最近のトラックバック

恵 建築デザイン事務所

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2013年5月

2013年5月27日 (月)

棟上げ~越屋根の家

今日、西日本は梅雨入りしてしまいましたが、この前の土曜日は五月晴れ。

越屋根の家の棟上げでした。

9時20分ぐらいに行ったのですが、1階の柱はだいたい、建っていました。

ほぼ平屋の家なんですが・・・。

Img_7607

全部手刻みなんですが、棟梁がこだわってオリジナルの仕口をしているところも一部あり・・・(前回のブログで紹介)

施主がおられない、と思ったら、下で作業を手伝っておられました。

作業服で地下足袋なんで わからなかった・・

表の桁は、3本をつないで 端から端まで13mぐらいになるので、まず下でシャチを入れ・・・

Img_7612

金輪継ぎかな?と思ったら 尻挟み継ぎでした。

それを1本にして吊りあげ・・

Img_7617

Img_7621

1番南の桁になります。

Img_7634

今度は、その桁と通し柱をつなぎます。

通し柱は135ミリ角なんですが、欠き込がなるべく少なくなるように 棟梁が工夫してくださいました。

Img_7640

反対側も慎重に打ちこんで・・・。

Img_7673

次々に組み上がって行きます。

今、吊りあげているのは、2階(越屋根)の桁。

Img_7678

どうして、大工さんは、あんな高いところをスイスイ歩けるの?

カッコイイな~

Img_7689

2階の登り梁が入りました。

これも、カッコーイ~

*

夕方5時過ぎ。

だいたい、棟が上がったので、上棟式をしました。

Img_7724

棟梁が、裏に、私の名前と棟梁の名前を書いてくださいました。

これが、棟に取りつけられ、100年ぐらい後(?)まで、作った人の名前がわかるんですね。

Img_7732

2階ロフトの上に道板を敷いて、棟梁が祝詞をあげ、皆さんで拝まれました。

私は「女性は、上がっちゃいけないんですよ~」とか言って お断りしました。

だって 高いところは怖い。

床がもっとしっかりしないと、上りたくないです。

この写真は、足場から撮りましたけど、足場には階段も手すりもちゃんとありますから。

*

周囲の水田には水が張られ、建てたばかりの家も映っていました。(この写真は4時頃)

Img_7703

思い描いた設計通りの家ができますように頑張ります。

Img_4434

工事が無事、終了し、この家に住まれるご家族のご健康と、ご繁栄を心からお祈りいたします。

2013年5月24日 (金)

木材利用エコポイントの疑問(不満!)

梅雨直前の晴天が続いています。

*

昨日は、木材利用エコポイントの説明会に行ってきました。

この、「木材利用エコポイント」は、以前あった「住宅エコポイント」とは、管轄の省庁が違うので、仕組みも違います。

詳しくは 以下HPをチェックしてください。

http://mokuzai-points.jp/about/index.html

で、私が 残念に思ったのは 今回の制度は、施工者が登録業者でないとこのポイントがもらえないということです。

その登録は、今月末。後、1週間しかありません。

住宅エコポイントは 国土交通省が主催でしたが、断熱材の出荷証明書(ある一定規模以上の)、写真や、アルミサッシの出荷証明書や完成後の写真などで、誰が工事をしても もらえたのです。

ですから、私はお客様のために 書類作成、手続きを行い、最高の30万ポイントも2件もらうことができたのですが、今回は違います。

まず、登録施工業者でないといけない。

この登録施工業者というのは 建設業者登録や宅地建物取引業者登録があれば簡単なんですが、これ以外の人は難しい。

窓口が建築士会の事務局であるにもかかわらず、設計事務所ではダメ。

個人の大工さんで、主に工務店等の下請けの人は難しい。

つまり、この人たちは 建設業者登録を持っていないから。

私の知ってる大工さんたちは、いい腕を持っていて、仕事もたくさんされていても、業者登録は経費がかかる関係で、持ってない方が多い。

「以前は、持っていたけど やめました」とか 聞きます。

公共工事をされる人は必要ですが、そうでない方は、なくても仕事ができるのです。

「新築木造住宅の工事請負契約書」のコピーにしても、500万以上の一括請負には建設業者登録がいるので、もっていない。

大工工事だけで、500万円を超えるという住宅新築現場はめったにありません。

「内装・外装工事請負契約書」でもいいと書いてあるけど、そんな題名の請負契約書なんて、わざわざつくらないと無い。

なぜ「リフォーム工事の工事請負契約書」ではダメなのか?という疑問がわく。

「所得税の確定申告書B控え」のコピー?

自営業者の方は、申告はしていても 出したがらない。(たぶん)

いろいろ条件があって、そのひとつが「建設国民健康保険証明書」または「労働者災害保険加入証明書」等のコピー。

全員が入っているわけではないし

*

そんな、こんなで 個人大工さんと組んでの直営工事が多い私としては、国産木材をふんだんに使って木造住宅を設計・監理しているのに、木材利用エコポイントをもらってあげることができないのです。

なぜ、国土交通省の住宅エコポイントだったら、施工業者登録が不要だったのに、林野庁だと必要なのか?

よくわかりません。

木材をたくさん使ってる個人の大工さんは排除して、不動産屋さんは大丈夫?

この制度を作った人に文句言いたい。

昨日も、説明会が終わってから地元で私と同じような直営工事が多い設計事務所の主宰者の男性と、地元の大きな製材所の社長に、意見(愚痴)を 言いました。

社長は、私たちを良く知ってるので、「あんたらのような、いい家を作ってる人が、できないなんて。林野庁に電話して文句言うたら?」と 言われたけど、どうせ 「そういう制度になっていますから、決まったことですから」と言われるのに決まってる。

だから、このブログで愚痴をこぼすしかないのです。

*

幸い、岡山県は県産材の補助金を20万円出してくれるし、市町村もそれに付随して20万円~50万円出してくれるので、そちらの手続きをしたら、残りの木材㎥数では、木材利用エコポイントがもらえないので(17㎥以上木材を使う、大きな家でないと)、そちらでもらうことにします。

県産材のほうが、乾燥材を使うことが義務付けられたり、現場検査もあるけれど そちらのほうが確実だし、施工業者登録は不要。

現実に合っていると思います。

以上、この制度についての愚痴でした!

2013年5月 9日 (木)

大工さんの手刻み~材料検査

GW明けの7日は、施主と棟梁と3人で、縁側の前に設置する靴脱ぎ石を探しに行きました。

基礎には、4月初旬からかかっていますが、べた基礎の場合、最近は犬走りのコンクリートを後打ちすることが多いのですが、ここもその予定でした。

でも、よく考えてみたら、南面には、独立柱が多く、独立基礎が並びます。

しかも、大屋根(瓦屋根)の荷重も受ける、独立柱になります。

そこで、犬走りも独立基礎と一緒にコンクリを打って、一体化し、より強くすることにしました。

それで、縁側の前の靴脱ぎ石を、犬走りのコンクリ打ちの前に設置することになったので、いそいで探しに(買いに)行ったのです。

津山市内の造園屋に行こうと思って電話したら、最近は和風の家が少ないので、以前のようにたくさん置いてないとのこと。

それで、大工さんの紹介で佐用の造園屋に見に行きました。

でも、納得できるものがなく、今度は西粟倉村の土建屋さんの石置場へ。

たくさんあるのですが、なかなか「帯に短し、たすきに長し」ということで 選ぶのに苦労しました。

やっと決まって、ついでに 乗って行った2tダンプに載せてもらいました。

*

その途中に、大工さんの作業場があり、途中経過の刻みを見せていただきました。

実は、4月の初めに木材が入った時点で、材料検査を施主とともに行っています。

そのときの写真がこれです。

Img_6991

土台の刻みはほぼ終わっていました。

腰かけ鎌継ぎですね。

腰かけ蟻継ぎもあります。

プレカットと違って、仕口は、角です。

Img_6993

横架材も入っていましたが、丸太梁はまだです。

これらは、まだ 刻んでいませんでした。

1ヶ月経った昨日は、もう、横架材のほとんどの刻みが終わっていました。

中には、あまり見たことがない仕口も。

仕口の名前を聞いておけば良かった・・・。

Img_7399

この上と下が、一体になるのです。

込栓の穴も開いています。

Img_7405

それから、上のほうに見えているのが、金輪継ぎ。

棟上げが終わってしまえば、表には一本の線が見えるだけです。

ですが、中はこ~んなに複雑。

写真では、わかりにくいかもしれませんが。

*

大工さんの頭の中はどうなっているんでしょう?

複雑な仕口を、図面も描かずに、適材適所に作っていけるなんて。

軒先とか、わかりにくい個所は、作業場の床に原寸図を描いて検討されていました。

これは、前回、4月の初めの検査時にはありました。

Img_7003

昨日は、立派な丸太も来ていました。

Img_7402

長ほぞの小屋束や、蟻掛けの火打ち梁等・・・。

施主は、こういう仕口は初めてみるので、感心しきり。

本物の大工さん・棟梁はすごいです。

まだ、タルキの刻みはこれからだそうです。

タルキが通常よりも大きく、ほとんど室内も化粧なので、これも 大変。(設計した私が言うのもナンだけど・・・)

大タルキの上に野地板で、その上に外張り断熱があり、その上にタルキと通気層があります。

そして、その上にまた野地板~ゴムアスルーフィング~瓦葺きとなります。

2階の越屋根は、登り梁仕様です。

*

現場に帰って、石を降ろしてもらいました。

養生期間を充分とるために、早めに基礎着工しているので、余裕です。

Img_7409

アンカーボルトと、ホールダウン用のボルトが見えています。

これらの設置も、大工さんから土台の継ぎ手位置を確認して、施工図を私が描いて基礎屋さんに渡しました。

検査もしたので バッチリです。

直営工事なので、設計・監理以外に、現場監督もしています。

明日は、型枠をバラして今度は、南面の独立基礎と鉄筋コンクリートの土間を作ります。

今日は、ポーチの御影石の沓石の図面を簡単に描いて石屋に発注しました。

犬走りのコンクリートを打つために、タテ樋の排水工事もお願いしました。

注文していた土台下の気密シートも今日、到着。(基礎断熱なので)

現場の段取りが忙しい。

*

棟上げまで、後3週間。

頑張ります。

« 2013年4月 | トップページ | 2013年6月 »

2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
無料ブログはココログ