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恵 建築デザイン事務所

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2018年2月

2018年2月25日 (日)

冬晴れの伯耆大山

先週の日曜。

山陰ではめったにない冬晴れの中、みまさか山の会の仲間8人と大山へ登ってきました。

実は、私はスノーシュー登山はするけど、本格的雪山登山(アイゼン、ピッケル使用)は、初めて。

雪山に登り始めて10年以上経つけれど、自分には無理だと思っていました。

でも、ある人から「今、登っておかないと一生登れないですよ!」ということばに背中を押され、挑戦することにしました。

その日は朝から快晴。

博労座駐車場 8:20発

登山口に向かうときから、山頂までキレイに見えていました。

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ところが、ここで、私のオスプレーのザックの右肩ベルトの下部がプッツリと切れてしまったのです。

すると、同行者がワカンを留めていたベルトで応急処置をしてくれました。

でも、夏山登山道をしばらく歩いていると、もう片方の肩ベルトの下も切れてしまい、今度はリーダーが細引きで応急処置をしてくれました。

ふたりのおかげで登山を断念しなくて良かったのです。感謝

ザックの肩ベルトが切れるなんて、聞いたことがないけど、応急処置できるものを持ってないと、下手すれば命取りですね。

そんなことをやってるのうちに先頭グループはどんどん先に行って離れてしまいました。

でも、景色は、息を呑むほど美しいのです。

立ち止まって写真を撮らずにはいられないし、「感動タイム」も必要!

夏山道を歩いていると、樹間にだんだん三鈷峰が見えて来ました。

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回りのブナは樹氷をまとって美しい。

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振り返ると、遥か彼方に日本海が見えます。

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青い空に凛々しい三鈷峰。

左奥に小さく見えるのは甲ヶ山でしょう。

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こんな斜面を登って行きます。

斜面が急になったのでアイゼンを装着しました。

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どんどん、登ります。

だんだん、木が少なくなってきて、低木は雪の下。

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もうすぐ六合目の避難小屋です。

スキーやスノボ担いで登ってる人もたくさんいます。

こんな天気の中を滑れば、最高の気分でしょう。

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それから、別山や北壁を登攀している人たちも。

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右の方の黒い点点が人なんですよ!
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六合目着。

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たくさんの人が休憩したり、ワカンつけたり・・・

小屋は半分埋まっています

左へ目を転じると・・・

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遮るものが何もありません。

三鈷峰が目の前に迫ってきます。

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そして、さらに上へ・・・

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弥山の山頂が見えてきたようです。

急傾斜なので、アイゼンを階段状になった足跡に蹴り込んで進みます。

雪は柔らかいので、ピッケルではなく、ダブルストックで大丈夫のようです。

右手を見れば、島根半島と弓ヶ浜がきれいに見えます。

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合標にエビの尻尾が・・・

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後、少しです。

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九合目の合標

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ここを過ぎると、傾斜が緩やかになって、木道が出てきます。

といっても、桟木が見えるけどほとんど雪に埋まっています。

いつもなら、冬、ここはたいていガスの中でなだらかなので、迷いやすいそうです。

アイゼンが桟木に引っかかりそうになるので、慎重に歩きます。

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振り返ると、弓ヶ浜がくっきり。水平線も見えます。

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頂上小屋が見えました!

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やった~!

12:12登頂できました。

山頂から剣ヶ峰方向を見ると・・・

結構、縦走している人もいます。

夏は縦走禁止だけど、冬は(晴天で技術があれば)大丈夫のようです。

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なんて、素晴らしい景色!!

しばらく見惚れるけれど、お昼なので、絶景を見ながらランチをいただきました。

その後、集合写真を撮るために、弥山へ

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最高の気分です!

戻って、みるとゴーグルをつけて山のウエア着たワンコが・・・

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福岡から来たそうです。

烏ヶ山もくっきり。その左奥は蒜山三座でしょう。

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12:57、下山開始。

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山頂小屋は上から見ると、雪の吹きだまりの中に埋まっていますが

下から見ると、1階から入れるようです。

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大きなアイスクリームのような景色の中を下山します。

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水平線が見えます。

大山(山頂)よ、さようなら。

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やっぱりキレイ。

六合目まで降りてきて見上げると・・・太陽が輝いています。
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今度はここから、アイゼンをわかんに替えて元谷に下ります。

いつもはスノーシューなので、ワカンは初めて。

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でも、しばらくすると慣れました。

スノーシューと大して変わらないし、スノーシューより軽い。

ふわふわ雪なので、転んでも痛くないし、と~っても楽しい

14:30元谷到着。元谷小屋が見えます。

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ここで集合写真を撮って、さらに大神山神社へ。

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雪に埋まる大神山神社です。

石段は滑り台のようになっています。

でも、スキー、スノボ禁止と書いてあるもんね。

ここを滑られると、歩く人にはもっと滑りやすくなりますから。

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慎重に歩いて、博労座駐車場へ。

15:30解散で、私たち温泉組は豪円湯院で汗を流し、大きな豆乳ソフトクリームでしめて、冬の大山登山を終了しました。

最高の天気で最高の雪山登山に大満足でした!

ところで、オスプレーのザックは帰ってからメールでメーカーに問い合わせし(文句を言い)返事が来たけれど、ベルトが切れる不具合はリコールの対象で、製造番号とかチェックしたら、無償で現行品の新品交換となりました。(早く、言って欲しかった!)

めでたしめでたし

2018年2月24日 (土)

設計から地鎮祭まで~平屋風片流れ屋根の家

先週の土曜日。

岡山県南部で、久々の地鎮祭を行いました。

設計にとりかかったのは、1年半前の夏。

地盤調査は1年前の1月。

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幸い、地盤は良好で地盤改良の必要は無し。

でも、市街化調整区域であり、元々宅地だったのですが、道路の高さまで盛土をするために開発許可が必要で、いろいろな手違いもあり、書類関係で10ヶ月もかかってしまいましたが、やっと造成工事が完成しました。

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上の写真は造成工事中の写真です。

まだ、これから、確認申請なんですが、大工さんが手刻みでされるので、早めに地鎮祭を行うことにしました。

晴天ですが、風が強い日で、お清めの塩といっしょに撒いた半紙で作った紙切れがまるで花吹雪のように飛ばされて行きます。

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でも、おかげで設計は時間が充分あり、施主さんとじっくり練ることができました。

ご家族は、ご夫婦と小中学生のお子さんふたりの4人家族。

昨年度の設計コンテストでは、この家をアレンジして出させていただき、人気投票2位をいただきました。

外壁の色や、1階部分の大きさなど多少は違いますが、こんな感じの家です。

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L型の敷地に合わせてL型のプランになっています。

元々平屋建てがご希望だったので、一部2階建ての平屋建て風片流れの外観になりました。

2階は、勾配天井で屋根裏っぽい感じですが、高さはあるので居住性にも問題ありません。

片流れ屋根のメリットである、屋根の通気層が有効に取れ、断熱もしっかり入るので(平成28年度基準)冬暖かで、夏涼しい家になりそうです。

施主さんには、お待たせしてしまいましたが、いい家が完成するよう、棟梁共々頑張ります。

また、時々、ブログでご紹介しますね

2018年2月 5日 (月)

雪の伯州山と岩井の滝(氷瀑)

先週の土曜日。

山友と伯州山へ行ってきました。

春にはイワウチワの名所だけど、春以外に登るのは私は初めて。

初めは、「岩井の滝の凍ったのが見たい!」というのが目的だったので、朝、ゆっくりめ(9時)に鏡野町集合。(山も鏡野町だけど鳥取県境に近い)

だけどどうせなら、山に登る?と話し合い、伯州山へ行くことに!

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登山口10:07

初めはなだらか~。

谷道は危ないので尾根道を上がります。

日差しもあって、登りもそんなにキツくないから、おしゃべりしながら上がって行きました。

だんだん、急になってきて

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山友のスノーシューのベルトが切れてしまった!

彼女は雪山2年ぶりだったので。

応急処置をして、さらに上がります。

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すると、だんだん、樹氷になってきました。

ブナの木の樹氷が美し~

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幻想的な雰囲気になってきた~

雪もチラチラ。

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避難小屋が見えてきました。

先に、山頂へ行こうということになって

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12:09着。

山頂はこんな景色。

だんだん、雪が小さくなって吹雪いてきました。

登りが暑かったので上着脱いでいたら、体に雪が積もってきた!

寒いので、防寒着をつけて、さっさと写真撮って降ります。

避難小屋まで戻ってきました。

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中はフローリングが張ってあって土足厳禁。

なので、面倒だけど、靴もスノーシューも全部脱いで中へ。

私たち以外にだ~れもいない。

窓の外は・・・

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静かな雪の林。

いいなあ。

ここで、山の会のみんなと宴会、お泊りしたらいいかも。

節分ということで、山友が用意してくれた巻き寿司をまるかぶり

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美味しかったです~

それといつものミニカップ麺、羊羹、レギュラーコーヒー等であったまる。

13:45下山。

さて、今度は最初の目的だった岩井の滝へ。

伯州山の登山口から山越えで車で15分ほど。(除雪情報を聞いて)

ネットでみると、除雪終点から車道歩きが1時間とか。

除雪の終点まで行ってみると 私たち以外に車は3台。

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こんな平坦な道をスノーシューで歩きます。

長靴でも大丈夫かも。

みんなが歩いて道ができてるもんね。

予定より早く、37分で到着。

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無雪期はここまで車で来られます。

ここから、無雪期なら15分ほどで岩井の滝。

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スノーシュー履いていたけど あら、15分ほどで着いたわ。

ホントに滝が凍ってる!

ここは、裏見の滝としても有名なので、裏へ回ってみます。

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うわ~、すごいな。

真ん中には長~いつららが。

2m以上あります。

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床がガチガチに凍っているので慎重に歩いて、外へ・・・

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すごい!

でも、真ん中あたりは水が流れて融けてきています。

上を見上げると

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こんなつららが落ちてきたら怪我をするわ~

実際、そのときものすごい音がして滝の一部も崩れたし。

危ない!退散しよう

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また、ひたすら歩いて車のところまで行きました。

滝へは、みんなが歩いているので、わかんやスノーシューでなくても大丈夫かも。

帰りは、上齋原にこれから確認申請をする現場があるので、雪をかき分けながら敷地の高低差を計り、ちょっぴり仕事もして。

いつもの温泉「クアガーデンこのか」で立ち寄り湯。

サイコーに気持ち良かった!

そして、日がとっぷりと暮れた中、帰途に着きました

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