樹氷(霧氷)の森 ~西毛無山縦走
久々に美しい樹氷(霧氷)の山を歩いてきました。
新雪が降ったばかりの日。
平日とあって、駐車場には一台しか車がなく、西毛無山へ向かっているようだ。
私たちは、まず毛無山を目指し、田浪の登山口を9:40に出発。
新雪が降ったばかりで、足跡がほとんどない。
かすかに残った足跡をたどりながら、時々、スマホの登山地図で現在地を確認しながら登山道を辿る。
このあたりは、長いこと雪が降らなかったようで、アイスバーンの上に新雪は15センチぐらいかな?
急なところでは、新雪はグリップも効かないし、サラサラと崩れ、結構、手こずる。
周りは、粉雪が舞っていてガスもあり、幻想的な雰囲気。
少しずつ高度を稼いで行く。
12:30 やっと、山頂直下の避難小屋に到着。
西毛無山方向から先に出発していた登山者たちは、昼食を済ませて出るところだった。
彼らはこれから白馬山経由で下山するそう。
私たちは寒さに震えながら、おにぎりとカップ麺の昼食の後、ホットコーヒーとチョコレートで一息つく。
ここの避難小屋は、窓は閉まるのだけど、足元が空いていて、雪が吹き込む。
ぐるりとついているベンチもうっすらと雪が積もっていた。
冬の避難のことを考えたら、足元も閉じて欲しい・・・新庄村さんお願いします・・・。
13:15 山頂着。
天気が良いと大山も見えるのだが、今日は無理みたい。
手袋を2重にしていても手先が冷たく感覚が無くなっているので、自分の首に手をあてて温める。
インナー手袋を替えの手袋に交換する。
手元の温度計で気温-4度。
だけど、風が強く、体感温度はもっと低いかもしれない。
周りを見ると木々の枝には、霧氷が・・・。
さて、先を急ごう。
急傾斜を降りると、広場のような場所に出る。
周りの木々は全て、霧氷の森だ。
周りの景色に見とれて、なかなか先へ進めない。
なんて、美しいのだろう。
ゆるやかな坂を登る。
新雪でフカフカしてて、キシキシと粉雪の音がする。
いつも、大きな雪庇が出来る場所に来た。
この横を歩いて行く。
14:20 西毛無山到着。
私の入ってる山の会の大先輩が、樹林帯の中にある木に札を取り付けられたんだよね。
さあ、後は、登りはあまりないはず。
下ります。
ここから、左のところの急傾斜を降りる
なんだか、空が少しだけ明るくなってきた。
木々はまだまだ霧氷の森。
あ、青空が見えた!
なんてキレイ!
思わず、寝転んで写真撮りまくり!
後で思うとこれがいけなかった。
15分ほど下山したとき、スマホがないことに気づく。
あの、寝転んで写真撮ったところだ!スマホでも撮ったから。
同行者に告げて、今降りてきた坂道を登り返す。
下山は15分でも登りは倍ぐらいかかる。
しかも、サラサラの粉雪で、なかなか登れない箇所もある。
やっと、さっきの場所に来て、赤いスマホ発見!
良かった~。
同行者も心配そうに待っていてくれた。
ごめんなさい。
それからは、慎重に写真もあまり撮らず、黙々と下山。
下山は16時でした。
体も冷えているので、湯原温泉でゆったりと温まり、ホカホカの気分で感動の山行を終了しました。
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