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恵 建築デザイン事務所

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2013年3月14日 (木)

町屋(古民家)リフォーム~ついに完成

3か月半に渡った、町屋再生リフォーム。

ついに完成です。

まず、外観ですが・・

改装前がこの写真。

Img_4335a

改装後です。

Img_6509

すっかり、甦った町屋です。

Img_6389

玄関には、ベンチ。樹種は桜。

式台は セン。ベンチの下と式台の間の空間に引出しをつけました。

ベンチから立ち上がるために、左手には腰かけ用の手すり。

右手には、立ち上がるためと、式台を踏んで上がるための手すり。

  Img_6383 

玄関との間は3枚の引き込戸。

アーチの壁の飾り棚があります。

この部屋はクロス貼りですが、このアーチの壁をクロスで仕上げることは、難しいので

ここだけ、ワラスサ入り漆喰塗です。

次の部屋との間仕切りは、大型の3枚引き込戸。

Img_6392

この、奥に和室があります。

Img_6401

ここの地板は、ニレ。

色は、リボスのカルテッド(ウオールナット色)とクノスで仕上げました。

これも、施主のお父様が、塗ってくれました。

板の状態で、表裏塗って拭き取るので、素人でもきれいに仕上がります。

木目も美しく、とても引き立っていました。

Img_6520

障子を開けると中庭と渡り廊下(ウッドデッキ。桧製)が見えます。

Img_6523

坪庭は、施主のお父様の力作。

なかなか、素敵です。

縁側が廊下に繋がっていて、ミニキッチンもあります。

Img_6453

そして、天井は低いけれど、落ち着いていて温かみのあるトイレ

Img_6454

そして、2階へ。

階段を上がった一番上には、ガラス瓦による天窓があり、和紙調の中空ポリカボネードを入れました。

これが、とても明るい。

Img_6531

そして、2階の床の間のある和室。

Img_6410

この部屋は、間取りや設えをほとんど既存のままにし、畳替え、襖の張り替え、障子を洗って和紙をワロンに貼り替え等、内装材の改修のみとしました。

壁のジュラクを明るい色に塗り替えたおかげで、部屋がとても明るくなりました。

これだけのことをやったんですが、本当にいいお部屋になりました。

特に、私が気に入ってるのが古建具。

Img_6415

この、昔の縦繁障子は、なかなかのもの。

ランマも素敵。

Img_6411

縁側の突き当たりの開き戸も、既存の舞良戸をそのまま利用。(白木洗いはしています。)

床は、杉の縁甲板を張りました。

Img_6438

内装は昔のままなので、全部、無垢板の地袋や違い棚、床板、地板、長押、天井板・・・・。

木の部分はすべて、お父様が、白木洗いをしてくださいました。

こんな家が本当に贅沢なのかもしれません。

新しい材料では、歴史を感じるこのような室内はとても作れないからです。

Img_6422

もうひとつの部屋からは、モダンな戸襖で既存につなげました。

2階は、主に、住宅として使われます。

この窓を開けると、中庭が眺められます。

*

3か月半かかったリフォームですが、初めの2か月はほとんどひとりの大工さんでしたので、時間はかかりましたが、その分、じっくり検討しながら、施主といっしょに作り上げることができました。

先週末、開店イベント「夢フェスタ」が行われ、大盛況のうちに終了したそうです。

特に、中庭の周りや和室で、お茶等の接待が大好評で、たくさんのお客様に「癒される」と褒めていただいたそうです。

設計、工事管理をさせていただいて、「冥利に尽きる」お話で、苦労も吹き飛びました。

本当にありがとうございました。

ますますの、御商売の繁栄をお祈り申し上げます。

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