので 雰囲気が出ています。

これで、ストーブに火が入るといいでしょうね。

ダイニングには、大工さん作成の大テーブルも取り付けられていました。

ロフトです。

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この縦長の窓(タテすべりだしサッシ)は、西向きなので、西日をさけて小さいですが、

実は、高台にあるこの家から、この集落の風景を望むことができます。

眼下には、たくさんの実がなったゆずの木がありました。

初めの設計では、左上部に三角形のFIXがつく予定でしたが、

椅子を持ってこないと外を眺められないので、棟上げ後に施主さんと相談して変更しました。

右下の地窓からは玄関を見下ろすことができますし、夏場に左上の窓を開ければ、風が吹き抜けることでしょう。

私は、土曜日は、雪が降っても、必ず行きます。

スタッドレスタイヤに替えなきゃね。

道は除雪されるので 大丈夫でしょう。

皆さま。お待ちしています。

2009年12月 5日 (土)

土壁で外張り断熱の家  オープンハウスのご案内

このブログで1年にわたって、たびたび紹介してきた 土壁で外張り断熱の家。

いよいよ完成です。

いや、「ほぼ・完成」と 言うべきでしょうか?

この家は正に直営工事ですので、施主さんのセルフビルドも多く、日々考えながら 仕事の合間に手を入れておられます。

木工事が終わったのが11月末で、今造り付け家具(テーブル等)を大工さんが作成中。

内壁塗りや玄関土間のタイル貼り等の左官工事もされています。

でも、クロス貼工事等はありませんし、器具付けは施主さんがされるので大工・左官工事が終われば 「ほぼ・完成」と いうところでしょう。

これからも 住みながら、自分で手を入れて 徐々に完成させていくのでしょう。

ですが、この家に興味のある方に見ていただきたく、施主さんのご厚意でオープンハウスをさせていただくことになりました。

  日時  12月19日(土) AM 11:00 ~ PM 4:00 

 場所    岡山県英田郡西粟倉村大茅地内

詳しい場所は、私の方までご連絡ください。

地図をFAXまたは、説明いたします。メールでも結構です。

連絡先は HP をご参照ください。http://megumi-d.com/

先日、見に行くと、左官さんが最後の仕上げ(内壁の漆喰塗り)をされていました。

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この写真は寝室側から、薪ストーブの背中の壁を見たところです。

この家は、私が設計しましたが、本当の設計士は施主さんではないかと思います。

平面・立面プランもそうだし、「土壁で外張り断熱の家を造りたい!」という 固い決意の元、様々なことを研究・実践して こられました。

場所は岡山県最東北の西粟倉村大茅。

冬は雪が1m以上積もります。

もうすぐ定年を迎えるご夫婦は、この地で、家中どこへ行っても暖かく、年を取っても快適に暮らせる住まいを考えられました。

この家の特徴とポイント

<断熱>

●土壁で薪ストーブの熱を蓄熱し、外張り断熱で熱を逃がさない。

●もちろん、サッシも次世代省エネ基準に照らし、断熱性能を高める。

●家中の温度を均一にし、基礎断熱で床下の空気も家の中と同じにし 循環させたい。

   ※循環のための換気装置を脱衣室に設置

●薪ストーブの輻射熱を 隣室にも送るように間仕切り壁にレンガを積む。

<間取りと構造>

●生活はほぼ平屋で、リビングを中心に、トイレ・浴室・寝室を配置。

●南面が小高く隣家があるため、そちらには開かず、リビングから東面の眺望を生かすため、吹き抜けに大きなFIXをつける。

●平屋の片流れ屋根を組み合わせ、上部に換気窓を設置。ここから風と光を取り込む。

●自分の山の木を ふんだんに使った家。(合板類は使いたくない)

●今まで住んでいた家に使用されていた古材を使用。

●構造は登り梁を間中おきにかけ、中通しの丸太と中央の丸太柱で支える。

<家族で作る家>

●古材の古色塗り

●外壁の杉板の塗装

●ストーブのそばのレンガ積。炉台の大理石貼。

●システムキッチンの組み立て(こんなのセルフビルドでされる人、初めてです)

●換気装置、照明器具類の取り付け

等でしょうか?素人の人がこんなにもできるのは普通ではないと思いますが、頑張ればできるもんですね。(施主さんは建築関係者ではありません。)

思えば、1年前の今頃、最初のプランを出し、打ち合わせをしました。

プラン決定後、伏せ図を組み、それに合わせて必要な山の木を伐採されました。

1年の苦労の末、やっと、暖かな住まいができました。

こだわりの家作りの「ほぼ・完成形」を 見にいらっしゃいませんか?

お待ちしています。

2009年11月17日 (火)

土壁で外張り断熱の家  薪ストーブ設置

小雨まじりの寒い日、土壁で外張り断熱の家を見てきました。

しばらく、大工さんが現場を空けていましたが10月から再開。

壁も一部漆喰が塗られていました。

この日は、午前中に薪ストーブが設置されました。

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堂々とした、薪ストーブです。

右手の桧の大黒柱と、古屋にあった黒々と煤けた栗の梁が、薪ストーブ周りのインテリアを引き締めています。

炉台と腰壁は、施主さんのセルフビルドですが、なかなか、よくできていますね。

この、腰壁は断熱のための空気層は作っていません。

なぜなら、このレンガに蓄熱して、反対側の寝室にも暖かさを伝えようとしているのです。

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外には、残ったレンガが置いてありました。

地震で崩れないように、鉄筋を通す穴が開いたレンガをお奨めしました。

炉台は、レンガではなく、大理石のようでした。

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ストーブの後ろ側に金属製の蛇腹がちらりと見えますね。

これは外気導入のため、といっても 床下の空気を導入しています。

床下は基礎断熱してあり、床外周部にガラリと脱衣室の壁に室内の空気を循環させる機械をつけ、家中を同じ温度にする計画です。

冬期に雪が1m以上積もるこの地域で暖かく住まうために、ご主人がどうしても付けたかったシステムです。

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この壁は寝室の間仕切り壁ですが、ちょうど大工さんが、30mmの杉板を張っていました。

床は30mmの杉板を捨て張りし、その上にまた、45mmの仕上げの杉板を張るそうです。

自分の山の木なので、これ以上ないぐらいにふんだんに杉板が使われています。

合板類を使いたくないので、下地まで無垢板が張られています。

ちょっと、うらやましいような住まいになりそうです。

一応、年内に完成予定です。

今年は雪が降るのが楽しみかもしれませんね・・・  

2009年9月 4日 (金)

土壁で外張り断熱の家  外部ほぼ?完成

外部がだいぶ、完成に近づいてきました。

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外壁の上部は、こちら側は見られにくいこともあり、メンテナンスを考えて白の角波カラー鉄板(ガルバニウム)に、しています。

南面も同じです。

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この写真を見ると、なんて 緑に囲まれていいところなんでしょうか!

まるで、別荘のようです。

手前に見えるこんもりした樹木はブルーベリーの木です。

今年もたくさん、実がなりました。

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青い空に、白い壁と、こげ茶色に塗られた杉板が映えます。

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西面も大きな庇がつきました。

玄関庇を兼ねていますし、右の和室の掃き出しサッシの前には濡れ縁がつきます。

雪が1m以上降る地域なので、この庇はちょっとした作業をするための雪よけの意味もあります。

そのため、大きなウッドデッキはつけません。

この、庇より上の壁は、モルタル塗りのまま。仕上げはこれからです。

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初めて、ロフトに上がってみました。

リビングダイニングの吹き抜けを見ています。

右上に、薪ストーブの煙突も見えています。

上部の窓は、すべり出しサッシで、チェンで開閉します。

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ロフトから見下ろしたところです。

以前の古家から取った、古材の梁の木組みが見えます。

●土壁

●外張り断熱(ネオマフォーム) 

●断熱サッシ(樹脂、LOW-E、アルゴンガス入り、東西のみ遮熱ガラス)

●基礎断熱

などで、ほぼ 次世代省エネ基準を満たしています。

CASBEEの判定は、Sクラス間違いなしと思っていますが、今度、判定してみますね。

大工さんが少し空けているので、内部は、まだまだですが、11月ぐらいには 完成するでしょう。

楽しみですね~  

2009年8月 7日 (金)

土壁で外張り断熱の家  外壁板張と塗料について

久々に、現場へ行ってきました。

現在、外壁板を張っています。

バトン(大谷塗料)のダークブラウン色ですが、シックですごくいい感じになっていました。

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土壁の施工後に 外張断熱材(ネオマフォーム)を張り、通気胴縁をを取り付け後、杉板の相ジャクリ板を横張りしています。

この杉板は、もちろん自分の山の木です。

施主ご夫婦が板を張る前に、バトン塗料を表裏、2階塗りされています。

一度刷毛で塗ってからウエス(布)で拭き取りしているので、むら無くきれいに塗れていました。

奥様は、がんばりすぎて 腱鞘炎になりそう、と おっしゃられていましたが、足らなかった南面外壁の杉板も今日、持ってきてあったので、また 塗られるそうです。

ドイツ製の自然塗料も良いのですが、高い。(バトンはドイツ製自然系塗料の1/3程度。)

この バトン塗料は塗りやすく、自然系の油が主原料なので、素人の方でも安心して扱え、耐候性も良いです。

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こちらは、玄関側。

ここに、ポーチ庇と連続して端まで 庇がつきます。出は柱まで1500、それに軒が800ほど出ます。

外張り断熱を切らないために、板の上からタルキ受けを取り付けます。

この家は、1階部分を板張りとしたので、塗装の塗りなおしやメンテナンスは、脚立足場で自分たちでできます。

2階(ロフト)部分は、左官仕上げとなります。

汚れ易い破風板は、ガルバニウム鋼板で覆いました。

また、一番上の軒天もガルバで、なるべく メンテナンスフリーになるように心がけました。

外部はだいぶできましたが、これからしばらく、現場を空け、秋口から、内部の仕上げに移って行きます。

施主さんのお話によると、内部の温度・湿度が、ほとんど一定だそうです。

冬が来るのが、待ち遠しいと 奥様もおっしゃられていました。

私も 楽しみです。

2009年6月27日 (土)

土壁で外張り断熱の家  断熱サッシについて

あれから、3週間経ちます。

この敷地は、次世代省エネ基準のⅣ地域なんですが、冬の豪雪(1.5mの積雪量)を考えて、Ⅲ地域並の仕様を基準にしています。

断熱サッシがつきました。

リビングの東面の窓から、遠くに山が見え、いい感じです。

下の窓は、すぐ近くの田んぼが小高くなっていて土手が見えるだけなので、吹き抜けにFIXをつけて 正解でした。

サッシ周りの気密テープも一部施工されていました。

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断熱サッシはアルミと樹脂の複合サッシで、ガラスはLOW-E複層ガラス。

アルゴンガス入りです。

断熱にこだわるなら、少々高いですが、これですね。

この家は、敷地の関係で東と西に大きな窓があるので、東西面だけ、遮熱LOW-Eガラスにしました。

LOW-Eだけだと、日射を40%カットで、遮熱LOW-Eガラスだと、60%カットだそうです。

しかも、外から見たら、あんまり中が見えないので、この家のような上部が斜めのFIXには、カーテンやブラインドが付けにくいので、丁度良かったです。

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外張り断熱の場合、柱の外側に断熱材と同じ厚みの受け材を取り付けて、それにサッシをつけるのですが、アルゴンガス入りのLOW-Eガラスは、とても重いので、大きな掃き出しサッシは下がってくるような感じです。

掃き出しサッシの下部には、補強を入れるように お願いしました。

ウッドデッキのあるところは、それに乗せるようになるので、今は仮補強でよいのですが、それ以外のところは、基礎を膨らますなど、しっかりした補強が必要です。

今日は、左官さんが内部の土壁(裏返し)を施工されていましたが、昼で完了されました。

コンセントボックスや、スイッチボックスも、つけられていました。

これで、しばらく乾かして、乾いたら、外部に断熱材(フェノール樹脂)を取り付けます。

内部の基礎面にも 断熱材を貼って行きます。

通常、基礎断熱は型枠に取り付けて、コンクリートを打つことが多いのですが、ここは、施主さんが自分で貼られるそうです。

薪ストーブの後ろの壁のレンガも自分で積まれる予定だし、外壁の板の塗装もご夫婦でされています。もちろん、まだ、取付けていませんが。

外張り断熱材の1番下の受け材も、シロアリ防除のエコパウダーを4面塗ってから、大工さんに付けてもらってくださいと、お願いしました。

できることは自分たちでされるので、結構、セルフビルドです。

塗料や材料の選び方や買い方、施工の仕方は、私が指導しています。

なるべく、素人でも扱いやすく、自然系のものを選んでいます。

大工さんもすごく協力的なので、助かっています。(前もって木材等を持ってきてくれたり)

こうやって、ご自分で手をかけられると、ローコストにもなるし、ずいぶん愛着が沸くことでしょう。

いろいろとこだわりを持ってされているので、いい家になりそうです。

2009年6月 7日 (日)

土壁で外張り断熱の家 土壁の表側塗

棟上して3週間経ちました。

土壁の表側(外壁外面)が塗られています。

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明日から、大工さんが入り、サッシ枠を入れて、サッシ周りの土壁も作るそうです。

それが乾いたら、今度は裏返し塗り。(室内側を塗る)

土壁の家は通常とは違い、土壁が乾くのに時間がかかります。

夏でも、最低2ヶ月は現場を空けて、土壁を乾かさないといけません。

しかも、この家は外張り断熱。

外壁の室内側は呼吸しますが、室外側は、断熱材施工後は気密になるため、乾かせません。

外に断熱材を張る前に、気密のための発泡フォームも施工しなければならないし、サッシ周りには気密テープも施工します。

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力強い丸太の中通しと、それを支える丸太の柱。

これが、リビング・ダイニングのほぼ中央になります。

天井の登り梁・ぶ厚い杉の野地板も、完成後も このまま見えます。

屋根には、薪ストーブの煙突もつけられていました。

この段階で、電気配線工事や、換気扇工事なども施工しないといけません。

(天井配線は、屋根仕舞い前に施工済)

さて、どんな仕上がりになるか、楽しみです。

ところで、野鳥のキセキレイのヒナは、もう完全に巣立っていなくなったそうです。

「全然、帰っても来ない」と施主さんが寂しそうに話されていました。

野鳥の巣立ちは、早いですね。

巣はもぬけのカラになっていました。

でも、無事巣立って良かった良かった。

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