古民家再生リフォーム~木工事③
忙しくて、ブログの更新がなかなかできません・・・・
さて、前回の更新から早1ヶ月。
現場はどんどん進んでいます。
あれからの工程は・・・。
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この現場は、施主さんも大忙し。
まず、栗のフローリングに自然塗料のリボス社「アルドボス」を塗っていただきました。
メインはお父さんですが、ご家族総出で頑張ったそうです。
足場をかけたので、今まで手が届かなかった、梁の掃除(水ぶき)をして、次に、柿渋+ベンガラ+墨汁で古色を作って、塗っていただきました。
これは、試し塗り。
ちょっと、赤いので、もう少し墨汁を入れて・・・。
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桧の美しい階段がかかりました。
バックの障子は古いまま。
紙だけ、破れないワロンに張り替えます。
今まで、2階に上がるにはハシゴしかなかったので、今度は、だれでも登れます。
お父さんのアイデアで、簾戸の上の古いランマを階段の手すりに活用することにしました。
大きさもちょうど良く、いい感じです
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主寝室に和室にあった荷物を移動して、和室のリフォームをするので、仕上げてもらいました。
床:杉の厚板フローリング
壁:漆喰塗
天井:エコクロス
障子はそのまま。蔵のなまこ壁が美しい。
大きな差し鴨居もそのまま見せたので、存在感があります。
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ダイニングキッチンの吹抜けの天井です。
急きょ、曲がった梁を見せることにしました。
壁の下地には、ウールブレス(羊毛断熱材)が、入っています。
ロフトの天井は、和紙で編んだクロスを使用しました。
桧で竿(飾り格子)を入れました。
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屋根屋さんを呼んで、ガラス瓦を入れてトップライトにする位置を決めました。
暗かった屋根裏部屋(ロフト)も、リビングの吹抜け天井にトップライトをつけて、間接的に光を入れます。
真上は、わら屋根ですから、天窓が取りつけられません。
ダイニングキッチンのテーブルの上にも、トップライトを取ります。
ここは、直接空なので、とても明るい。
東向きの屋根です。
お父さんが苦労して塗ってくださった、梁。
本当に古民家らしくてきれいです。
今、プラスターボード張りのところは、漆喰塗りになります。
上の方の窓には障子が入ります。
足場を取って、対面キッチンのカウンターや、造り付けの食器棚を作成しています。
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さて、荷物を移動して、3間続きの和室と縁側のリフォーム工事に入りました。
まず、床を撤去。
中の間には、古い、掘りごたつがありました。
壷が埋まっていました。
整地して、鉄筋を組みます。
コンクリートを打ちこみ、床を組んで行きます。
大引等には、シロアリ防除のためのエコパウダーを塗布しています。
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木工事も後10日程度で終了でしょうか?
現場は急ピッチで進んでいます。
・・・つづく
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