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恵 建築デザイン事務所

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2013年5月24日 (金)

木材利用エコポイントの疑問(不満!)

梅雨直前の晴天が続いています。

*

昨日は、木材利用エコポイントの説明会に行ってきました。

この、「木材利用エコポイント」は、以前あった「住宅エコポイント」とは、管轄の省庁が違うので、仕組みも違います。

詳しくは 以下HPをチェックしてください。

http://mokuzai-points.jp/about/index.html

で、私が 残念に思ったのは 今回の制度は、施工者が登録業者でないとこのポイントがもらえないということです。

その登録は、今月末。後、1週間しかありません。

住宅エコポイントは 国土交通省が主催でしたが、断熱材の出荷証明書(ある一定規模以上の)、写真や、アルミサッシの出荷証明書や完成後の写真などで、誰が工事をしても もらえたのです。

ですから、私はお客様のために 書類作成、手続きを行い、最高の30万ポイントも2件もらうことができたのですが、今回は違います。

まず、登録施工業者でないといけない。

この登録施工業者というのは 建設業者登録や宅地建物取引業者登録があれば簡単なんですが、これ以外の人は難しい。

窓口が建築士会の事務局であるにもかかわらず、設計事務所ではダメ。

個人の大工さんで、主に工務店等の下請けの人は難しい。

つまり、この人たちは 建設業者登録を持っていないから。

私の知ってる大工さんたちは、いい腕を持っていて、仕事もたくさんされていても、業者登録は経費がかかる関係で、持ってない方が多い。

「以前は、持っていたけど やめました」とか 聞きます。

公共工事をされる人は必要ですが、そうでない方は、なくても仕事ができるのです。

「新築木造住宅の工事請負契約書」のコピーにしても、500万以上の一括請負には建設業者登録がいるので、もっていない。

大工工事だけで、500万円を超えるという住宅新築現場はめったにありません。

「内装・外装工事請負契約書」でもいいと書いてあるけど、そんな題名の請負契約書なんて、わざわざつくらないと無い。

なぜ「リフォーム工事の工事請負契約書」ではダメなのか?という疑問がわく。

「所得税の確定申告書B控え」のコピー?

自営業者の方は、申告はしていても 出したがらない。(たぶん)

いろいろ条件があって、そのひとつが「建設国民健康保険証明書」または「労働者災害保険加入証明書」等のコピー。

全員が入っているわけではないし

*

そんな、こんなで 個人大工さんと組んでの直営工事が多い私としては、国産木材をふんだんに使って木造住宅を設計・監理しているのに、木材利用エコポイントをもらってあげることができないのです。

なぜ、国土交通省の住宅エコポイントだったら、施工業者登録が不要だったのに、林野庁だと必要なのか?

よくわかりません。

木材をたくさん使ってる個人の大工さんは排除して、不動産屋さんは大丈夫?

この制度を作った人に文句言いたい。

昨日も、説明会が終わってから地元で私と同じような直営工事が多い設計事務所の主宰者の男性と、地元の大きな製材所の社長に、意見(愚痴)を 言いました。

社長は、私たちを良く知ってるので、「あんたらのような、いい家を作ってる人が、できないなんて。林野庁に電話して文句言うたら?」と 言われたけど、どうせ 「そういう制度になっていますから、決まったことですから」と言われるのに決まってる。

だから、このブログで愚痴をこぼすしかないのです。

*

幸い、岡山県は県産材の補助金を20万円出してくれるし、市町村もそれに付随して20万円~50万円出してくれるので、そちらの手続きをしたら、残りの木材㎥数では、木材利用エコポイントがもらえないので(17㎥以上木材を使う、大きな家でないと)、そちらでもらうことにします。

県産材のほうが、乾燥材を使うことが義務付けられたり、現場検査もあるけれど そちらのほうが確実だし、施工業者登録は不要。

現実に合っていると思います。

以上、この制度についての愚痴でした!

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コメント

初めまして、木材利用ポイントの疑問で検索していたらこちらのブログがヒットしました。
自分もこの制度(申請基準や審査)に疑問を持っています。
昨年、この制度を知り申し込もうとしたらすでに募集終了。
募集期間が圧倒的に短いと思いました。
それと告知不足。自分で検索しなければ分かりません。知っている限り、登録業者募集の新聞広告もありません。
申請基準もあくまで法人が対象で、個人は最初から蚊帳の外です。
おっしゃる通り、個人でも優れた技術を持ち、すばらしい物造りをされる方はたくさんいらっしゃいます。
自分のお客様も同じで、こちらは薪ストーブを設計・製造・販売されています。
有名な一流と言われる欧米の薪ストーブを手放してまでここの薪ストーブを購入される方がたくさんいます。
それは杉も松も竹も燃やせて、薪の消費量が少ないストーブだからです。
しかし、この木材利用ポイントでは採用されませんでした。
理由は「要件を満たしていない」と一言。
現在、木材利用ポイントを利用できる薪ストーブでは杉・松・竹を安心して燃料にできるストーブはありません。ただ法人であり、組織が大きいからという理由だと自分は思っています。この制度から言えば本末転倒であり、なんのための制度かと疑いたくなります。
登録申請当初、分からない事があり事務局に問い合わせをしても電話口に出る人はこちらの質問にまったく答えられず、担当が変わり疑問点を言っても返答に困り黙ってしまったり、、。
自分は、この制度はもう一度公開して精査すべき事業だと痛切に感じました。
関係機関の認識が変わり、個人でも登録が可能な「開かれた生きた制度」になる日が来る事を願いつつ長文となりました。
失礼致しました。

本当にそうですね。この制度、問題が大ありで、実際登録業者でも使うのが非常にめんどう。知り合いの工務店さんに聞いたのですが、一件ごとに、いちいち会社の登記簿謄本まで出さないといけないとか・・・。それで、なるべくなら使いたくない。(面倒なので)そんな人が多いから、この資金が余って、予定よりも延長してるそうです。制度を使いやすくするように、よく、検討してほしいものです。

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