インナーバルコニーを趣味室に!
ここは、私が16年前、設計事務所を始めたばかりの頃設計したお宅。
同居の娘さん御夫婦が、趣味の部屋を作りたいとのご要望。
屋根のある2階のバルコニーを仕切って、趣味室にすることになりました。
サッシは、10年以上前に取り付けていました。
娘さんは手芸や手作りが好きで、そのお部屋が欲しいとのこと。
バルコニーは、天井がある部分(3畳大)と、アクリルパネルで屋根を作っている部分(6帖大)で、9畳大の大きさでした。
床は、杉のウッドデッキですのこ状だったので、これをバラして下地を作ります。
厚みが30ミリの板だったので、下地として充分使えます。
防水したバルコニーの上に、すのこを置いてあるだけだったので、床は外(手すり)に向けて水勾配が取ってありました。
部屋にするんだったら、床が傾いていたらダメなので、調整しながら床を水平に張っていただきました。
床には断熱材を入れます。
この上に杉のフローリングを張ります。
壁は桧板を張って。
作業台と棚を作成中。
作業台には、リボス社のクノス白木を施主さんに塗っていただきます。
普通のクノスより濡れ色にならず、塗ったように見えないのに、しっかり撥水します。
(水をこぼして、実験してみました。)
さて。
間仕切りに断熱材を入れて、外側は杉板。
塗装は、張る前に、表裏とも、ご家族で子ども達といっしょに水性バトンを塗られました。
中の、作業台と棚も完成しました。
遮熱のブラインドをつけて
完成です。
杉板の床は、米ぬかから作った、キヌカを塗っていただきました。
アイロン台やミシンなど、置かれていました。
今は、夏用のクールマスクを製作中ですって。
バルコニー側の壁は・・・
素敵ですね。
間仕切りをしたおかげで、ここの洗濯物干し場、雨の日等も
乾燥機がよく効き、早く乾くようになったそうです。
良い仕事をさせていただきました。
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