オープンハウスその2 リビングキッチン~居心地の良い家を求めて
前回、ブログを書いてから、あっという間に2ヶ月近く経ってしまいました。
我が家のリビングキッチンを紹介します。
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まず、玄関から入ると、いきなりのキッチンカウンター
今、はやりのアイランドキッチン、オープンキッチンではありません。
アイランドキッチンというのは、壁にくっついてないキッチン。部屋の中に島のようにあるキッチン。
うちは、ペニンシェラ(半島)型キッチンです。
レンジフードが外壁にくっついています。
これだと、直接、外部に排気できる。
オープンキッチンというのは、カウンターが無く、カウンターがあっても低く、流しの反対側から見て、キッチンの天板が丸見えのもの。
いきなり、入ってきて流しが見えるのは、ちょっと・・・と思ったんです。
なので、カウンター高さを1030にして、反対から見ると、流し(キッチン)の天板が見えない。
手元が隠れるタイプです。
いつも流しの中に洗い物が残ってなくて、美しければいいんですが、
そうならないことも多いし、やはりちょっと隠したかった。
家はショールームじゃないので、いつも完璧に片付けるのは結構、大変。
いろんなものをつい、置いてしまう。
なので、カフェみたい(?)になりました。
カウンターは桜の1枚板です。
キッチンの材質に合わせて、探しました。
本来なら、ここに、ダイニングテーブルを置けば良いのでしょうが、そうすると、食事のたびにぐるっと回らないといけない。
子どもでもいたら、それもいいかもしれないですが、少人数の家庭では、結構、面倒なんです。
カウンターに料理を置いて、反対から取ってもらったり、食べた後の食器をカウンターに乗っけて反対から取る、という作業が。
だから、ここにテーブルを置くことはやめて、無駄に広い空間?になりました。ま、いいけど。
キッチンから横移動でテーブルに行けるのが便利だし、動線も短い。
その代わり、カウンター下にたっぷりの収納が取れました。
た~くさん、入ります。
調味料類や、乾物、インスタントラーメンやパスタ、レトルト、常備薬やタッパー、水筒やお弁当箱等
右のガラリの開き戸は床下エアコン置き場。
まだ、つけてないので 今はロボット掃除機を入れてます。
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と言っても、我が家のリビングキッチンは広くないので、
ダイニングとリビングを一体にして、リビングダイニング用の家具を置きました。
食事をした後、そのままここでくつろぐので、テーブルの高さは通常より5センチ低い65センチです。
ソファーで食べて、そのままくつろげます。
奥の和室との間の間仕切りは普段、開けて広々と使っていますが、建具を閉めるとこんな感じ。
キッチンは、対面側にテーブルを置かず、横並びに配置しました。
この方が動線が良いです。
もうひとつ良かったなと思ったのは、キッチンで料理や片付けをしながらテレビが見えること。
天井は、杉板の野地板化粧仕上げで、大きなタルキもそのまま見える。
その上に外張り断熱のフェノバボード。
さらにその上に、45mm角の荒タルキがあり、その間が通気層になっていて 棟換気で抜いています。
荒野地板の上はゴムアスルーフィング下地の平板瓦葺きになります。
テーブルはイチョウの一枚板を安く譲ってもらったのですが、1枚が700×2300も有り
そんなに広い部屋ではないから、このままでテーブルを作ってしまうとキッチンとテーブルの間が通れなくなるので
既製品のテーブルを参考に1100×1100の正方形にしました。
2300の長さを半分に切り、横を剥いでもらったのです。
テーブルの足は、少し中に入れてもらいました。
こうすると、足が邪魔になりません。
このテーブルだと、各辺にふたりずつ座れるので、全部で8人でテーブルが囲めます。
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さて、キッチンですが、これは、無垢の木で作るオーダーキッチン屋さんのKitoBitoさんにお願いしました。
(この前、うちのキッチンを記事にしてくださいました。)
やっぱり、KitoBitoのキッチンは素敵!
うっとりします。
サクラ材のキッチンで、天板はステンレスバイブレーション仕上げ。
初めは、キッチンメーカーでも見積もりを取ったんですが、どうも、制約が多すぎて思うようにできない。
古い家で使っていた食洗機は交換して2~3年しか経ってないのでこれを使いたい。
位置はシンクの右が良い。
でも、そうすると、シンクの右に450ほどスペースが必要で、シンクの左の調理スペースが小さくなってしまう。
ならば、シンクの下に入らないか?
面材はつけてなかったので、色が違いますが、将来また交換時には、サクラを入れましょう、とのこと。(色は違うかもしれないけど)
奥行きは余裕があったので、通常650のところを700にしています。
キッチンの周りはタイル(サンワカンパニーの輸入タイル)で、目地はINAXの「スーパークリーンキッチン」
油が染み込まない、掃除がしやすい目地を指定しました。
こだわったのは、コンロの左の引き出し。
このままだと、みりんの1.8リットルのボトルが入らないと言われて、いや、そこは入れたいからとサイズを広げてもらいました。
後、コンロの下の引き出しも上は鍋、下は26センチのフライパンを立てて収納したい。
そのために、蹴込みの高さが120あったのを、フライパンを入れるために70に変更。
そんな、細かい打ち合わせを、KitoBitoさんとして、私のわがままを聞いてもらいました。
なので、図面もたびたび訂正しました。
上の引き出しには、さとう、しお、片栗粉、小麦粉、小瓶の塩、ブラックペッパー(ミル付)、七味が入っています。
下の引き出しには
料理酒、みりん、ごま油、しょうゆ、酢、オリーブ油、サラダ油など、冷蔵庫に入れなくても良い液体調味料を。
まだ、少し余裕があります。
私は、これだけあれば、普通の料理はできるので、OKです。
隣のコンロ下の上の段には
普段、よく使う鍋類。その下には、フライパン、卵焼き器、てんぷら鍋と調理器具。
これだけ入れば充分です。
それから、食器棚も私が図面を書いて試行錯誤して
テーブルの天板以外と食器棚は西粟倉の桧製で、昔からつきあいのある棟梁にお願いしました。
(この家を建てた棟梁とは別の人)
もう、年齢的に大きな家は建てないけど、図面を描けば、家具類は作ってくださいます。
引き出しや建具は建具屋さん、スライドレールは、ドイツのブルム社の高性能のもの。
耐荷重30kgだったっけ?
ちょっと高価だけど、最後がシューっと入るし、ドイツ製は狂わない。
これは、KitiBitoさんにお願いして入れてもらいました。
KitoBitoさんのキッチンは、全部、このスライドレールなので。
よく使う食器は下の引き出しに入れました。
一番上にカトラリー類
向かいに食洗機があるので、洗い終わった食器を収納するのが、近くて簡単!
これは、良かった。
後は、炊飯器はスライド式の台の上で、使わないときは奥に入れます。
(私はご飯は、週に1度まとめて炊いて冷凍するので)
その下は分別ゴミ箱置き場です。(プラごみと可燃ごみ)
レンジフードは、どうしても欲しかったクリナップの洗エールレンジフードにしました。
お湯を入れるとシロッコファンを自動洗浄してくれます。
これは、とても良かったです。
洗うタイミングも教えてくれるし。
この反対側に勝手口を兼ねた、パントリーがあります。
じゃがいもや玉ねぎ等、食料品だけではなく、資源ごみの置き場にもしています。
後、大きなやかんや、ホットプレート等も。
生ゴミは外ですけどね。
土間は、玄関タイルの色見本に取り寄せたのが余っていたので、
モルタル予定だったけどタイル屋さんに貼ってもらいました。
リビングの片隅には、パソコンコーナーもあります。
天井が高いので部屋の大きさの割には広く見えます。
私の癒しのリビングキッチンです。
先日、友達と食事会をしました。
持ち寄りだったけど、サラダや揚げ物は作りました。
みんなでワイワイ料理するのも、と~っても、楽しかったです!
つづく
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