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恵 建築デザイン事務所

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2015年10月

2015年10月25日 (日)

紅葉の伯耆大山(三の沢~槍ケ峰)登山

長年、行きたいと思っていた、紅葉の伯耆大山・三の沢から槍ケ峰に登ってきました。

天気は快晴。

蒜山IC経由で、文殊堂に8時過ぎに着。

登山開始 8:43

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「うわ~っきれい!」と声をあげるぐらい美しい。

砂防ダムが次々とあります。

周りの木々は、紅葉真っ盛り。

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それを見ながらどんどん進みます。

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本当に美しくて、山肌が白いのも神々しくて素晴らしい。

雪みたい。

砂防ダムをどんどん超えて行くと周りの木々の紅葉は盛りを過ぎて行きます。

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でも、空は、真っ青。

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最後の大きな砂防ダムを超えると、広い河原のような場所に出ます。

そこを山際の方に歩いて行き、本格的な登山道になります。

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勾配も急になっていくし、足元はザラザラと崩れやすい砕石なので、登りにくい。

周りの景色は・・・

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上を見ると・・・

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こんな崩れやすい場所を登り、最後の稜線直下は、三点支持で両手両足を使って登ります。

高所恐怖症気味の私は、恐る恐るでした。
11:30。槍ケ峰着。

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振り返ると、槍ケ峰の南方ピーク。

そのはるか向こうに、烏ヶ山が。

東方向を見ると・・・

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剣ケ峰が見えます。

ここが大山の最高峰。1729mです。

一般的な夏山登山道で登る弥山は1709mだそうです。

じゃあ、今、いる槍ヶ峰は?1692m?

でも、これは、槍ケ峰の南方ピークのことではないか?とネットに書いてあって

ここの方がそれより少し高いように見えるので 1700mぐらいかな?と想像する。

でも、三角点もないから 正確なところはわからない。

標識もないし。

槍ケ峰に行く勇気はないので そこで絶景を見ながらのランチ。

おにぎり、味噌コーンラーメン(ミニカップ)、きゅうりの辛漬け。

いっしょに登った友達のおかずのウインナ、卵焼き、みょうがの甘酢漬けなどを分けてもらう。

デザートにりんごを食べて、レギュラー珈琲も淹れてゆったりと至福のひとときを過ごします。

そんなことをしながら、10人もいたら満員の狭い山頂に1時間もいました!

それから滑りやすい下山道を慎重に下ります。

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実だけになった ナナカマドが美しい。

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だいぶ、降りてきました。

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相変わらず、晴れ渡った空。

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輝く紅葉。

やはり、紅葉は太陽の光とともに輝くなあ。

少し、高度が下がったので、大勢の人たちが休憩しています。

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もみじもきれい。

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次々とつづく砂防ダム

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そして、その両脇の紅葉の山々。

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美しいなあ。

下山は14:30。

道路まで出て振り返ると、大山はガスが湧いてきていました。

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道路はノロノロ運転で、大勢の観光客が、この景色をカメラに収めていました。

ゆるい登り坂を1時間歩けば、あの山の麓(ふもと)まで行けるんですけどねえ~。

ちょっとしたトレッキングシューズを履けば。

山登りの楽しさは自分で歩いて見なければわからない。

私たちは、幸せだったなあ、と思いました。

後は、米子道の渋滞を避けるため、鏡ヶ成でソフトクリームを食べた後、鳥取県の関金温泉で汗を流し、179号線経由で帰途に着きました。

2015年10月20日 (火)

木の国美作 研修旅行

10月17~18日。

木の国美作ネットワークの研修旅行へ行ってきました。

今回は、幹事をさせていただいたので、企画から考えました。

1日目

津山院庄インターを7時40分発

一路、奈良の吉野へ向かったのですが、思いのほか行程が早く進み、1時間ぐらい余りそうなので、吉野の手前の橿原市の今井町(重伝建地区)へ立ち寄りました。

ここへは、5年前に一度訪れていますが、相変わらずきれいな落ち着いた街です。

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ごちゃごちゃした土産物屋もなく、電柱も地中化されており、まるで江戸時代にタイムスリップしたようです。

ボランティアガイドの方に案内していただきました。

時間が少し足りなかったな。

*

11時半を過ぎ、今度は吉野へ向かって出発。

柿の葉寿司を最初に作ったと言われる「平宗 本店」へ。

お寿司の盛り合わせを頂き、1時に阪口製材所へ。

ここも、5年前にMOKスクールのフィールドツアーで訪れました。

そのときのご縁で、見学を申込みましたら、快く引き受けてくださいました。

今回のメンバーは工務店さん、それも大工(棟梁)が多く、木の国美作の主力メンバーは中堅どころ(40~50代)の棟梁が多いのです。

MOKスクールでお邪魔したときは、M's建築設計事務所の設計の「吉野サロン」を見せていただきましたが、今回は新しいモデルハウスの「吉野STYLE」も見学させていただきました。

これは、専務のお友達の設計事務所の設計でしたが、とてもおしゃれな建物でした。

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阪口製材の専務も、製材所でありながら、設計事務所や工務店といっしょに色々な活動されており、同業者である私たちにも、惜しげもなくモデルハウスや製材所の内部を見せてくださり、大変、ありがたかったです。

私以外の参加者は、みんな初めてで、興味深々で色々と学ばれたようです。

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とにかく、材料の豊富さ、天然乾燥の材の多さなどに、みんなびっくり。

五條市の製材所も広大で、「ここへくれば、何でもあるなあ~」が、私たちの感想でした。

その後、大阪門真市のホテルへ宿泊しました。

*

2日目

長年、見たいと思っていた 大にある「聴竹居」の見学ができました。

ここは、写真をネット等に公開することは禁止されていますので、写真は出せませんが、

HPをご覧下さい。

http://www.chochikukyo.com/

噂通りの素晴らしい建物で、昭和初期に考えられたとは思えない、環境共生住宅です。

じっくりと解説していただきながら見学させていただきました。

クールチューブや風の流れを考えた実験住宅で、この当時にして電化住宅。

材料も素晴らしく、設計も合理的かつ美しく、現代に通用するものも多くあり大変、参考になりました。

*

今回、一緒に行ったのが、大工さんが多かったので、

「この材(木材)は、何だろうか?」とか

「どういう、納まりになってるのか?」と 「職人さん」ならではの議論しながらの見学で

私たち設計者とは違う視点からの話が面白かったです。

外部は、まだ紅葉していないもみじが青々と涼しい木陰を作り、少し小高い山の中腹からの眺めも素晴らしく、気持ちの良い場所でした。

その後、すぐ近くのアサヒビール大山崎山荘美術館も見学しましたが、内部の写真は美術館なのでNG.

外部は改装中でシートがかかっていたので見えなくて残念でした。

以前、来たときの写真を載せておきます。

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それから、お昼を食べて、大山崎インターから京滋バイパスを通るとすぐの宇治へ。

世界遺産の平等院の見学に行きました。

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外部の塗り替えも終わり、青空に映え、シンメトリーで美しい。

鳳凰堂内部の見学は2時間待ちだったのでパスし(私は、以前見たことがあるし)

みんなで付属のミュージアムを見学。

鳳凰堂の内部にある仏像はすべてこちらにあり、向こうはレプリカと聞いています。

だから、すごく見ごたえがあります。

いつの世も、人間は神仏に救いを求めているのだな、と思いました。

外部に、休憩所を兼ねた建物があり、皆さん思い思いに休まれていました

*

汗ばむ陽気だったので、アイスを食べて、3時に出発。

渋滞も無く、予定より少し早く帰宅することができました。

皆さま、お世話になりました。

また、今後の仕事に生かして参りましょう。

2015年10月10日 (土)

秋の薬師岳(北アルプス)登山 その2

さて、薬師岳山荘の朝です。

私たちは昨日、登頂しているので、今日はゆっくり6時半に朝食。

泊まった部屋はこんな部屋。

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12名分の布団がありますが、実際には5名でした。

真夏の最盛期とか、秋のシルバーウィークなんかは1枚の布団に二人ずつは寝たことでしょう。

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ここが、受付。

まだ、新しい小屋なので、清潔感があります。

ご夫婦と息子さんで切り盛りされていて、10月12日が今シーズンの小屋閉めだそうです。

この日の朝も、晴れていたので、ものすごく寒くて、5センチぐらいある霜柱が立っていました。

外は氷の世界。

でも、まだ 雪は降っていません。

例年なら今頃、初雪だそうです。

こんなに寒いと、外でご来光を見る気がしませんね。

やはり、昨夜登っておいて正解!

もう、ほとんどの人が出発した7:12に小屋を出発。

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山頂方向を見ると、こんなに晴れ渡っていて、寒いけど登っている人もおられます。

私たちは下山方向。

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太郎平小屋が見えます。

9:00 太郎平小屋着。

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振り返ると薬師岳が・・・。

ここで、小屋の風よけのあるベンチでレギュラー珈琲を淹れてほっと一息。

しばらく休んでから、下山開始。

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しばらく平坦な道(木道)を歩きます。

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遠くに見えるのは、大日岳かな?

その前の高原は弥陀ヶ原に違いない。

途中、10:50頃、五光岩ベンチと三角点の中間ぐらいにあるベンチで 少し早いけど小屋で作ってもらったお弁当でランチにしました。

多いかな、と思ったけど、私はぺろっと完食。

周りは、紅葉がとてもきれい。

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ナナカマドも青空に映えています。

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これは、名前がわかりません。ウルシ?

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真っ赤だ~

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これは、モミジですね。
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そんな紅葉を楽しみながら、折立到着は13:30でした。

いい山だったな~。

それから、また有峰林道を通り、一昨日泊まった亀谷温泉白樺ロッジで汗を流し、金沢へ向かいました。

普通なら、ここでこのまま帰るのですが、今回は、女子旅。

金沢に1泊し、古都を少しだけ味わって帰ります。

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昔のお茶屋の風情が残る川沿いの伝建地区「主計町」に建つ木造3階建て旅館「木津屋」さんに泊まりました。

夕飯は隣の町屋を改造した創作居酒屋のお店「空海」へ。

美味しかったです!

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金沢は空襲に遭ってないそうで、街のあちこちに古い建物が残り、とても風情があります。

さすがに、加賀百万石。

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観光名所の「ひがし茶屋町」に行かなくても見所いっぱい。

町屋をリノベーションしたお店もいっぱい。

女性好みの和風雑貨やカフェや、じっくり見たい店多し。

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これは、ひがし茶屋町ですが、平日にも関わらず、観光客がいっぱい。

(この写真はたまたま人が少ないときですが、実際はすごい人。観光バスが何台も来てた。さすが、北陸新幹線効果!)

お茶屋さんを見学したり、お店を回ってみたり、とても2時間ぐらいじゃ無理!

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ここは 志摩というお茶屋さん。

昔、ここで、舞妓さんや芸妓さんが踊ったり、芸を披露したり賑やかだったことでしょうね。

友人と、今度は、ゆっくり来たいねと話しながら、

やはり前回、立山の帰りに食べた北陸のお寿司が忘れられなくて、同じ系列のお寿司屋さんでしっかり食べて、帰途についたのでした~

来年も来ようっと。

今度は、憧れの雲の平へも・・・。

秋の薬師岳(北アルプス)登山 その1

10月初め。

北アルプスの薬師岳へ女性ふたりで登山してきました。

富山県の折立でテント泊の予定でしたが、どうも、ツキノワグマの生息地らしく、キャンプ場に熊が出てる画像がいっぱい。

こんな場所では怖くて眠れないので、少し手前の亀谷温泉の国民宿舎で泊まることにしました。

朝、6時。有峰林道(有料)のゲートをくぐり、たくさんの片側交互通行の信号や真新しいトンネルをくぐり抜け登山口の折立へ。

この林道は朝6時から夜10時までしか通行できないのです。

7時過ぎ。折立着。

日曜日なので昨日から登っている人もいて、駐車場はほぼ満車。

県外ナンバーばかり。さすが、薬師岳。

7:15登山口発。

結構、急登が続きますが、紅葉した樹林帯の中を進みます。

ほぼ1時間で、アラレちゃんの看板に到着。

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少し休んで、また、ひたすら登ります。

目標は三角点。

ヤマケイのガイドブックのコースタイムは折立から1時間半と書いてあるし、昭文社の「山と高原の地図」には、2時間と書いてあって、どちらが正しいのかな?

実際には三角点には9時に到着したので、休憩込の1時間45分でした。

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誰もいないけど、たくさんのベンチがあるので、ここで休憩。

空は、曇っています。

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しばらく行くと、有峰湖もきれいに見えて、ドイツカラーのポールもありました。

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ここらからは、少し登山道は緩やかになって、太郎平へ向かう道が見えます。

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かわいい、木の実も。

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10:35 五光岩ベンチに着きました。

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ここからは、周りはぐっと開けて、見渡せます。

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前方左手に、薬師岳がちらりと見えました。

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山頂付近はガスの中ですね。

そこからは、だんだんこんな石畳の道になってきました。

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勾配は緩いけど、直登なので、結構きつかった。

11:44 太郎平小屋に到着。

登山口から4時間20分かかりました。

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風が強く、結構寒いですが、おにぎりとミニカップ麺でランチ。

ここまで来ると、雲の平の向こうの北アルプスの山々が見渡せます。

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右の大きな山が、黒部五郎岳です。

薬師岳も見えます。

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ここで、40分も休んで、12:27薬師岳に向けて出発。

キャンプ場のある薬師峠を過ぎ、空は青空に。

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足元には草紅葉が真っ赤に燃えています。

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名残のリンドウもありました。

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13:45 薬師平着。

右手には槍ヶ岳が見えます。

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空は青空に変わり・・・

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どんどん高度を稼いで行くと・・・

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こんな雄大な景色になってきました。

これは、もう、薬師岳の端っこですね。

でも、まだ、小屋が見えない・・・。

まだかまだかと思いながら登っていくと 突然目の前に現れました。

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今夜の宿、薬師岳山荘です。

14:50到着。予定は15:00だったので ほぼ予定通りでした。

宿泊手続きを済ませて、夕食が16:45の予定と聞いたので、天気がいいので、それまでに山頂へ行ってこようということになりました。

大きなザックは置いて行きます。

登り1時間下り30分がコースタイム。

でも、1日歩いて疲れてるし、あまりにも雄大な景色が目の前に広がるので写真を撮りまくり、なので、なかなか山頂に着きません。

やっと、小さな避難小屋に着きました。

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ふたりで満員かな。

周りをみると、素晴らしい景色が広がっています。

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槍ヶ岳を始め、水晶岳や鷲羽岳、笠ヶ岳、三俣蓮華岳・・・

たくさんの北アルプスの山々が見えます。

空は晴れ渡っていますが、風が強く寒い!

薬師岳山荘のところで5度でしたが、ここは体感温度0度ぐらいだったと思います。

さて、早めに登らないと夕飯に間に合いません。

そこから、稜線をトラバースして、山頂に16:22着。

2926m薬師岳山頂です。

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人っ子一人いません。

山頂をふたり占め。

薬師如来に、これからの健康と登山の安全をふか~くお願いしておきました。

さて、写真を撮ったら下山。

美味しいご飯が待ってるので、駆け足のように急いで降りました。

それでも、29分かかりました。

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ビールで乾杯して、美味しいご飯をいただきました。

食堂からも、雲海が見え、贅沢だな~と思いました。

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これは、夕日が沈むのを外で撮ったのですが、超・寒かった!

富山市から少し新潟寄りの方向だと思います。

夜も、晴れていたのですごい星空だったんですが、寒いので出る気がせず、部屋の窓からちらりと見ました。

                   つづく

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