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恵 建築デザイン事務所

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2021年9月

2021年9月 9日 (木)

オープンハウスその2 リビングキッチン~居心地の良い家を求めて

前回、ブログを書いてから、あっという間に2ヶ月近く経ってしまいました。

我が家のリビングキッチンを紹介します。

まず、玄関から入ると、いきなりのキッチンカウンター

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今、はやりのアイランドキッチン、オープンキッチンではありません。

アイランドキッチンというのは、壁にくっついてないキッチン。部屋の中に島のようにあるキッチン。

うちは、ペニンシェラ(半島)型キッチンです。

レンジフードが外壁にくっついています。

これだと、直接、外部に排気できる。

オープンキッチンというのは、カウンターが無く、カウンターがあっても低く、流しの反対側から見て、キッチンの天板が丸見えのもの。

いきなり、入ってきて流しが見えるのは、ちょっと・・・と思ったんです。

なので、カウンター高さを1030にして、反対から見ると、流し(キッチン)の天板が見えない。

手元が隠れるタイプです。

いつも流しの中に洗い物が残ってなくて、美しければいいんですが、

そうならないことも多いし、やはりちょっと隠したかった。

家はショールームじゃないので、いつも完璧に片付けるのは結構、大変。

いろんなものをつい、置いてしまう。

なので、カフェみたい(?)になりました。

カウンターは桜の1枚板です。

キッチンの材質に合わせて、探しました。

 

本来なら、ここに、ダイニングテーブルを置けば良いのでしょうが、そうすると、食事のたびにぐるっと回らないといけない。

子どもでもいたら、それもいいかもしれないですが、少人数の家庭では、結構、面倒なんです。

カウンターに料理を置いて、反対から取ってもらったり、食べた後の食器をカウンターに乗っけて反対から取る、という作業が。

だから、ここにテーブルを置くことはやめて、無駄に広い空間?になりました。ま、いいけど。

キッチンから横移動でテーブルに行けるのが便利だし、動線も短い。

その代わり、カウンター下にたっぷりの収納が取れました。

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た~くさん、入ります。

調味料類や、乾物、インスタントラーメンやパスタ、レトルト、常備薬やタッパー、水筒やお弁当箱等

右のガラリの開き戸は床下エアコン置き場。

まだ、つけてないので 今はロボット掃除機を入れてます。

と言っても、我が家のリビングキッチンは広くないので、

ダイニングとリビングを一体にして、リビングダイニング用の家具を置きました。

食事をした後、そのままここでくつろぐので、テーブルの高さは通常より5センチ低い65センチです。

ソファーで食べて、そのままくつろげます。

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奥の和室との間の間仕切りは普段、開けて広々と使っていますが、建具を閉めるとこんな感じ。

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キッチンは、対面側にテーブルを置かず、横並びに配置しました。

この方が動線が良いです。

もうひとつ良かったなと思ったのは、キッチンで料理や片付けをしながらテレビが見えること。

 

天井は、杉板の野地板化粧仕上げで、大きなタルキもそのまま見える。

その上に外張り断熱のフェノバボード。

さらにその上に、45mm角の荒タルキがあり、その間が通気層になっていて 棟換気で抜いています。

荒野地板の上はゴムアスルーフィング下地の平板瓦葺きになります。

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テーブルはイチョウの一枚板を安く譲ってもらったのですが、1枚が700×2300も有り

そんなに広い部屋ではないから、このままでテーブルを作ってしまうとキッチンとテーブルの間が通れなくなるので

既製品のテーブルを参考に1100×1100の正方形にしました。

2300の長さを半分に切り、横を剥いでもらったのです。

テーブルの足は、少し中に入れてもらいました。

こうすると、足が邪魔になりません。

このテーブルだと、各辺にふたりずつ座れるので、全部で8人でテーブルが囲めます。

さて、キッチンですが、これは、無垢の木で作るオーダーキッチン屋さんのKitoBitoさんにお願いしました。

(この前、うちのキッチンを記事にしてくださいました。)

やっぱり、KitoBitoのキッチンは素敵!

うっとりします。

サクラ材のキッチンで、天板はステンレスバイブレーション仕上げ。

初めは、キッチンメーカーでも見積もりを取ったんですが、どうも、制約が多すぎて思うようにできない。

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古い家で使っていた食洗機は交換して2~3年しか経ってないのでこれを使いたい。

位置はシンクの右が良い。

でも、そうすると、シンクの右に450ほどスペースが必要で、シンクの左の調理スペースが小さくなってしまう。

ならば、シンクの下に入らないか?

面材はつけてなかったので、色が違いますが、将来また交換時には、サクラを入れましょう、とのこと。(色は違うかもしれないけど)

奥行きは余裕があったので、通常650のところを700にしています。

キッチンの周りはタイル(サンワカンパニーの輸入タイル)で、目地はINAXの「スーパークリーンキッチン」

油が染み込まない、掃除がしやすい目地を指定しました。

 

こだわったのは、コンロの左の引き出し。

このままだと、みりんの1.8リットルのボトルが入らないと言われて、いや、そこは入れたいからとサイズを広げてもらいました。

後、コンロの下の引き出しも上は鍋、下は26センチのフライパンを立てて収納したい。

そのために、蹴込みの高さが120あったのを、フライパンを入れるために70に変更。

そんな、細かい打ち合わせを、KitoBitoさんとして、私のわがままを聞いてもらいました。

なので、図面もたびたび訂正しました。

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上の引き出しには、さとう、しお、片栗粉、小麦粉、小瓶の塩、ブラックペッパー(ミル付)、七味が入っています。

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下の引き出しには

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料理酒、みりん、ごま油、しょうゆ、酢、オリーブ油、サラダ油など、冷蔵庫に入れなくても良い液体調味料を。

まだ、少し余裕があります。

私は、これだけあれば、普通の料理はできるので、OKです。

隣のコンロ下の上の段には

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普段、よく使う鍋類。その下には、フライパン、卵焼き器、てんぷら鍋と調理器具。

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これだけ入れば充分です。

それから、食器棚も私が図面を書いて試行錯誤して

テーブルの天板以外と食器棚は西粟倉の桧製で、昔からつきあいのある棟梁にお願いしました。

(この家を建てた棟梁とは別の人)

もう、年齢的に大きな家は建てないけど、図面を描けば、家具類は作ってくださいます。

引き出しや建具は建具屋さん、スライドレールは、ドイツのブルム社の高性能のもの。

耐荷重30kgだったっけ?

ちょっと高価だけど、最後がシューっと入るし、ドイツ製は狂わない。

これは、KitiBitoさんにお願いして入れてもらいました。

KitoBitoさんのキッチンは、全部、このスライドレールなので。

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よく使う食器は下の引き出しに入れました。

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一番上にカトラリー類

向かいに食洗機があるので、洗い終わった食器を収納するのが、近くて簡単!

これは、良かった。

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後は、炊飯器はスライド式の台の上で、使わないときは奥に入れます。

(私はご飯は、週に1度まとめて炊いて冷凍するので)

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その下は分別ゴミ箱置き場です。(プラごみと可燃ごみ)

レンジフードは、どうしても欲しかったクリナップの洗エールレンジフードにしました。

お湯を入れるとシロッコファンを自動洗浄してくれます。

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これは、とても良かったです。

洗うタイミングも教えてくれるし。

この反対側に勝手口を兼ねた、パントリーがあります。

じゃがいもや玉ねぎ等、食料品だけではなく、資源ごみの置き場にもしています。

後、大きなやかんや、ホットプレート等も。

生ゴミは外ですけどね。
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土間は、玄関タイルの色見本に取り寄せたのが余っていたので、

モルタル予定だったけどタイル屋さんに貼ってもらいました。

リビングの片隅には、パソコンコーナーもあります。

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天井が高いので部屋の大きさの割には広く見えます。

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私の癒しのリビングキッチンです。

先日、友達と食事会をしました。

持ち寄りだったけど、サラダや揚げ物は作りました。

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みんなでワイワイ料理するのも、と~っても、楽しかったです!

 

                  つづく

 

 

 

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