WEB内覧会①~越屋根の家
オープンハウスから、1か月半。
いろいろと忙しくて、ブログを書く時間がありませんでした。
さて。
越屋根の家。
工期は約1年かかりましたが、4月初めに無事、引き渡しをいたしました。
それで、見に来ていただけなかった人のために 内部をご紹介します。
まず、玄関です。
大工さん作成の下駄箱。
天板は栃(トチ)です。
これは、津山銘木さんで私が選びました。
中杢の赤身が面白いので。
建具は桧製。
玄関土間は御影石です。
正面の上部には、障子があり、これ、実はロフトにつながっていて風を抜くためのもの。
夏、玄関を開け、この障子をあければ、ロフトの上部の窓から熱気が抜けるというもの。
キッチン側にもあります。
これが、ロフトから見下ろしたところです。
式台と上がり框は地松。
地元の鈴鹿製材さんところへ行って、予算を言ったらその範囲でこんなきれいな地松を出してくれました。
私の父の代から、鈴鹿の専務さんをよく知ってる、ということもありますが、ありがたい。
1間半あるんですが、そんなに高くないんですよ~。びっくり。
とても木目が美しい。
式台って、貼り物でも、1間半あるととても値が張ります。
ホールの床は、大工さんが長年在庫していた、肥え松です。
少しヤニが出てるけどキレイです。
下駄箱の内部の棚まで、肥え松にしてくださいました。
*
玄関ホールから右へ行くと伝統的な2間続きがあります。
最近では、珍しいですね。
昔は、葬儀をうちでやっていたので、田舎の家には必ず作っていましたが。
実は、ここでも、古家にあったものを活かしています。
以前の家は、古いといっても築20年程度でしたので、捨ててしまうのはもったいない!
和室の建具のほとんどは、既存の建具。
障子は雪見障子でした。
照明器具も木製のいいものでしたので、使用させていただきました。
床板、框は栃の無垢板を地元の津山銘木さんで購入しています。
これも、展示品だったので 加工済みで予想以上に安くしてもらえました。
おさ欄間も既存。
ふすまも既存のふすまを張り替えて使用。
畳もです。
建具は、既存が本間(関西間)だったので、建物をそれに合わせて、設計しました。
南側には縁側もあります。
*
玄関ホールの左の建具を開けると・・・
リビングです。
木製のガラス戸は、両方とも戸袋に引き込むことができます。
この戸袋のふたは「ヒバ」です。
この戸袋には、紙貼障子や、網戸も入っています。
開けるとこ~んなに広々です。
ウッドデッキと続いているので 気持ちいい!
障子を建てると・・・・
落ち着いた空間になります。
右手の建具は寝室へ続きます。
*
リビングからダイニング方向を見ると・・・
右手の格子戸は玄関へ。
左手の引き戸は、廊下経由でサニタリーへ。
ダイニングキッチンの上部にはロフトがあります。
正面の小さな引き戸は、天井裏の点検口です。
和室の天井裏なんですが、ここからのほうが 入りやすい。
地窓はそれぞれ、玄関とダイニングキッチンを見降ろすことができます。
スベリダシサッシは電動で、1階からリモコンで開閉できます。
右の開き戸は、小屋裏物入れへ・・・・
小屋裏物入れには、ガラス瓦から光を入れ床の格子で、1階の廊下に光を落します。
ここには、窓がないので。
つづく
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