2月最後の土日。
木の国美作ネットワークの研修旅行で高知県へ行ってきました。
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1日目は、高知県西部梼原(ゆすはら)町へ。
以前から、行ってみたかった 雲の上ホテルです。

設計は隈 健吾氏
竣工から20年経ち、経年劣化が見られました。
ホテルのレストランでランチをいただいた後、ホテルと温泉施設をつなぐ渡り廊下へ。

梼原町産の木材をふんだんに使った建築物。
エレベーターで上がると・・・

この長い渡り廊下を歩いて、ギャラリーへ。

ここも、大断面の集成材でしっかり作られています。
つぎに、車ですぐの梼原町役場へ。

これも、隈健吾氏の設計。
外壁にも木材がふんだんに使われています。
内部は・・・

吹き抜けのホール。
大断面の集成材で構成されています。
ここは、庁舎だけでなく、商工会も入っているようです。
次に徒歩でまちの駅 マルシェゆすはらへ

1階は物産館で2階以上は雲の上ホテルの別館。
そして、ゆすはら座

明治時代の芝居小屋を移築しています。
内部は・・・

こんな感じ。
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帰り道、雲の上ホテルのすぐ向こうに、藁屋根の民家が3軒。

日本むかし話の世界だわ。
ひとつは、食堂に使われています。
右の建物も内部を見せていただけました。

右の建物は昭和16年の建築なので、新しい。
隠居部屋なのでこぶりな建物でした。
さて。
ここを後にして、高知市内へ戻ります。

高知県自治会館のビル。
休みなので外観だけの見学でした。
やはり、木材をふんだんに使っていました。
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ホテルにチェックインして、ホテル内の居酒屋で宴会。
その後、高知に度々訪れている人の案内で ひろめ市場へ。
それから近くの海鮮居酒屋「明神丸」へ。
ところが 満席だったので、姉妹店の「亀次」へ連れてってもらいました。
ここの「塩たたき」が サイコー。

カツオのわら焼きのたたきなんですが、塩で食べるんです。
わら焼きも店頭で実演していて、まだ温かいようなたたきです。
私たちが普段食べてる「カツオのたたき」とは 別物。
超・美味しかった。
その後、もうひとつのおすすめの「牛肉の炙り握り」もいただきました。
宴会後でおなかいっぱいだったのに、あまりに美味しくてペロリと食べてしまいました。
う~ん・・・高知には4回ぐらい来ているけど、このように夜の街に出ていないので
こんな美味しいものがたくさんあるところだったとは!
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翌日は、日曜市で、地元産のお土産を購入。
それから、牧野富太郎記念館へ。
内藤廣氏の設計で村野藤吾賞をはじめ数々の建築の賞を取られています。
周囲の景観にも調和した、素晴らしい建物です。
私はここへ来たのは2回目でしたが、改めてそう感じました。



今回の参加者は大工さんや施工者が多いので、どうやって作ったか、苦労がしのばれる建物に、日本のゼネコンの技術の高さに感心しきり。

まるで恐竜の背のようにうねる屋根・・・見事です。
そして、植物博士の牧野富太郎氏の功績を見学しました。
日本の植物学の神様みたいな人なんですね。

それから、徒歩ですぐの「竹林寺」の「納骨堂」も見学しました。

これは、2016年の建築学会賞を受賞した作品だそうです。
設計は堀部安嗣氏。
周囲の自然の中にひっそりと佇む雰囲気が見事です。
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数々の素晴らしい建物を見て、美味しいものもたくさん食べて、一泊二日の高知の旅を終了しました。
帰ってみたら、体重が1.5kgも増えていたのには、ちょっとショック・・・
でも、また、訪れてみたい高知なのでした。
今回、行かなかった坂本竜馬記念館は改装中で実は、今、岡山市の林原美術館に展示品が来ています。
今日、岡山市で会議があったので、その前に見学してきました。
以前、高知の坂本竜馬記念館を訪れたときも休館日だったので、やっと 見ることができました。
良かった良かった
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