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恵 建築デザイン事務所

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2019年9月

2019年9月 8日 (日)

滋賀県 佐川美術館へ

8月の終わり。

久々にMOKスクールを受講してきました。

2コマは、尊敬する構造家の山辺先生。

先生の講義は何度も聞いているのですが、実践や実験に基づいているので、本当に勉強になります。

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その後、懇親会にも出席し、この日は大阪泊。

翌日、以前から行ってみたかった「佐川美術館」へ。

琵琶湖のほとりにあります。

JR湖西線で堅田で下車し、バスで15分。

入口(門)で入場料千円を払い、敷地内へ。

設計・施工は竹中工務店です。

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美しい。

軒の深い和の建物です。

だんだん近づいて行くと・・・

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アプローチを渡り、建物の軒下にある回廊へ。

周りは、水を張った大きな池に浮かんでいるイメージです。

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ここの収蔵品である彫刻家 佐藤忠良氏の作品が屋外にも展示してあります。

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長い回廊を通り・・・

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玄関へ

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ロビーです。

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このときは、「名刀は語る」とい特別展が開催されていました。

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日本刀が武士の魂、というだけでなく、美術工芸品だということがよくわかりました。

1時間ほど見学したら 11時半になったので、館内のカフェへ。

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ここは、喫茶だけでなく、軽食もあるということは、調査済み。

混まないうちに、ランチです。

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比叡とろ湯葉そばをいただきました。

湯葉がだんだんとけて、食べてるうちに豆乳のようになりましたが、美味しかったです。

ガラス張りなので、中庭(水面)を見ながら、心落ち着く空間でゆっくり食事ができました。

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それから、楽吉左衛門の展示館である地下へ。

水面を見ながらアプローチを歩きます。

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向こうに、茶室の屋根が見え、葦が植えられていて

手前には箱のようなモノの上に屋根にガラスが置いてあり、水が張ってあります。

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これは、何なんだろう?と思いながら階段を降りていくと

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広いロビーに出ます。

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そして、光の射している方へ行って見上げてみると

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打ちっぱなしのコンクリートの上に先ほどのガラスの屋根が。

光がガラスの上に張られた水を通して揺らめいています。

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まるで、水の中にいるみたい。

光がゆらゆらと揺らめいている。

反対側をみると、大きな木材でできたベンチ。

ここまでは、美術作品ではないので 撮影可でした。

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夏なのに、ひんやりとした地下室で

少し暗めの照明は落ち着いて陶芸作品を鑑賞することができました。

次に、また1階に戻り、長い回廊を通ります。

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この美術館のコレクションである日本画の平山郁夫氏の絵をゆっくりと鑑賞。

続いて、彫刻家の佐藤忠良氏の作品も。

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最初に見た展示室と並行して、展示室があり、途中を渡り廊下で繋いだような設計です。

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全部見終わり、ロビーから外へ出ます。

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回廊と浅いプールとの間には溝があり、常に溢れた水がここに流れていってます。

水を常に循環させていて、プールに水苔などがつかないようにしているんでしょうね。

プールの中程にも彫刻作品が。

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私は、建物をじっくり見るために、プールの向こう側のテラスへ行きます。

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奥に見えるのは茶室で予約制で見学できますが、私の思いつきが遅く、今日は予約がいっぱいでした。

周りの木には、蝉が賑やかに鳴いていました。

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半分水面下にあるような茶室です。

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周りをぐるっと一周してみると、茶室に入るアプローチがありました。

もちろん、立ち入り禁止です。

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それから、プールの縁に沿ってある遊歩道を歩いて行くと

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先ほど見学した陶芸館(地下室)に降りる階段の上部のガラス張りの建物が見えてきました。

でも、そのへんまでで行き止まりだったので、Uターンして帰っていたら

小高いところに待合がありました。後ろはトイレのようです。

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そこのベンチに座って茶室を見ると

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ああ、こんな感じなのか。

周りは、うるさいぐらいの蝉時雨です。

でも、木陰だし、涼しい風が吹き抜けています。

周りの木には、早くも栗の実が。

秋を感じます。

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それから、美術館を右に見ながらアプローチを戻ります。

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そして、門のチケット売り場へ。

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広い駐車場もあるし、日曜日なので 人はどんどん来ていましたが、広いので混んでる感じはない。

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夏の終わりだったけど、風もあり、落ち着いた空間で、癒されます。

この建物と空間には、人々を癒す力があるように思いました。

その後、外のベンチでバスを待ち、堅田駅まで15分。

堅田駅から京都駅まで24分。

京都からは高速バスで帰途につきました。

 

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