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恵 建築デザイン事務所

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2012年11月

2012年11月13日 (火)

信州森林ツアー

11月10~11日。

秋のMOKスクール森林ツアーで、信州へ行ってきました。

1日目は、木曽桧の製材所「勝野木材」さん、見学。

天下の木曽桧天然林の製材所ですが、カラマツもありました。

木曽桧は本当に年輪が細かく、本当に美しい。

別名「尾州桧」とも呼ばれるそうです。

尾州とは「尾張藩」のこと。昔は、名古屋の管轄だったんですね。

そういえば、前に、手洗いカウンターの板にどこかの現場で残った書院天板を、大工さんが「尾州桧ですよ。」と、持ってきてくれて使ったことがありました。

それは美しい細かい木目でした。

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図書館の閉架式書庫のような、製品置場。

ボタンひとつで、左右に動きます。

必要な材がすぐ取り出せますね。

すごい。

でも、一番すごいと思ったのは、製材所の美しさ。

人もあまりいないのですが、本当にきれい。

毎日、一時間かけて掃除されるそうです。

こんなにきれいな製材所を今まで、見たことがありません。

掃除の行き届いている現場は、いい仕事ができる気がしますが、この製材所は正にそうでした。

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以前、登ったことのある木曽駒が岳をバスの窓から眺めながら、今度は伊那の北沢建築さんへ。

ここには、エムズ設計の三澤康彦先生の「胡桃山荘」が、体験型モデルハウスとして建っています。

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たった27坪とは思えない、胡桃山荘。

中は広がりを感じる素敵な空間でした。

すぐそばには胡桃の木があるので、足元には胡桃の実がたくさん落ちていました。

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そして、今度は、三澤文子先生(意匠設計)+稲山正弘(構造設計)の北沢建築の倉庫兼作業場です。

18Mの大スパンを、大断面の集成材とかではなく、普通の角材で構成されています。

Img_5066

日が暮れて、その架構の美しさが際立ちます。

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素晴らしい!

中を空っぽにして、トヨタレクサスのCMにも使われたそうです。

いいものを見せていただきました。

*

2日目は、伊那の産直市場グリーンファームへ。

珍しいものがいっぱいあって楽しかった。

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私は、最近のスーパーには売ってない、「紅玉りんご」を買いました。

ジャムやアップルパイにするには、コレですね。

向かいの敷地には、小動物園が・・・。

ヤギ、ダチョウ、クマ、ガチョウ、ポニー、鶏、ウサギ、イノシシ・・・・

ヤギは貸し出しもしているそうです。

*

周囲には昔登った雪をかぶった、仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳、北岳等南アルプスの山々も見えました。

甲斐駒はまだ、登ってないけれど。

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この写真は仙丈ケ岳と北岳でしょうか?

いいところだな~

*

バスの外は紅葉真っ盛り。

特に、カラマツの紅葉が見事でした。

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その後、木曽路の宿場町のひとつ奈良井宿へ。

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伝統的建物群保存地区になっているので、まるで江戸時代にタイムスリップしたようです。

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モノトーンの町並みがシックですね。

ここをゆっくり散策し、おやきと五平餅でお昼にした後、バスで中津川へ。

小雨がぱらついてきましたが、家具工房を見学し、栗普請の老舗の和菓子屋でお土産を買って帰途につきました。

2012年11月 8日 (木)

小さなキッチンのリフォーム~食品庫と造り付けの家電収納

小さなキッチンリフォーム工事が完成しました。

キッチンは独立で、大きさは3帖大。

ダイニングは隣の部屋です。

予算も限られています。

奥様が、「1級建築士のあなたに、こんなお仕事をお願いしてもいいのでしょうか?」と、何度も言われました。

「大丈夫です。使いやすく、予算内に納めるのが私の仕事です。」と、お答えしました。

私は、リフォーム工事は、直接大工さんや、その他の業者さんにお願いして直営工事でさせていただいています。

設計・監理料というのは、工事の諸経費の中に含まれていますので、工務店さんと比べても高くない(むしろ安い)くらいです。

これは、私が 工務店出身ということもあり、現場監督もでき、長年のおつきあいのある職人さんたちを知っていて、チームで仕事をするのが好き、ということもあります。

*

さて、今回のリフォームの現場を見たら、キッチンの横に階段があり、その下に食料品が雑然と置かれていました。

これを、どうにかしてあげなくては!と 1番に思いました。

小さな面積でも、うまく活用すれば、大きな収納力になります。

まず、工事前ですが・・

Img_4489

このままでは、奥のものを取り出すのも大変。

収納力にも限りがあります。

そこで、収納するもののサイズを測り、それに合せて棚を作りました。

棚の高さは、こういう場合、一度入れたらそう変更しないので、固定としました。

階段下なので、一部天井が斜めになります。

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わずか、幅1350×奥行き950×天井高1300のスペースとは思えないほどの収納力です。

箱買いのペットボトルや缶コーヒー。

買い置きのカップ麺や、コーヒー。

果実酒等、いろいろな物が入ります。

*

次に、問題はキッチンを狭くしている、家電収納(市販のレンジ台)

この奥行きが600もあり、流しの反対側に置いてあるので、間が600程度しか、空いていません。

そこに、玄関から入るドアがあり、家族もよく通るのです。

奥様によく説明して、この家電収納は他で使っていただくとして、奥行き450㎜の家電収納を大工さんに作ってもらうことにしました。

今、お使いのハイザー(お米の収納+食料品の収納)の寸法を測り、その中にすっぽり納めるようにして、隣には分別のゴミ箱を入れられるように設計しました。

それが、コレ。

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ゴミ箱も近くのホームセンターにいっしょに買いに行き、入るものを買っていただきました。

ゴミ箱は蓋が開くのですが、後ろにキャスターがついているので引っ張り出すこともできます。

ゴミ箱の上のタナは、取りはずし可能にしていますので、ゴミ箱のふたを開けるのに邪魔ならはずしてくださいと説明しましたが、奥様は、ここはお盆置場にちょうどいいと言われ、このままで使うそうです。

ゴミ箱はちょっと前へ引っ張り出せば十分使えるので。

この家電収納は 幅1200×奥行き450×高さ850で、キッチンの高さと同じにしてあります。

そして、動かしたいこともあると思うので、壁はクロスで仕上げた後、ここに置いてあるだけです。(壁に固定していません)

こんな工夫をあちこちにし、やっと2週間のリフォームが完成しました。

*

キッチンのリフォームは、流し台等を新しいシステムキッチン等に変更するのは簡単ですし、誰に頼んでも同じリフォームができます。

でも、前よりも使い勝手が良く、収納力もアップしなければ、せっかくのリフォームの意味がありません。

日本の住宅のキッチンは物が多すぎる、というのが大きな問題なのですが、リフォームの機会に思い切っていろいろな物の処分をしてくださいと、奥さんには何度も言いました。

いくら収納が増えたとしても、それは、すぐにいっぱいになってしまうからです。

それらを、使う主婦の立場から、いっしょに考え、検討し相談しながら作って行くことができるのも、女性建築士の強みだと思うのです。

*

さて、このキッチンのビフォー・アフターをご覧ください。

キッチンは予算の関係でシステムキッチンではありませんが、タカラのホーローキッチンを採用しました。

ビフォーです。

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問題の家電収納↓

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アフターです。

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左の食品庫には、扉をつけると邪魔なので、カーテンにしました。

もちろん、中が良く見えるように照明もつけました。

小さな場所でも工夫次第で、こんなに素敵なキッチンになりました。

費用の総額も最初に考えておられた予算内に収まりました。

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