住宅医スクール 検定会終了
先週の土曜日。
2年がかりで通った「住宅医スクール大阪」が終了しました。
2012年から、それまでの名古屋が大阪に変わったおかげで、津山の私も日帰りで通うことができました。
2012年度に3日取りこぼしていたので、2013年度にそれを全部クリア。
最終日は住宅医検定会が行われ、事例発表も、させていただきました。
私の、発表したテーマは「古民家再生リフォーム~4世代で住み継ぐ家」です。
この、ブログに何度も載せた、あの家です。
検定会なので、4名の審査員の先生方と、受講生の皆さん(40名ぐらい?)が、聞いてくださいました。
最初に発表された、神戸の設計事務所の方のプレゼンが素晴らしく、お手本のよう。
数値や、いろいろ具体的にあげられていて、これぞ、「住宅医」。
私のはというと、そういう数値的な計算(温熱環境や、構造など)はしておらず、まあ、古民家にはそぐわないということもありますが、審査してもらうので、大丈夫かな~と ヒヤヒヤ。
住宅医では 「劣化」「耐震性」「温熱環境」「高齢者」「防火」「維持管理」の6項目について 検討し、クリアしていくのですが、そのことも 織りまぜながら 工程とともに説明していきました。
発表が終わり、先生方の質疑の時間も何とか切り抜けられて、ほっとしました。
最後に住宅医ネットワーク代表の三澤文子先生から、土間キッチンのことなど、プランニングについて大変褒めていただきました。
ユーザーが求めている以上の提案をしてあげることができないと、プロとは言えないのです。
三澤先生は、その6項目ももちろん大事ではあるけれど、それ以上に、住む人のことを考え、使い勝手や居心地の良さ、住みやすさを改善してあげるのも、住宅医のポイントだとおっしゃられました。
まさに、私が住宅設計している 最重要課題は 「居心地の良さ」「住みやすさ」であるので、そこを褒められて本当にうれしかったです。
最後に、修了証書もいただき、2年間の受講を修了しました。
*
その後、懇親会へ移り、受講生の皆様からも いろいろな感想を聞くことができ、概ね好評だったので、良かったです。
温熱環境の先生からは、ちゃんと計算すれば あの内容(断熱やサッシ)なら、かなり良い数値が出ますよ、と言われましたし、古民家の構造検討のための限界耐力計算をされている建築士の方からも、あの構造なら、大丈夫だと思いますよとのご意見をいただきました。
それらのご意見を踏まえて、数値による検討などして もっと 確実な証明ができるようにさらに精進していかなければ、と 思いました。
住宅医スクールの先生方、今回、聞いてくださった受講生の皆様、ありがとうございました。
※住宅医ネットワーク http://hd-n.net/
住宅医ネットワークはこの春、一般社団法人住宅医協会として 生まれ変わるそうです。
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