設計から棟上げまで ~丘に建つシンプルな平屋
10年来の山友から、娘さんご夫婦の家を設計してほしいと、ご依頼をいただきました。
最初に現場を見に行ったのは、去年の6月半ばでした。
周りの環境や方角など、大事な要素を確認して、設計します。
ご要望は、シンプルな平屋。
土地は広々としていて、割と広い道路に面していて、でも、静かな環境。
近くに公園もあります。道路側は南西になります。
秋にプランが決まり、実施設計へ。
図面を作成して、施主さまご夫婦と打ち合わせし、了承されてから、工務店と打ち合わせ。
予算と照らし合わせながら、若干の設計変更もありました。
確認申請をして、融資のことも決まり、着工できるようになったのは1月半ばのことでした。
1月21日に地鎮祭をしました。
配置が決定したので、地盤調査を行いましたが、非常に硬い。
地盤は良好で、特に地盤改良や杭等は必要ありませんでした。
着工しようとしたら大寒波からの過去最大の積雪の大雪で、しばらく足止め。
道路から水道や下水道の取り出し工事を行い、やっと基礎にかかれたのは、
2月も半ばを過ぎようとしていました。
2月25日 鉄筋検査。
きちんと、配筋ができていました。
その後、コンクリートを打ち、立上りも打って基礎が完成。
寒い時期なので、十分な養生期間を取り、いよいよ棟上げです。
棟上げの日は、WBCの決勝の日です。
でも、2日前まで完全に雨予報。
建て初めだけして、来週から本格的に始めるかな?と思っていたら、
なんと、奇跡的にこの日だけ、晴れ予報に変わりました。
良かった~。
*
朝、9時40分ぐらいに行ったら、このような状態。
柱、桁、梁、母屋までできていました。
そして、曇り空がだんだん、晴れてきました。
構造材は杉です。
もう、羽子板ボルト等、金物も取り付けられています。
今度は、レッカーでタルキを吊り上げています。
晴れると日差しが暑い!
タルキは45×105。
少し大きめで、母屋を飛ばしています。
私は、この、魚の骨状態になったときが好き。
こんな景色は2度と見られません。
ハナカクシの下地を取り付けています。
屋根の下地板(コンパネ)が、打たれています。
屋根の下地板が南半分打たれたところで、昼食タイムになりました。
昼までに、こんなにできるなんて!
2時過ぎには、屋根下地がほぼ完成。
しっかりできてますね~
柱の下部や上部のコーナー金物を打ったり、妻の三角部分の外壁下地を取り付けたりしています。
外壁下地は EXボードハイパーです。(耐力壁用の下地材)
棟換気のために、屋根下地合板の棟部分を少し隙間を空けています。
3時過ぎに板金屋さんがやってきて、屋根下地のルーフィングを敷いています。
空は、雲一つない青空ですが、明日は1日雨予報。
なので、この上にブルーシートを敷きます。
壁も、雨が入らないようにブルーシートで覆いました。
5時に本日の作業は終了しました。
私の山友であるお母さんやおばあちゃんも見に来られて、記念撮影。
内部に入って、間取りの説明などしました。
今まで図面でしか見ていなかったので、実感がわいたと思います。
小住宅ですが、「意外に広いな」と思われたことでしょう。
完成が待ち遠しいですね。
お施主さまご家族が、この家で幸せに過ごせますように。
完成まで、精一杯、お手伝いさせていただきます。
ありがとうございました。💕
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