銀山温泉と蔵王 冬の旅②
2日目。
蔵王温泉に到着。
去年10月にも来ているので、食事の美味しかった同じ宿に!
今のところ、青空もチラッと見えて、中間のロープウエイ駅も見えます。
夜は、樹氷のライトアップをしているので、それを見に行きます。
早めに夕食をとって、蔵王ロープウェイ乗り場へ。
このロープーウェイ。ちょっと高い(往復3500円)けど、誰でも標高1660mに連れて行ってくれます。
天気は強風が吹いているので、いつもより1時間以上早い7時半で終了されるとか。
大丈夫かなあ?途中で止まったりしない?
「てんくら」で、何度も予報を見るけど、標高1500m付近は、風速15m、気温マイナス14度とか書いてあるし・・・
私たちは、冬山装備の厳冬期用を着こみ、カイロなんかも貼り付けて、いざ!
寒いのに、観光バスも何台も来ていて、観光客も結構並んでいます。
重装備の私たちに比べたら「そんな格好で大丈夫ですか?」と言いたくなるような軽装の人もおられる。
上着はダウン着てるけど、下はジーンズとか、ロングスカート!とか。
さて。
ロープーウェイの中は真っ暗。
外の樹氷はたまに、灯りがある程度。ほとんど真っ暗。
途中の樹氷高原駅で乗り換えて、もう少し小型のゴンドラに乗り込みます。
20分ほどで、山頂駅到着。
さむ~い!!
風は横殴り!
でも、樹氷モンスターは見られました。
マイナス14度に、風速15mって、体感温度はマイナス29度⁉
今までに経験したことのない寒さです。
私はデジカメだけど、友人たちはスマホなので素手にならないとシャッターが押せない!
手袋+オーバーミトンを外すと、手が凍傷になるんじゃないか⁉というぐらいの冷たさ。
顔は、ほとんど目の周りしか出てないのに、風が当たって「痛い!」
団体観光客は、あっという間に退散したみたいです。
私たちは駅の屋上の展望台に登ってみたけど、横殴りの風で「無理!」「降りよう!」ということで下山することに!
ここで、暖かかったのは地下のトイレ。
暖房は効いてるし、暖房便座だし!
中腹の樹氷高原駅まで降りれば、風はそれほどでもないんですが。
3日目。
どうか、風が止んでいますように!
晴れてるじゃないですか!
これは、期待できるかも?
平日なのに、大勢の観光客やスキー・スノボ客。
40分ぐらい並んだでしょうか?
ロープーウェイから見える景色は、ガラス細工のような美しい霧氷たち!
感動のうちに樹氷高原駅へ到着。
ここで、小型のゴンドラに乗り換え。
ぐんぐん高度を上げて行きます。
周りがモンスターになってきました。
そうしていると、山頂駅に到着しました。
周りはこんな感じ。
大きなお地蔵さんも雪の中、
頭だけ掘り出してありました。
お賽銭箱も雪の上に。
秋に来たときはこんな感じ。
お地蔵さんの高さは2.34mあるんです。
それが、雪の中。
つまり、積雪は2.5m以上はあるということですね。
さて、山頂駅からすぐの地蔵山(1,736m)に登ります。
秋に来たときは、片道20分ぐらいでした。
初めは、とりあえず、ツボ足で。
風が強いので、雪が吹き飛ばされるからそんなに積雪(新雪)はなく、
沈むことはなさそうなので、ワカンは宿に置いてきています。
なので、途中から、軽アイゼンを付けました。
軽アイゼン付けると、滑らないから、快適に歩くことができました。
面白い形のモンスターがいっぱいあって、なかなか前に進めません。
空はだんだん、青空になってきました。
地蔵山到着。
蔵王山頂の熊野岳はここから1時間ぐらいですが、ガスの中だし、迷ったら危険なのでやめました。
秋に登っているし。
モンスターもいっぱい!
ガスが晴れてきました。
素晴らしい!
遠くに見えるのは太平洋。宮城県側です。
こんなに見えたら、言うことはありません!
今日は、風があまり吹いてないので、マイナス9度ぐらいだったけれど、体感温度もそれぐらい。
なので、ゆっくり観賞することができました。
ロープーウェイ駅の展望台の階段室の中でお昼を食べて、名残惜しいけど、下山しましょう。
途中の樹氷高原駅横のレストハウスでコーヒータイム。
周りはスキーやスノボを楽しむ人たち。
外国人(主に白人)が多いのにびっくり。
美味しそうなトマト料理(ピザやパスタ)のレストランだったので、ここで食べたら良かった!
*
2時半過ぎに下山してみると、ロープーウェイ山麓駅にはまだまだ観光バスがいっぱい!
昨夜泊まった宿へ荷物を取りに行ったら、着替える場所も、温泉も提供してくださって
嬉しかったです。
それから、バスセンターまで送っていただき、仙台行の高速バスに乗り込みました。
ここ(蔵王温泉バスセンター)で、マイナス6度ですね。夕方4時半だけど。
その日は、仙台の素敵なシティホテルに泊まって、夜は美味しいお寿司を食べて
大満足の東北・冬の旅を終了しました。
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