洋式便器の交換
我が家の便器。
型番を調べると1998年製造のINAX(リクシル)のアメージュという便器です。
この便器は、水量が大小の区別なく、約10リットル流れます。
10リットルと言ったら、2リットルのペットボトル5本分ですよ!
最近の節水型の便器なら4~5リットルだというのに。
だんだん、ウォシュレットのノズルも完全に引っ込まなくなったり・・・
汚れもつきやすかったり・・・
掃除もしにくかったり・・
使えなくなったわけではありませんが、20年近く使っているんだから、そろそろ寿命ではないかと考えました。(メーカーに尋ねるとやはり20年ぐらいが寿命だそうです)
実際、仕事で最新型の便器をつけているので、我が家もそろそろ交換してもいいのではないかと考えていました。
それで、同じINAX(リクシル)の、プレアスLSタイプという最新型の便器に交換することにしました。
ついでに、陶器の手洗器も汚れが落ちにくくなっていたので、これも交換します。
さて、朝9時頃から設備屋さんが来られ、取り外し、取り付けをしてくれました。
新しい便器を選ぶにあたって、必要なものは?
うちは、男子トイレは別にあるので、男子小用対応は必要ありません。
これは、便座が自動で上がったりする機能です。
それから、温風乾燥は使ったことがほとんどないので、これも不要。
乾くまでのんびり座ってる暇はありません。
というわけで、おのずと選別され、一番下のタイプに。
と言っても、大事な機能は全部ついています。
Wパワー脱臭であったり、着座センサー、節電機能、内部のプラズマクラスター機能で内部を除菌してくれたり。
INAX独自のアクアセラミックという素材で陶器がコーティングしてあって、汚れが100年つきにくい、というのです。
便座も持ち上げられて掃除しやすく、便器のフチの折り返しもなくなって汚れがつきにくい。
自動洗浄ももちろんあります。
立ち上がって、排泄物の健康チェックを目で確認したころ流れます。(5秒ぐらい?時間は調節できます)
大小別で、大が5リットル、小が3.8リットル。
着座センサーで、1分以上座ったら、大と判断して5リットル流れるそうです。
無いのは、フルオート便座かな。つまり、蓋の開閉が自動じゃない。
それだけが残念だったけど、後は、全然OK。
デザインもすっきりして気に入っていました。(お施主さんのうちに付けたことがあって)
それが、これです。
ロータンクがないように見えますが、今の水量は5リットルなので、この後ろについているのです。
ロータンクがあれば、水圧に左右されないし。
水が溜まったところが少ないし、流すのは渦巻きのようなトルネードでネオボルテックス式。
5リットルで大丈夫?ちゃんと流れる?と 思っていたけど、私は大丈夫。
ただし、父親からクレームが。
父は高齢で便秘気味で、便を柔らかくする薬を飲んでいるので、重く沈み、流れ切らないことがある、と言われました。
もう一度流せばいいんだけど、5リットル貯まらないと流せないので、時間がかかる、と。
でも、10リットル貯めるよりは早いはずだし・・・そのうち、文句を言わなくなりました。
慣れてきたんでしょう。
節水型にはそういうデメリットもあるけれど、以前のように大も小も10リットルも流していたのに比べたら、すごい節水です。
ちょっと計算してみたら、年間5~6千円の水道代の節約になるようです。
値段もロータンクのないタイプに比べてお手頃でした。
それから、手洗器も交換したのですが、これには手すりがついているし、紙巻も2個ついているし、必要な機能はこれで充分。
商品名はコフレルワイド。
これは、好きで、仕事でもよくつけました。
ヒット商品なんでしょう、もう 7年以上あるようです。
手洗器も陶器なので、汚れもつきにくい。
後ろが陶器で立ち上がっているので、水が散っても大丈夫。
両開きの扉の把手にタオルもかけられます。
ただし、低すぎて使いにくいので、やっぱり前のタオルリングを復活させました。
扉を開くとトイレットペーパーが9個は入ります。
右側にあるものは、人感センサー付きの温風機です。(これは、家電です)
今の便器はコンピュータが入っていてその家の(家族の)使い方に合わせて、節電したり節水したりしてくれるそう。
それから、実際使い出していいな、と思ったのは、便座の高さが前より3~4センチぐらい高いようです。
それだけの差なのに、立ち座りがとてもラク。
膝の痛い、高齢者にもラクだと思います。
工事の方は、便器の交換が2~3時間ぐらい。
既存の撤去からしないといけないし。
手洗器が2時間ぐらいかな。
手洗器は組み立てないといけないから、意外とかかりました。
本当に、交換して良かったです!
おすすめですね。
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こんばんは。
高齢者の方が居られますと、風呂・トイレのリフォーム
最新の機種でスッキリしたい所をスッキリされましたね。
我が家も義父の介護でトイレをリフォームしました。
最近は水量が少なくなりますが、汚物の流水に下水本管までの
距離と水量が問題ないか疑問に思い検討して頂きましたね。
投稿: シルベスターU | 2017年10月30日 (月) 20時40分
我が家は、浄化槽なんですが、下水道の場合、水道料金に連動されるので、水道使用料の増減にかかわってきますから、節水は大切です。
それから、トイレの下水管は、浄化槽や下水管までの距離と高低差(勾配)が重要で、勢いで押し流すだけでは無理ですので、よく検討することが必要です。
トイレや浴室、洗面・脱衣室などの快適性(温熱環境も含めて)は、介護においても重要なので、ヒートショックが起こらないような暖房、立ち上がりやすい手すりなど、大切な要素だと思います。
それと、高齢者でなくても、日々の健康チェックにトイレは大切ですね。昔は、カラー便器(ピンクやブルーなど)が流行った時期もありましたが、今の便器(陶器)のカラーは白。それも、アイボリーではなく、純白をおすすめしています。
投稿: めぐ | 2017年11月 1日 (水) 11時07分