平屋の家 設計コンテスト 結果発表!
2週に渡って行われた木の国美作ネットワーク(=木の国美作推進協議会)主催の設計コンテスト。
津山と倉敷のイオンで行われた買い物客による人気投票なのですが、おかげさまで今年も第1位をいただきました。
それも、2位の方と40票近くの差がありました。
投票してくださった皆様、ありがとうございました。
今年の作品のテーマは平屋の家。
平屋の良さを生かし構造もできるだけ 見せています。
まずは、外観。
今はやりの片流れとかにはせず、雨仕舞の良い(雨漏りしにくい)切妻にしました。
南に広いウッドデッキをとり、雨ざらしにするとウッドデッキの床が傷みやすいので、屋根をかけました。
深い軒なので、冬の日差しが入りにくいので、軒先を網入りガラスにしています。
道路側はセットバックして、来客用の駐車場も確保。
玄関は、シューズクローゼットを設け、玄関に家族の靴が散らからないようにしています。
内部は、リビングを中心とした、廊下のないプラン。
廊下がないと、リビングの冷暖房をそのまま寝室や各部屋に送ることができます。
子供部屋もリビングから直接入れるようにして、知らない間に帰っていたり、友達が遊びに来てたりということがないように、コミュニケーションが取れるようにしています。
ロフトをつけて、ここをベッド代わりに使うことができるようにしています。
また、子供たちが巣立った後は、間仕切りを取れば12畳大の多目的スペースとして、趣味の部屋など、さまざまな活動ができます。
中央に薪ストーブを据え、畳コーナーもあります。
この畳コーナーは、建具を閉めると客間にもなり、小さな子供のお昼寝スペースとしても重宝します。
キッチンはアイランドキッチンですが、まるっきりのオープンにせずに手元を低い壁で隠せるようにしています。
ダイニングの端には家族のためのパソコンコーナー。
子供たちの小さいうちは ここで 宿題をさせることもできます。
キッチン~洗面・脱衣~浴室と 近く、キッチンから食品庫を兼ねた勝手口と主婦の動線を考えたプランです。
食品庫には、リサイクルごみや、冷蔵庫に収納しない野菜、段ボール箱入りの缶ビールや漬けもの、大きなザルなどいろいろなものを収納。
こういう部屋があると、キッチンの内部が片付きます。
勝手口の外にも3畳程度のスペースがあり、雨の日の洗濯物干しや、生ゴミの置き場にも重宝。
また、主寝室はダイニングから直接入れるし、脱衣~浴室にも近い設計です。
道路からも離れているので、落ち着いて休むことができます。
構造は、登り梁方式で、真中に大黒柱を立て、梁で十文字につなぎました。
平屋を生かした、ダイナミックな空間になっています。
また、ウッドデッキとの間の建具も全開できて、さらに広々リビングになります。
*
コンテストにきていただいた皆様には、できるだけ 説明させていただきました。
まあ、私がいたのは、津山も倉敷も2日目だけですが。
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住まいの理想は平屋だと思います。
年を取ると2階には上がらなくなりますから。
敷地さえあれば、ワンフロアが快適です。
これからも、頑張って、住みやすい設計をしていこうと思います。
ありがとうございました。
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おめでとうございます。2年連続1位とはスゴイですね。リビング・ダイニングを中心にしたなごみを感じる住みやすい家だと思いました。ともかく、お忙しいところ、お疲れ様でした。
投稿: かずき | 2014年1月28日 (火) 20時56分
ありがとうございます。
これからも、居心地の良い住まいを設計していきます。
投稿: めぐ | 2014年1月29日 (水) 11時27分