フィンランドオーロラツアー
3月の初め。
フィンランドへオーロラを見に行ってきました。
フィンエアーで、ヘルシンキから、ロバニエミへ飛びました。
ロバニエミは、サンタクロース村のあるフィンランド第2の都市です。
北極圏の入り口にあたる場所です。
空港から出るとすぐにサンタクロース村がありましたが、ここは帰りに寄るのでこの日は寄らず。
夕方6時ごろです。
その後バスで3時間半。やっと宿泊先のサーリセルカへ到着。
現地時間は夜9時半。
実際、自宅を出てから20時間以上経っていて、ヘロヘロでしたが、ホテルの近くにオーロラを見に行きました。
それが、この写真。
なんか、雲がグリーンに光ってる。
カーテンのようにも見えます。
う~ん・・・想像していたオーロラとはちょっと違うけど、あれだろうな~、と 同じツアーの人たちと見ました。
でも、うっかり写真を撮ってなかったので これは そのときいっしょに見た同じツアーの人から送っていただきました。
夜ですから本当は真っ暗なんですけど、(真っ暗でないとオーロラは見えにくい)雪明りでうっすら明るい、という感じでした。
この写真で見ると、昼間のように明るく見えますが・・・。
***
サーリセルカというのは、北極圏のオーロラリゾート。
スキー場や色々なスノーアクティビティも楽しめるリゾート地です。
ここに3泊しました。
翌日、カメラケースをオーロラを見に行ったときに落したみたいなので、朝食の後、探しに行きました。
結局無くて、でも、このときコートを着てなかったのが原因で、風邪を引いてしまいました。
ホテルの中の気温は22~3℃。外は-3℃ぐらいだったので、たいして寒くないと思ったのです。
油断禁物ですね。
結局、カメラケースはホテルに残したコートのポケットに!
***
さて、この日は、楽しみにしていた犬ぞり体験ツアーへ出かけました。
一周1時間のコースを30分ずつ、ふたりで交替でそりを操縦します。
犬たちは6頭で二人乗りのそりを引っ張ってくれます。
このわんこたちのかわいいこと!
種類はアラスカンハスキーと言うのだそうです。
私が先に操縦しましたが、わんこたちも元気。
早く走りたくてウズウズしてる、という感じ。
走り始めると、すごいスピードで、しょっちゅう足でブレーキを踏まないといけないぐらい。
でも、とても爽快。
「気持ちい~い!楽し~い!」と思わず叫んでしまいました。
初めはスノーモービルが先導してくれるのですが、そのうちいなくなって、わんこと私たちは雪原の中を疾走します。
そりが終わるとわんこたちにお礼を言いながら戯れてから、コタと言われる小屋へ。
中は暖炉があって暖かい。
ホットジュースとクッキーをいただいておしゃべり。
そのあと、子犬もつれてきて抱かせてくれました。
楽しかった~。
**
さて、この日は午後はホテルでゆっくりして、夜は、オーロラを探すツアーへ。
バスで1時間ほど北へ走りました。
でも、どんよりと雲が厚く、オーロラは見えず。
マイナス10度ぐらいだったかも?
おかげで、本格的に風邪を引いてしまいました。
朝起きると、熱が38.5度もあり、風邪薬をもらって飲んで、翌日は、ほとんどホテルで寝るはめに・・・
夕方、ちょっと調子が良くなったので、近くのスーパーへ買い物に行き、
夕食は、近くのレストランで「トナカイのカルパッチョ」という 珍しい料理を食べました。
食欲がなかったので あっさりしたのがいいと思ったんだけど やっと食べた、という感じ・・・。
味は、熱があるので よくわからなかった(-_-;)
甘酸っぱいドレッシングがかかっていました。
肉はローストしてあると書いてあったけど、ほとんど生だったような・・・。
本当は、日本では特別天然記念物の「雷鳥」料理があるので、食べてみたかったんだけど、ここにはなかったし。
この日もやはり曇りで、オーロラは無理でした。
私は39度近い熱が出て、ただ ひたすら寝てました。
****
さて、翌日は、3泊したサーリセルカを出発。
バスでまた3時間かかってロバニエミへ。
高速道路でもないのに、制限速度は100km/時
ほとんど真っすぐな道が280kmぐらい続きます。
車もほとんど通ってないし、周りは、針葉樹ばかりが続く雪景色。
時々、凍った湖と別荘が見えます。
やっと、サンタクロース村へ着きました。
ここは、1年中クリスマスのテーマパーク。
この写真の電線のように見えるのは北極圏のラインだそうです。
これより左が北極圏・・・
本物(?)のサンタさんとお話ししたり、写真を撮ったりできます。(有料)
サンタさんが日本語ペラペラで、「日本のどこから来られましたか?」と聞かれたので
「岡山です」と 答えたら、帰るときに「桃太郎にヨロシク」と言ったのにはびっくり。
よく知ってるのねえ~。
*****
その後、街を散策してから、夕食を食べて、今回の旅のもうひとつの目玉
「サンタクロースエキスプレス」という 個室寝台夜行列車に乗りました。
これに、12時間乗って、翌朝にはヘルシンキ着です。
中はこんな感じ。
私は、ひとりで個室独占。
でも、熱はますます上がり、同じツアーの方にいただいた「熱さまシート」を額に貼り付け、悲惨な状況。
ヘルシンキに着いたら病院の手配をしましょうと、添乗員は煩雑にやってくるし。
この列車の乗り心地はすごく良くて、本当に静かに発車するので、私は十分睡眠をとることができました。
*******
翌朝、ヘルシンキに到着したら、フィンランドへ来て初めての青空が・・・
朝になったら、37度まで熱が下がり、これは、もう 病院はいいかな、と思いました。
さっそく、朝食を食べに行き、後は簡単な市内観光へ。
おしゃれなバス停。
そして、石造りのモダンなテンペリアウオ教会へ。
天井は銅板だそうです。
そしてヘルシンキ大聖堂
ここで解散。
自由行動になったので、ヘルシンキの有名建築家アアルト設計のアカデミア書店へ。
これは2階なんですが、中央が吹き抜けになっていて、トップライトもあるので明るいのです。
本を買おうかと思いましたが、重そうな専門書ばかりなので、やめました。
カラフルでインテリアとしては素敵ですが。
市庁舎の地下のトイレは
中央にステンレス製の洗面台があり、まるで、調理実習室みたい。
港のテントの屋台のようなお店でホットドッグとコーヒーでお昼にしました。
港はまだ氷におおわれていてびっくり。
砕氷船もありました。
気温は氷点下ではなかったし、そんなに寒くはなかったのですが。
*********
その後、ヘルシンキ空港へ。
9時間半で関空着。
フィンランドは日本から一番近いヨーロッパ。
今回、風邪を引いて大変でしたが、また、改めて ちゃんとしたオーロラを見に行きたいなと思いました。
ヤレヤレ・・・
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こんばんは。
オーロラandサンタクロース鑑賞ツアーのフィンランド
いいですね。
サンタさんのプレゼントありましたか。
瀬戸内は雪遊びが有りませんから、犬ぞりもいいですね。
今は亡き師とする人が、オーロラを見て人生観が変わった
と言われていましたが、それだけ素晴らしいローケションだと思いますね。
投稿: シルベスターU | 2016年4月13日 (水) 20時45分
サンタクロース村に行ったころは熱が高くて、ぼ~っとしてました。
サンタさんとのツーショットの写真を買ったぐらいです。
オーロラも、期待したほどすごいものを見たわけではないので・・・。
同じツアーの方が、オーロラツアーにカナダのイエローナイフとグリーンランドに行かれたけど、グリーンランドが一番素晴らしかったそうです。
運と天気次第ですね。1回行ったぐらいでは、なかなか見られないようです。
今度は、風邪をひかないようにします。
投稿: めぐ | 2016年4月13日 (水) 23時19分