焼き杉板のメンテナンス塗装
時々、外壁に焼き杉板を張ることがあります。
焼き杉板は、通常建材屋さんで買うと、塗装品が多いです。
でも、塗装してあるということは、はげるということです。
本当にしっかり、炭になるまで焼いてあるものは、はげませんが、何十年かすると、炭がはがれる(取れる)恐れはあります。
でも、ほぼメンテナンスフリー。
塗装品のように塗り替えの必要はありません。
これは、この前の瀬戸内の平屋の外壁ですが、本当に炭になるまで焼いてあります。
この材料は地元の木材屋さん(焼き杉専門店)で焼いてあって、確かな物です。
元々、瀬戸内海地方は焼き杉板の外壁が多く、ご近所のちょっと古い家はみんな焼き杉板張りでした。
地元の景観にも馴染みますね。
塗装もしなくていいし、遠目にも、黒でおしゃれ。
モダンな外観にもマッチして、ちょっと目立ちます。
それと、黒い電気メーターのBOXなんて あるんですね。
初めて見ました。
デザインも角ばっていて、おしゃれ。
本物の焼き杉板の欠点は、壁に寄りかかると服が炭で汚れることかな。
この家は、玄関ポーチや、ウッドデッキの周りだけ、それを防止するためにシーラーを塗りました。
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ところで、こんな本物の焼き杉板を張っていれば、問題ないのですが、
一般的な焼き杉板は塗装してあるので、日光がよく当たるところは、数年で剥げてきます。
これは、うちの事務所なんですが、ちょうど5年前、古い住宅の一部をリフォームして事務所にしたときに、外壁の焼き杉板も張替えました。
急いでいたので、近くの大型ホームセンターで焼き杉板を買ってきて、大工さんに張ってもらいました。
それが、この写真です。
こんなに黒くてきれいだったのに・・・
ここは、西日がよく当たるので、5年経つと、こんな感じに・・・・
これではいけない、と思い、1年ぐらい前から塗料を買って「いつか塗ろう!」と思ってました。
今日は、爽やかな秋晴れで、湿度も低い、ということで、塗ることにしました。
板は前日に、雑巾で汚れを拭き取っています。
やはり、全然違いますね。
塗料は大谷塗料のバトン:ダークブラウンを使用。
バトンは自然塗料で嫌な匂いもまったくないので、スイスイ塗れます。
私は、よく住まい手の方におすすめして、ウッドデッキや外壁板張りのときに塗ってもらっている塗料です。
嫌な匂いがしないし、素人が塗っても割ときれいに塗れるので。
それと、将来、メンテナンスが必要になっても自分で塗れるから。
前に、焼き杉板のメーカーの方が来られたときに、専用の塗料があるとは聞いていたのですが、「それでないといけないの?」と聞くと 「外部用なら、なんでも大丈夫ですよ」と、教えてもらったので、使い慣れたバトンを選びました。
もう、テフロン加工が取れたので捨てようと思っていた鍋に塗料を入れ、百円ショップの刷毛で塗りました。(安上がり)
黒ずくめの服で・・・・。
一応、床(モルタル塗りの犬走り)には養生をしています。
1時間ほどで、1回目が塗り終わり。
でも、なんかムラがあります。上の方が色が薄い。
昼を食べてから調整。
2回目を塗りました。
これで、バッチリ・・・かな?
う~ん・・・3回目を塗りたい気分だけど、ここで塗料が無くなりました
実は、車庫の中も日が当たるところは剥げているので塗りたかったし・・・。
それと、1年以上前に買った塗料で、封を切ってなかったのですが、缶ごとよく振ったけど下の方に顔料が滞っていました・・・・。(最後に気づいた)
買ってから、そんなに置いちゃダメですね。
一応、使えたけれど・・・。
塗料を再注文して、今度にします。
5年で塗り替えか~。
頑張ります
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