古民家再生リフォーム~木工事①
基礎の養生期間を10日ほど取って、木工事が始まりました。
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この家は、床の高さが高いところと低いところがあります。
西半分はとても床が高く、東半分はとても低い。
段差が800ぐらいあります。
低いところは、ほとんど床束が入りません。
基礎パッキンのプラスチックが、施主さんのお母さまが、好きじゃないので、撤去した既存の土台「ムロマツ」をスライスして、使うことにしました。
古い土台は「ムロマツ」を使ってありましたが、苔むしていても、シロアリもきてないし、築130年も経っているのに、何ともなっていませんでした。
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まず、べた基礎のコンクリートにホールインアンカーで、ずん切りボルトをいれました。
土台と大引には、シロアリ防除のための白い「エコパウダー」を、施主に塗っていただきました。
リビングの予定の場所の屋根がとても低く、このままでは部屋の端では1800mmしか天井が取れないので、瓦屋根を撤去して、金属屋根でゆるい勾配でかけ替えることにしました。
これが、既存の状態でした。
このとなりに、自転車置場も作りたいというご要望だったので
ガルバニウム鋼板タテハゼ葺きの屋根とポリカボネードの屋根を続けました。
その奥に通用口があるので、雨よけになってちょうど良いのです。
タルキも、大きめにして、モヤを無くすことにしました。
軽い屋根なので、モヤが無くても大丈夫なので、スッキリです。
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シロアリにやられた柱を交換するために、支えてあったポストの場所が、土間コンクリが打てなかったので、部分的に打ちました。
施主の坊やが、コテ押えを手伝ってくれました。
根太が敷かれました。
この部屋は、杉の厚み30mmのフローリングを張るために、根太の感覚が通常より広く取ってあります。
40mmの断熱材を入れています。
向こうの端は、ピアノを置くために、根太が細かく入っています。
真壁のすき間にも、断熱材を詰めてもらいました。
これは、施主さんにお願いしました。
アルミサッシが付くと、家らしくなってきました。
リビングのサッシはLow-Eガラスなので、昼間は中が見えにくいですね。
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着々と進んでいます。
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どんどん家らしくなってきました。これからは、吹き抜けとロフトと天窓がどのようになるか楽しみにしています。
投稿: かずき | 2013年8月10日 (土) 16時37分
そうですね。
私も楽しみです。
投稿: めぐ | 2013年8月11日 (日) 21時42分