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恵 建築デザイン事務所

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2019年10月19日 (土)

撤去工事と基礎工事

初めて、施主ご夫婦が事務所に来られたのは、3月のことでした。

築50年の住まいの大規模なリフォームのご依頼で、設計がほぼできたのが6月。

それから、紆余曲折あり、9月初旬から分離発注方式で、施工することになりました。

P9071840

天井を撤去。

初めて、梁の様子が見えてきました。

ここはリビング予定の場所です。

高さを測って、どんな天井にするか、考えます。

一応、設計図はありますが、そのとおりにできるかどうか・・・?

下の写真はダイニング予定の場所の天井を取ったところです。

できるだけ、明るくしてほしいとのご希望なので、

ここは、勾配天井にしてトップライトを入れたらどうか、と提案。

北面なので、外に隣接した背の高い雑木林もあり、

夏、トップライトから日差しが入って暑い、という心配もなさそう。

P9131890

ここは、キッチン+書斎(奥さまの仕事スペース)なので

こんなイメージ

トップライトで少しでも明るくしたい。

Scan0517

下は水回りの撤去がほぼ終わったところ

P9141799

腰にブロックを積んでいるために角柱が取れない。

柱を取ると屋根が落ちてしまう・・・。

でも、角に耐力壁を作りたいので、鉄筋コンクリート製の基礎を作りたい。

ここは、基礎屋さんにお願いしましょう。

途中、解体屋さんが現場を空けたので、その間に基礎屋に入ってもらう。

北~西の外壁に、現在、柱が1本もない。

ポストだけで持たせています。

今、地震がきたらどうしよう・・・

写真はアンカーボルトをセットして、レベラーを施工した状態です。

Pa081984

今度、玄関土間になる部分にワイヤーメッシュを施工

Pa121860

6帖ぐらいある広い玄関で、ここに薪ストーブを置く予定。

10月半ば。

台風の強風に備えて、予定より少し早く大工さんに来てもらい、

柱を立てて仮筋交いで補強してもらいました。

これで、ちょっと安心。

Pa161892

今度は、左官さんに入ってもらって、浴室周りにブロックを積みました。

Pa181866

ここは、在来工法の浴室(ユニットバスではない)で、しかも薪を焚くお風呂です。

昔の五右衛門風呂のような・・・

といっても、長方形のホウロウ浴槽ですが。

私が仕事を始めた 35~40年前は、田舎では時々やっていましたが、

住宅会社の設計部だったので、現場に出ることが少なく、

実際に施工するのを見るのは初めてかもしれない。

軒が低いので、天井は勾配天井にしないといけない。

真上にある、梁を移動しないと、天井高が取れない。

ちょうど、その梁の上に継ぎ手があるから、どう、補強しようか、大工さんと相談。

玄関土間には薪ストーブを置いて、家中を暖めたい、というご希望。

Scan0501

設計の段階のスケッチパースですが、天井はこのとおりにならないかもしれません。

リフォームは、予想外のことが起こります。

リフォーム範囲が広いので、新築と同等か、それ以上に時間がかかりそうですが、

施主さんご家族のご希望以上のものができるように、精一杯がんばらせていただきます。

 

 

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