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恵 建築デザイン事務所

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2013年9月

2013年9月23日 (月)

古民家再生リフォーム 木工事②

築130年の古民家再生リフォームを行っています。

古民家の良さ~古き良きデティールが、数多くあります。

それらをできるだけ、生かしたい。

なおかつ、断熱性能をあげて、冬の寒さをなんとかしてあげたい。

・・・そう思って いろいろ考えながらやっています。

*

西面と北面の半分は、土壁なので、フェノバボードで外張り断熱にしました。

0806b

ここに、本物の焼き杉板を張ります。

通気胴縁を取りつけて、透湿防水シートを貼って・・・・

Img_9427

これは、焼杉板をタルキの形に切って、面戸板を兼ねて、張ってもらっているところです。

Img_9490

張ってしまうとこんな感じ。

美しいなあ。

サッシのガラスに、向かいの蔵の なまこ壁が映っていますね。

Img_9414

リビングの天井の断熱材は羊毛160mm、外壁は100mmです。

*

ただ今の進捗状況ですが、木工事も中盤にさしかかっています。

奥の主寝室ですが、天井を取った既存は、このような感じです。

この時点で、窓を着けるため、右側の壁を一部撤去しています。

Img_9208

この障子と、その向こうに見える、蔵のなまこ壁がいいんです!

なんか、懐かしくて、日本の民家って、なんて美しいんでしょう!

この障子は内障子として残すことにし、外に断熱サッシをつけました。

大昔は寝室でしたが、ここ30年ぐらいは物置で、なんか暗くて怖い部屋というイメージ。

でも、天井を貼り替え、畳だった床を杉のフローリングにし、窓ももうひとつ設けて・・・。

天井の梁は隠しますが、壁は、差し鴨居や柱を見せて、だいたい真壁の漆喰塗の予定。

昨日、プラスターボードを張っているけれど、すっかり明るいイメージになりました。

(残念ながら、昨日の写真を写してなかった・・・・。)

*

奥様のご希望で、2階の小屋裏に4.5畳大の収納ができました。

小屋裏が、わら屋根のため、とても高かったので、それを利用することにしました。

Img_9710

入口は低いのですが、いったん入ってしまえば、天井は高いので、充分、物が入ります。

床は30㎜厚の杉のフローリング。

逆さに張って、下の廊下はそれを天井として見せることにしました。

この写真は、床を1部、外せるようにしているところです。

*

Img_9549

ロフトから、吹き抜けを見降ろす障子の枠がつきました。

左の窓がダイニングキッチン、右の窓がリビングを見降ろす窓です。

Img_9745

吹き抜けの天井や梁の掃除、塗装のために内部足場を組みました。

いよいよ、工事は佳境に入ってきました

                ・・・つづく

2013年9月10日 (火)

計画から棟上げまで~高台の平屋①

先日の日曜日。

高台の平屋の棟上げでした。

このお住まいは、高齢のご両親と施主ご夫婦の家。

施主ご夫婦は、転勤が多く、同居はちょっと先になりそうですが、少し足の悪いご両親のために、生活しやすい家を計画しました。

去年の春ごろから、いろいろ打合せをして、プランが決まったのが昨秋。

それから実施設計に入りました。

Scan0106

初めのリビングダイニングのスケッチパースです。

ダイニングの部分が対面キッチンになったりして、多少変わりましたが、イメージ的にはこんな感じ。

リビングもタタミリビングと和室とを二間続きで使えるように設計しています。

実施設計ができあがり、工務店さん5社に見積合せをしていただきました。

2月下旬に施工業者が決定し、仮住まいのための準備を進め、補助金の関係で4月になってから確認申請を出しました。

既存建物が撤去されたのが7月の初めで、さら地になって早速、地盤調査を行いました。

Img_9131

地盤調査の結果は、敷地のほとんどは非常に頑強な地盤ですが、南面のほんの2mほどだけが、軟弱。(その部分だけ埋め立て地)

このままの配置では、不動沈下の恐れあり、ということで、地盤改良が必要とのこと。

でも、幸いなことに 南北は充分な広さがありましたので、確認申請の配置よりは、後ろに2m移動させれば、地盤改良の必要なし、とのこと。

それで、確認申請も軽微な変更で訂正し、北へずらして配置が決定しました。

*

8月の早朝。地鎮祭が行われました。

Img_9253

その後すぐに基礎工事に入り、養生期間も充分取ることができました。

*

さて、このたびの、棟上げ。

前夜から激しい雨が降り、どうなることかと思いましたが、幸い、朝には小雨に。

スタートを30分遅らせ、8時半から建て方を始めたそうです。

私が、行った9時半には、こんな感じ。

Img_9572

もう、柱はほとんど建って、梁や桁を組んでいました。

Img_9583

右の大工さんが かけや(大きな木づち)を振っています。

やっぱり、大工さんってカッコイイ!!

Img_9593

お昼前には、小屋束までできました。

刻みはプレカットですが、丸太の小屋梁と、リビングとキッチン部分の小屋組みは、登り梁仕様で、手刻みされています。

Img_9598 

モヤが水平に入るので、ほぞが斜めに作られていますね。

隠すのがもったいないぐらいきれいな地松です。

Img_9604

両方から、登り梁がかかり、途中に柱がないので、棟木を大きくして、両方からボルトで引いています。

この300の棟木も、隠すのがもったいない!美しすぎる!

午後からは空も青空。秋の空です。

聞くところによると、施主さんは大事なときには全部晴れる、晴れ男とか。

*

今日は、実は私にとっても3年ぶりの「餅投げ」があります。

幸い、今日は日曜日。

4時半を廻り、続々とご近所の人たち、子どもたちが集まってきます。

最近、棟上げをしても餅を投げる現場が少ないのですが、元々、この地に住んでいての建て替えなので、餅投げをしてご近所の方に喜んでいただきたいのでしょう。

そして、私にとって初めてがもうひとつ。

屋根の上での上棟式に参加させていただきました。

元々、高いところが苦手なので、「棟上げの女人禁制」を理由に、避けていました。

棟梁が「女性はダメなんて、そんな時代じゃないでしょ。」という言葉に押され、今回は、施主の奥様も上がられるし、思いきって上がってみることにしました。

まあ、最近は女性の大工さんもいるし、私も女性建築士でこの仕事初めてもう35年というキャリア。

逃げちゃダメですね・・・

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さて、桁の高さに床を作ってもらって、これは、祝詞をあげているところ。

怖くて、下の方を見た写真は撮れていません。

地鎮祭と同じように、拝むのですね。

サカキも供えて、2礼2拍手1礼。

手に汗を握って、頑張りました・・

餅投げが始まる前に私と奥様は、さっさと降りました。

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私も、大勢の人たちといっしょに、餅を拾いました。

この方が気楽。

やはり、餅投げ(餅拾い)って楽しい。

近所の人たちや子どもたちの笑顔がはじけます。

*

これから、本格的に工事が始まりますが、がんばっていい家を作るお手伝いをしたいと思います。

そして、この家に住まれる、ご家族のご健康とご多幸をお祈りいたします。

2013年9月 8日 (日)

ウッドデッキにパーゴラ+日よけテント~リゾートみたいな家

約9年ほど前に、友人と共同設計した家があります。

その後も時々、住まいのことについてご相談を受けます。

とても楽しい奥様で、話していると時間が経つのを忘れるぐらいなんですが

ここ数年来の悩みは、夏のリビング東面の日よけについて。

ヨシズの「すだれ」や、「たてす」で、しのいで来られましたが、ヨシズは安いけれど2~3年でダメになってしまいます。

処分も結構、大変。

今年、そのご相談を受け、パーゴラ+日よけテントを提案。

そして、ウッドデッキを増設して、そのテントの下でバーベキューしたり、お孫さんのプール遊びしたり・・・。

風の強いところなので、台風など強風時には、テントをたたみます。

これが、施工前。

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大きな住宅団地の中の敷地ですが、そうとは思えない環境にあります。

この、東面のウッドデッキからは、借景の雑木林が見え、そこにはキジやタヌキまでやってくるという。

このリビングの東のウッドデッキは日当たり抜群で、住宅団地内の道路からは見えないので、バーベキューしたり、プライベートに楽しむのにぴったりなんです。

ただ、夏は暑い・・・・

そこで、柱を立ててパーゴラを増築。

塗装工事は、施主ご夫婦で、組立て前にされています。(自然塗料バトン2回塗り)

Img_9229

そして、日よけテントを。

Img_9355

これは、開閉式です。

色は、日差しを遮りやすいグリーン。

汚れも目立ちにくい色です。

ここまで、作って奥様は、カウンターテーブルも作ってほしいと言われました。

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どうです?

とても素敵でしょう。

目の前の雑木林(市の土地だそうです)が、借景でいい感じ。

右下には、池も見降ろすことができます。

奥様はこれができてから、毎朝、早起きしてここで、お茶するのが日課なんだそうです。

まるで、どこかのリゾートホテルのテラスみたい!

お盆に帰省したお孫さんもここでプールで水遊びを楽しんだそうです。

6帖以上もあるスペースなので、ここで様々な楽しみが広がっています。

*

そして、ついでに思いつかれたのが、リビングのパソコンデスク。

いっしょに銘木屋さんに見に行き、「トチ」の木を購入されました。

面皮付きで、ちょうどいい感じにカーブしたところを生かしました。

中の木目がとてもきれいなんです。

もちろん、塗装はご自分で。

サンダーもオススメして買っていただいて、ご主人が上手に塗られました。

これも自然塗料のリボス社の「クノス」

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上げ下げ窓からは、ウッドデッキのカウンターや雑木林が見えます。

机の上部には小さな棚もつけました。

本を読んだり、手紙を書いたり・・・ちょっと素敵なパソコンコーナーです。

小学生の子どもさんがおられるおうちなら、宿題コーナーにもぴったり。

リビングとダイニングの間ですので、お母さんの目も届きます。

この写真はリビング階段の途中から撮りました。

奥様もご主人も外のテラスともども、とても、お気に入りのご様子で、良かったです。

自分たちで塗装をやったりいろいろ工事に参加しているので、満足度も倍増!?

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南側から見ると、ちょうどグリーンカーテンに隠れて、見えません。

西の道路からは、まったくと言っていいほど。

*

また、おしゃべりしに行きます。

その時は、外のテラスのカウンターでランチさせてくださいね。

お弁当は持参します!

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