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恵 建築デザイン事務所

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2012年9月 1日 (土)

理想の寝室

理想の寝室とは?

究極はホテルの部屋を思い浮かべると良いと思います。

私は、出張等でホテルに泊まるたびに、必ず、部屋の写真を撮ります。

よく、泊まるホテルは、立地条件はもちろん大切ですが、居心地が良いことです。

それは、普段、自宅の寝室にも求められていることではないでしょうか?

*

Img_4513

この部屋は、大阪のアリエッタホテル。

ビジネスホテルなんですが、内装がとてもおしゃれで、女性に人気です。

シングルの部屋ですが、広がりを感じます。

広すぎず、狭すぎない。

一般家庭の寝室に求められる広さもこの程度では?

床はフローリング。

小さな冷蔵庫と机と鏡。テレビ。

大きめの窓。

Img_4512

お風呂はユニットバスではなくて、壁はおしゃれな市松模様のモザイクタイルです。

Img_4523

バスルームの入口も天井まである片引きの吊戸で、軽く開くので使い勝手もよく、部屋も広く見えます。

トイレ・バスルームからベッドまで直線なので、動きやすい。

理想の寝室はこんな感じではないでしょうか?

*

自宅の寝室や個室に専用のバスルームをつけるのは、スペース的に無理ですが、工夫次第で同じような使い勝手にできます。

私は、主寝室または高齢者室には、できるだけ、洗面・脱衣室をくっつけて設けるようにしています。

部屋から続けて行けると、部屋で服を脱いでついでにお風呂に入ることも可能だし、裸で部屋に戻ることもできます。

冬は、寒い廊下等通らずに部屋に戻ることもできます。

それと、洗面所が近くにあれば、朝の洗顔やひげそり、女性ならお化粧など、身支度がここで全部できるので便利です。

まあ、トイレは、家族も使うのでホテルのようにワンルームでないほうが良いですが、でも、やはり寝室近くが理想ですね。

夜中にトイレに行くときに、遠いのはイヤですもの。(私の自宅の不満点はコレ)

*

寝室にはウォークイン・クローゼットをつけて、衣替え不要な衣裳部屋を作りたいですね。

クローゼットの中には布団用のタナも必要です。

いくらベッドでも、夏は冬布団をしまうところがいりますので。

それと、寝室の南には、布団干しができるウッドデッキかバルコニーがあれば、いいですね。

Scan0036a

これは、熟年ご夫婦用の小さな平屋の住まいのプランです。

スペースが許せば、もう少し、収納が大きいほうが良いですけれど。

トイレの前のタナには、トイレットペーパー等の日用品や、買い置きの洗剤等をしまう場所になります。

机やパソコンコーナーが不要なら、この位置に収納を作ることもできます。

南の掃き出しサッシを開けて、洗面所の戸も開ければ、風が通っていくでしょう。

窓を開けたまま眠るには、サッシに通気性のあるシャッター雨戸をつければ大丈夫です。

高齢者の寝室は、このように、南に面して掃き出しをつけておけば、車いすになってもスロープを設けて、ここを出入口にすることも可能です。

南面の庭を眺めたり、ウッドデッキ方向からやってくる人とおしゃべりしたり。

終の棲家の寝室ですね。

以上、間取りの点から、考えました。

*

でも、忘れてならないのは 寝室の第一目的は眠ること。

良い睡眠がきちんと取れないと、疲れがとれません。

落ち着いて眠るには、1階よりも2階のほうが良いかもしれません。

その場合は、2階にトイレと洗面も必ず付けたい。

トイレをつける場合、どうせ、給排水配管が必要です。

ついでに トイレ用の手洗いだけでなく、小型の洗面台にしておけば、顔も洗えるし、薬も飲め、歯磨きもできます。

夫婦の寝室の場合、プライバシーにも配慮します。

子ども部屋より奥に寝室があるほうが、何かと便利でしょう。

子ども部屋との間は壁1枚ではなく、収納などをつけて、音にも配慮しましょう。

子どもは、中高生になると音楽を聞いたり、深夜まで活動しますから。

*

ご夫婦も中高年になると、夫婦別寝を希望される方が多くなります。

決して仲が悪いわけではなく、エアコンの室温調節や就寝時間、テレビ視聴の好みの問題、いびきがうるさくて眠れないから、等 長年連れ添ったご夫婦だからこそ、眠るときぐらい自由にしたい、とおっしゃられる方も。

ちょっとした音や光で、眠れなくなったりしますから。

でも、お互いの気配を感じる位置に配置して、「お~い」と呼べば返事ができるぐらいがベストですね。

*

1階の高齢者の寝室の上に子ども部屋や、主寝室が来るのもできれば避けたい。

どうしても、上に来る場合は、床に防音処理をしましょう。

仕事の関係で夜勤があったり、朝、ゆっくり眠りたいときは、紙貼り障子よりは、遮光カーテンが良いです。

和室の場合は、カーテンがインテリア的にどうか?という問題もありますが、「寝室」「個室」なら、まあ、いいのでしょう。

遮光カーテンも全然光を通さない1級遮光から、段階を追って 3級遮光まであり、遮光率が違います。

ただ、体内時計をリセットするには、朝日を浴びることだと言いますので、ちゃんと夜が明けることがわかるような程よい明るさが感じられるというのも大切だと思います。

今、気持ち良く目覚めるためにだんだん明るくなる照明スタンドなんかも、あるようです。

朝日がまぶしくて眠れないから、雨戸をつけて欲しいと言われ、後からつけたこともあります。(帰省した娘+孫 さんに言われて・・・)

*

人生の1/3は、寝室。

快適な睡眠と休息を取り、明日への活力を生み出したいものです。

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