大工さんの手刻みの確認~平屋風片流れの家
平屋風片流れの家は、大工さんの手刻みです。
私の設計する現場は、比較的、手刻みが多いのです。
私が、特にお願いしているわけではないのですが。
ひとり親方と仕事をさせていただくことが多い、ということもあります。
ここ数年でも、8割以上が手刻みかな?
一般的には、木造住宅の刻みはプレカットが8割以上という時代です。
でも、技術の継承のためにも、手刻みは残したい。
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先日、もう、刻みもそろそろ完了ということで、大工さんの木材加工場に行ってみました。
↓これは、柱のホゾですね。柱材は桧です。化粧材ではありません。
↓これは、梁の加工。横架材は杉です。
桧や杉は、地元・美作産材です。
タルキの欠き込みが施されています。
↓台持継ぎです。
↓胴差しですが、内部にボルト穴が。
これは、通し柱との仕口かな?
↓追っかけ大栓継ぎ。胴差しの仕口です。
↓2階の尾引。蟻掛けの仕口が。
↓こちらが雄の方。場所は違いますが。
↓これは土台の繋ぎかな?材料は桧。
火打梁ですね。
大工さんの加工場って、楽しい。
大工さんの技術が見られるから。
プレカットだとコンピュータに打ち込めば1日で加工が終わってしまいますが
大工さんの手刻みだと、1ヶ月弱。
時間的に余裕がないとできませんね。
もちろん、棟梁の腕も必要です。
おかげさまで、いい家になりそうです
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