槍、穂高岳の展望とお花畑を楽しむ~鏡平から双六岳へ その1
2001年以来の北アルプスへ行ってきました。
新穂高温泉~鏡平~双六へ。
100名山ピークハントのために笠ケ岳へ登る人の車に便乗です。
私は、1991年に笠ケ岳には登頂しており、あの急登で有名な笠新道は二度と通りたくないので、まだ 行ったことのない 双六岳~三俣蓮華岳を目指すことにしました。
ひとりでは、寂しいので、元気だけどまだ初心者の女性を誘いました。
「お花が超キレイで、槍、穂高の展望がすごくいいのよ!」という 甘い誘いの言葉に彼女はすぐ乗ってくれました。
*
7月25日(金)
出る直前まで市役所に書類を訂正に行ったりバタバタしてしまって、20分の遅刻。
でも、みんなはハイテンションで待っていてくれました。
午後2時20分出発で、中国道~名神~東海北陸道経由で飛騨清見ICから、高山経由で新穂高温泉へ10時前に到着。
ここへ来たのは、23年ぶり!
無料駐車場は150台停められる広さですが、もう 後、数台停められるだけ。
テント泊予定だったのですが、管理人に「テント禁止」と言われ、男性ふたりはテントにくるまって野宿!
女性は車で眠ることにしました。
空には満天の星。
車の窓から、流れ星が見えました。
*
7月26日(土)
あまり眠れなかったけれど、朝4時半起床。
簡単に朝食を済ませて、5時半に駐車場出発です。
登山指導センターに登山届を出したり、トイレへ行ったりしてたら、あっという間に時間が経ってしまい、実際の出発は6:00でした。
ここから登れる山は・・・
空は快晴。
振り返ると焼岳ものぞいています。
足元にはかわいいホタルブクロが。
笠新道分岐で男性たちと別れ、わさび平小屋へ。
小屋の前では、野菜や果物が清流で冷やされています。
100円払ってトイレを済ませ、イザ、出発!
雪の階段を下りて、川を渡り、行く手は雲一つない青空。
8:03 小池新道入り口です。
対面の山は弓折れ岳稜線の下部ですが、谷には雪が。
雲が少し出てきました。
しばらく歩くと谷を渡り、9:03秩父沢に着きました。
ここでしばらく休憩。
少し歩いて イタドリガ原
名前の通り、イタドリがいっぱい。
来た道を振り返ると、穂高の裏側(西斜面)が見えます。
キヌガサソウ。
ここだけじゃなくて、他にもたくさんありました。
11:02 シシウドガ原
ここまでくれば、鏡平まで後、1時間。
出発が30分遅れだけど、ここで予定より1時間遅れでした。
しばらく歩くと、登山道の横にはクロユリが2輪。
同行の女性は、初めて見るクロユリに大感激の様子・・・
12:13 ついに、鏡平着。
鏡池から見た、槍、穂高連邦です。
これが見たくて来たんです!
昔来たときにはなかった、展望用のウッドデッキが。
鏡平小屋でランチにしました。
さて、後3時間、がんばって歩こう!
足元にはかわいい、高山植物のお花達。
チングルマです。
これから、歩く登山道には、チラホラと雪渓が。
弓折れ岳稜線の分岐までは、こんな感じ。
ハクサンイチゲは、たくさん咲いていました。
ミヤマダイコンソウです。
14:09 弓折れ岳分岐に到着。
正面には槍ケ岳の勇士が。
槍は何度見てもカッコいい!
左の稜線は西鎌尾根で、双六小屋から行けます。
ヨツバシオガマです。↓
ハクサンチドリ↓
花見平。向こうの雪がある山は、笠が岳へ行く弓折れ岳から続く稜線かな。
このお花畑は、ハクサンイチゲやミヤマキンバイが多かった。
ハクサンシャクナゲ ↓
しばらく歩くと「クロユリベンチ」という立て札が・・・
周りには、クロユリがいっぱい。
100以上咲いていたと思います。
あんなにクロユリがたくさん咲いてるのをはじめて見ました。
イワカガミもいっぱい。
前方に双六小屋が!
背景は鷲羽岳です。
疲れが吹き飛びました。
でも、ここからが長かった!
15:30頃、やっと双六小屋到着。
今日の歩行時間は、休憩含めて 9時間半でした。
つづく
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