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恵 建築デザイン事務所

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2014年7月

2014年7月31日 (木)

槍、穂高岳の展望とお花畑を楽しむ~鏡平から双六岳へ その1

2001年以来の北アルプスへ行ってきました。

新穂高温泉~鏡平~双六へ。

100名山ピークハントのために笠ケ岳へ登る人の車に便乗です。

私は、1991年に笠ケ岳には登頂しており、あの急登で有名な笠新道は二度と通りたくないので、まだ 行ったことのない 双六岳~三俣蓮華岳を目指すことにしました。

ひとりでは、寂しいので、元気だけどまだ初心者の女性を誘いました。

「お花が超キレイで、槍、穂高の展望がすごくいいのよ!」という 甘い誘いの言葉に彼女はすぐ乗ってくれました。

*

7月25日(金)

出る直前まで市役所に書類を訂正に行ったりバタバタしてしまって、20分の遅刻。

でも、みんなはハイテンションで待っていてくれました。

午後2時20分出発で、中国道~名神~東海北陸道経由で飛騨清見ICから、高山経由で新穂高温泉へ10時前に到着。

ここへ来たのは、23年ぶり!

無料駐車場は150台停められる広さですが、もう 後、数台停められるだけ。

テント泊予定だったのですが、管理人に「テント禁止」と言われ、男性ふたりはテントにくるまって野宿!

女性は車で眠ることにしました。

空には満天の星。

車の窓から、流れ星が見えました。

*

7月26日(土)

あまり眠れなかったけれど、朝4時半起床。

簡単に朝食を済ませて、5時半に駐車場出発です。

登山指導センターに登山届を出したり、トイレへ行ったりしてたら、あっという間に時間が経ってしまい、実際の出発は6:00でした。

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ここから登れる山は・・・

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空は快晴。

振り返ると焼岳ものぞいています。

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足元にはかわいいホタルブクロが。

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笠新道分岐で男性たちと別れ、わさび平小屋へ。

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小屋の前では、野菜や果物が清流で冷やされています。

100円払ってトイレを済ませ、イザ、出発!

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雪の階段を下りて、川を渡り、行く手は雲一つない青空。

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8:03 小池新道入り口です。

対面の山は弓折れ岳稜線の下部ですが、谷には雪が。

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雲が少し出てきました。

しばらく歩くと谷を渡り、9:03秩父沢に着きました。

ここでしばらく休憩。

少し歩いて イタドリガ原

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名前の通り、イタドリがいっぱい。

来た道を振り返ると、穂高の裏側(西斜面)が見えます。

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キヌガサソウ。

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ここだけじゃなくて、他にもたくさんありました。

11:02 シシウドガ原

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ここまでくれば、鏡平まで後、1時間。

出発が30分遅れだけど、ここで予定より1時間遅れでした。

しばらく歩くと、登山道の横にはクロユリが2輪。

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同行の女性は、初めて見るクロユリに大感激の様子・・・

12:13 ついに、鏡平着。

鏡池から見た、槍、穂高連邦です。

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きれ~!

これが見たくて来たんです!

昔来たときにはなかった、展望用のウッドデッキが。

鏡平小屋でランチにしました。

さて、後3時間、がんばって歩こう!

足元にはかわいい、高山植物のお花達。

チングルマです。

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これから、歩く登山道には、チラホラと雪渓が。

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弓折れ岳稜線の分岐までは、こんな感じ。

ハクサンイチゲは、たくさん咲いていました。

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ミヤマダイコンソウです。

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14:09 弓折れ岳分岐に到着。

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正面には槍ケ岳の勇士が。

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槍は何度見てもカッコいい!

左の稜線は西鎌尾根で、双六小屋から行けます。

ヨツバシオガマです。↓

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ハクサンチドリ↓

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花見平。向こうの雪がある山は、笠が岳へ行く弓折れ岳から続く稜線かな。

このお花畑は、ハクサンイチゲやミヤマキンバイが多かった。

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ハクサンシャクナゲ ↓

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しばらく歩くと「クロユリベンチ」という立て札が・・・

周りには、クロユリがいっぱい。

100以上咲いていたと思います。

あんなにクロユリがたくさん咲いてるのをはじめて見ました。

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イワカガミもいっぱい。

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前方に双六小屋が!

背景は鷲羽岳です。

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疲れが吹き飛びました。

でも、ここからが長かった!

15:30頃、やっと双六小屋到着。

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今日の歩行時間は、休憩含めて 9時間半でした。

                             つづく

2014年7月22日 (火)

住宅医とリフォーム業者への不満

中国地方はやっと梅雨明けしました。

先日、私の自宅兼事務所の裏にあった、雇用促進住宅が解体撤去されました。

4月半ばから仮設工事ににかかりました。

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5階建ての鉄筋コンクリート造なんですが、約40年で解体・撤去となりました。

鉄筋コンクリートなのに、なんでそんなに寿命が短いのでしょうか?

もともと、1軒が2K(和室4.5畳と6畳)と小さく、子供が小学生以上になれば住みにくい間取りではありました。

プランニングの問題か?

昭和56年以前の建物なので、耐震強度もないし、改修するのもお金がかかるのでしょう。

5階建てなのにエレベーターがないのもツライ。

で、あっという間に工事は進んで、7月の初めには更地になりました。

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壊すのは早いですね~。

今は広々としたグランドのよう。

朝から、鳥の声がうるさいほど聞こえるようになりました。

そういえば、子供のころ、ここは田んぼでレンゲを摘んだりしてよく遊びました。

*

ところで、木造住宅の寿命の話ですが、日本の木造住宅は約30年といわれています。

でも、我が家は築70年。

ご近所の家を見ても、結構、そういう家があります。

この、木造住宅の寿命が30年というのは、建て替えるために壊す場合、その住まいが築・平均30年だということだそうです。

つまり、30年で住めなくなるわけではない。

キチンと在来木造で建てていれば、60~70年は実際にはもつそうです。

でも、設備(キッチンやトイレ、浴室等)は、更新していかないともたないので、リフォームということになるのです。

30年経てば、家族構成も変わったり、生活様式に合わなくなったりしますから。

空家も増えています。

壊すのにもお金がかかるし、建物があったほうが敷地の固定資産税が安い、ということもあります。

で、30年では、木造在来工法での建物はしっかりしていますから、新築ではなく、リフォームをするということになります。

ただし、30~40年前のプレハブ住宅は、そんなにもちません。

メーカーにもよりますが、壁でもたせる構造だし、新建材ばかり使っているし、リフォーム(増改築)もやりにくいので、建て替え、ということになる場合が多いです。

*

私は、リフォームもたくさん手がけていますが、2年前から「住宅医スクール大阪」に通い、木造住宅の改修について系統的に学び、修了しました。

※参照 住宅医協会 http://sapj.or.jp/

今年、2月には去年やった、古民家再生の大掛かりなリフォーム工事を設計・監理・現場管理を行い、住宅医スクール検定会で発表させていただきました。

※参照 http://megumi-design.cocolog-nifty.com/blog/2014/02/post-6d1e.html

先月、この講評が届き、審査員の先生方から、依頼者家族の要望に応えた、大変良い改修がなされている、「通風」「断熱」「構造」等の他に「使い勝手の良いプランである」との高い評価をいただき、住宅医と認定されました。

後、耐震や断熱は素晴らしいが、数値で示されるようになればさらに完成度が高まったでしょう、と 今後の課題を示されました。

*

これから、ますます、リフォームのニーズは高まって行くと思われます。

先日も、ある大手のリフォーム業者に設計と見積もりをしてもらったが、プランがどうしても納得できない、自分の要望が入ってない、思ったより高い、と すごくご不満をお持ちで、でも 他を知らないのでこのまま契約してしまいそうで いやなんだけど、誰に相談したらいいかもわからない、というお話を知人から お聞きしました。

早速、お伺いしていろいろお話ししていると 奥様が、

「こんなに私の言うことをわかってくれて、疑問点もわかりやすく説明してくださるから、すごく 嬉しい。女性なので話しやすいし、女性の目線で提案してくださるのでとてもいいです。」と、喜んでくださいました。(まだ、プランは出していませんが)

まだまだ、世の中には、施主のニーズに応える、施主の希望をよく聞き、さらに良い提案をしてあげる、という施工者は少ないのでしょうか?

お聞きしてると、自分の会社の利益だけを優先しているようにしか思えないのです。

確かに予算はありますが、その限られた予算の範囲内で、より満足性の高い提案をしてあげないとだめでしょう。

「これしか、方法がありません。」(どうしてだめなのかわからない)

「予算がないなら、これは やめましょう」(夢を壊された感じ)

「それは、オプションになります」(当然、入っていると思われたものが入っていない)

「このメーカーの物以外は 使えません」(自分の使いたかったメーカーのキッチンが使えない)

等々、奥様がうんざりされたのもわかります。

お話を聞いていて、ファイトがわいてきました。

大手にはできない、満足度が高く、居心地の良いリフォームを適正価格でやりましょう!

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