ついに完成~大屋根の家
大屋根の家が完成しました。
この家は、棟梁の娘さんご夫婦+元気なふたりの男の子の住まいです。
まず、玄関。ポーチも広々しています。
玄関にはシューズクローゼット。
次に、リビング・ダイニング。
リビングは吹抜けですが、尾引きが入っています。
梁や桁材はすべて地松です。
黒い丸はDボルト。
すっきりとしています。
吹き抜けとすることで、「明るい」「開放的」「広々として見える」「南からの日差しがたくさん入る」という効果があります。
断熱は次世代基準になっていますが、この尾引きに蓋をすれば、部屋の暖房効率を上げることができるようになっています。
また、増築スペースとして、ここに床を張って、もうひと部屋(6帖)増やすことも可能です。
リビングからの続き部屋として、和室を作りました。
入口は、2枚の引き込み戸としているので、このように全開して使うこともできます。
来客用の部屋として、また、子供のお昼寝スペースとしてなど、多目的に使えます。
また、ダイニングの窓側には、子供たちの学習スペースとしてのカウンターを設置しました。
立派な厚い板で、頑丈そう!
床は杉ですが、「圧密フローリング」なので、固く、傷もつきにくいです。
壁は漆喰塗りなので、腰板を張っています。
対面キッチンです。
このLDKはすべて、南向きなので、1日じゅう日当たりが良く、過ごしやすいと思います。
キッチンから、続けて洗面・脱衣~浴室とつながっているので動線も短く、家事がやりやすいプランになっています。
さて、2階に上がる階段は、リビングの中央にあり、どこからもアクセスしやすい。
左手前には、トイレがあります。
きれいな、地松の階段です。
しっかりした、美しい階段材ですね~。
やはり、集成材の階段とは違いますね。
2階の廊下です。
床は、杉板フローリング。(1階とは違い、普通の杉板)
若干傷はつきやすいですが、足触りが暖かで、転んでもあまり痛くないと思います。
左手が吹抜け。突き当たりが寝室です。
屋根裏部屋風の寝室です。
半分は杉板のフローリング、半分は畳敷きです。
ここで、当分の間、家族揃って「おやすみなさい」かな?
寝室から右手に吹き抜けを見て、つきあたりは子供部屋が2部屋。
右側は、キャットウォーク。吹抜け窓の開閉のために設けました。
キャットウォークには、寝室から入れます。
トイレの横には、洗面所。
トイレの手洗いを中につけると、手洗いにしか使えませんが、外につけると、歯磨きや洗顔、お薬を飲むこともでき、何かと便利です。
木の香りいっぱいのトイレ。(2階)
外観はシックなこげ茶と白い壁に統一されています。
これは、南面。
大屋根なので、実際の面積よりもずっと大きく見えます。
西北から見ると・・・
すっきりとした、外観です。
西側に勝手口を設けています。
屋根もずらっとついているので使いやすいし、洗濯物を干すスペースにも良いと思います。
屋根は、陶器の平板瓦で、棟換気で抜いています。
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予定よりも工期が長くかかりましたが、棟梁の娘さん一家への愛情がこもった、素敵な家ができました。
この家で、子供たちが元気で育ち、ご一家が幸せに暮らせますように・・・
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