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恵 建築デザイン事務所

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2017年3月

2017年3月21日 (火)

尾道~鞆の浦 建築見学の旅

3月半ば。岡山県建築士会主催の「尾道~鞆の浦 見学旅行」へ 行ってきました。

岡山駅横を8時過ぎに出発。倉敷経由でまず、尾道へ。
最初に訪れたのが、ONOMICHI U2 ~サイクリストのための複合施設 です。
尾道といえば、しまなみ海道。
全国のサイクリスト憧れのサイクリングロードがあります。
その方たちのための施設なんですね。
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設計は谷尻誠氏
RC造の港の倉庫をリノベーションしたものです。
なるべく、外観を変えないでというのが 条件だったようです。
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中は元倉庫の空間を上手く活かしたいろいろなショップが入っています。
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自転車のメンテナンス屋さんだったり、生活雑貨だったり
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ワインがずらりと並んだレストランやバー・・・
そしておいしい、パン屋さん。
まるで、日本じゃないみたい。
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買って食べたパン。すごく、美味しかった!
くるみパンにゆずのピールが入っていました。
地元の特産品のジャムやジュースや、どれもこれも パッケージのセンスが良くて
ちょっと高いですが 思わず、買ってしまいました。
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右は愛媛産の伊予柑ジュース。
無添加の100%果汁。美味しかった!
左はレモンジンジャーベース。
レモンは広島県産。
炭酸水で割ると、ジンジャーエールに。
お湯で割るとホットジンジャー。
これはまだ、飲んでいませんが、美味しそうだったので!
どちらも税抜き400円でした。
奥は、サイクリストのためのホテルになっています。
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ここから先は宿泊者以外はお断り。
自転車を部屋に持って入ることもできるそうです。
「自転車に乗らない人も泊まれますか?」と聞いてみたら
OK!だそうです。
奥も見てみたいな~
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トイレはこんな感じ。
洗面カウンターはコンクリートでした。
なので、水がかかると濡れ色になるけれど 全体的にはいい感じ!
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外へ出てみるといい天気なので、オープンデッキで皆さん、お茶してました。
海を眺めながら、気持ちの良い風に吹かれて、美味しいコーヒーやパンを食べながらおしゃべり・・・
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いいなあ。
もっとゆっくりしたかったけど、スケジュールが押しているので、30分でここを後にしました。
次に訪れたのが 福山市にある臨済宗建仁寺派天心山神勝寺 「禅と庭のミュージアム」。
まず、「洸庭(こうてい)~KOHTEI」へ。
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設計は、名和晃平氏。彫刻家です。
まるで、UFOが降り立ったような建物。
屋根はサワラ材の柿(こけら)葺き。
下部もサワラ材。
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内部では瞑想体験ができます。真っ暗な中に水のさざ波に光が当たって揺れているのが見えましたが、心構えができてなかったので、30分は長かった
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そこを出て、境内を歩くと社務所が見えます。
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これは、藤森照信氏の設計。屋根は茅葺きかと思いきや鉄板を波打たせる加工を施していました。
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藤森氏らしい、自然素材を上手く活かした設計でした。

浜松でも、似た建物を見たことがあります。

またまた時間が押してきたので、昼食を食べるために みろくの里へ。
食事の後は、鞆の浦に向けて出発。
鞆の浦は4回目になりますが、何度来ても落ち着いた町
今回は、「鞆のひなまつり」を開催中
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以前訪れたときも入った太田家住宅へ
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ここのおひなさまは圧巻でした。

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夜見たら怖いかも知れない、子供サイズの市松人形たち。

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蔵の中には、大勢のお雛様の段飾りが何種類もありました。

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人形の数が多い!
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御殿がすごい!

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この精巧さを見てください。
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この建築模型のすごさと言ったら・・・本当に手が込んでいますね。
内部もすごいです。

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昔の貴重なお雛様も床の間に。
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結構、大きいですし、見ごたえがありました。
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外へ出てのどかな港の景色を見て
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いろは丸展示館近くのカフェで女性建築士の先輩たちとおしゃべり。
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その後、バスの集合場所へ。
駆け足だったけど、充実した見学会でした

2017年3月 8日 (水)

高知の建築を巡る旅

2月最後の土日。

木の国美作ネットワークの研修旅行で高知県へ行ってきました。

*

1日目は、高知県西部梼原(ゆすはら)町へ。

以前から、行ってみたかった 雲の上ホテルです。

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設計は隈 健吾氏

竣工から20年経ち、経年劣化が見られました。

ホテルのレストランでランチをいただいた後、ホテルと温泉施設をつなぐ渡り廊下へ。

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梼原町産の木材をふんだんに使った建築物。

エレベーターで上がると・・・

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この長い渡り廊下を歩いて、ギャラリーへ。

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ここも、大断面の集成材でしっかり作られています。

つぎに、車ですぐの梼原町役場へ。

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これも、隈健吾氏の設計。

外壁にも木材がふんだんに使われています。

内部は・・・

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吹き抜けのホール。

大断面の集成材で構成されています。

ここは、庁舎だけでなく、商工会も入っているようです。

次に徒歩でまちの駅 マルシェゆすはらへ

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1階は物産館で2階以上は雲の上ホテルの別館。

そして、ゆすはら座

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明治時代の芝居小屋を移築しています。

内部は・・・

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こんな感じ。

*

帰り道、雲の上ホテルのすぐ向こうに、藁屋根の民家が3軒。

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日本むかし話の世界だわ。

ひとつは、食堂に使われています。

右の建物も内部を見せていただけました。

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右の建物は昭和16年の建築なので、新しい。

隠居部屋なのでこぶりな建物でした。

さて。

ここを後にして、高知市内へ戻ります。

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高知県自治会館のビル。

休みなので外観だけの見学でした。

やはり、木材をふんだんに使っていました。

*

ホテルにチェックインして、ホテル内の居酒屋で宴会。

その後、高知に度々訪れている人の案内で ひろめ市場へ。

それから近くの海鮮居酒屋「明神丸」へ。

ところが 満席だったので、姉妹店の「亀次」へ連れてってもらいました。

ここの「塩たたき」が サイコー。

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カツオのわら焼きのたたきなんですが、塩で食べるんです。

わら焼きも店頭で実演していて、まだ温かいようなたたきです。

私たちが普段食べてる「カツオのたたき」とは 別物。

超・美味しかった。

その後、もうひとつのおすすめの「牛肉の炙り握り」もいただきました。

宴会後でおなかいっぱいだったのに、あまりに美味しくてペロリと食べてしまいました。

う~ん・・・高知には4回ぐらい来ているけど、このように夜の街に出ていないので

こんな美味しいものがたくさんあるところだったとは!

*

翌日は、日曜市で、地元産のお土産を購入。

それから、牧野富太郎記念館へ。

内藤廣氏の設計で村野藤吾賞をはじめ数々の建築の賞を取られています。

周囲の景観にも調和した、素晴らしい建物です。

私はここへ来たのは2回目でしたが、改めてそう感じました。

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今回の参加者は大工さんや施工者が多いので、どうやって作ったか、苦労がしのばれる建物に、日本のゼネコンの技術の高さに感心しきり。

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まるで恐竜の背のようにうねる屋根・・・見事です。

そして、植物博士の牧野富太郎氏の功績を見学しました。

日本の植物学の神様みたいな人なんですね。

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それから、徒歩ですぐの「竹林寺」の「納骨堂」も見学しました。

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これは、2016年の建築学会賞を受賞した作品だそうです。

設計は堀部安嗣氏。

周囲の自然の中にひっそりと佇む雰囲気が見事です。

*

数々の素晴らしい建物を見て、美味しいものもたくさん食べて、一泊二日の高知の旅を終了しました。

帰ってみたら、体重が1.5kgも増えていたのには、ちょっとショック・・・

でも、また、訪れてみたい高知なのでした。

今回、行かなかった坂本竜馬記念館は改装中で実は、今、岡山市の林原美術館に展示品が来ています。

今日、岡山市で会議があったので、その前に見学してきました。

以前、高知の坂本竜馬記念館を訪れたときも休館日だったので、やっと 見ることができました。

良かった良かった

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