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恵 建築デザイン事務所

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2012年2月

2012年2月29日 (水)

みまさか木の家~三世代が集う家

今年も恒例の木の家のコンテストが始まりました。

今年のテーマは 二世帯住宅。

今まで、「核家族の家」 そして 「終の棲み家」というテーマで取り組んできましたが、今年は「三世代が集う家」です。

この前の土日 イオン倉敷で、展示会&コンテストがありました。

Img_1539

さすがにイオン倉敷は買い物客も多いので 大盛況。

ひっきりなしに、見学者が訪れます。

全部で12作品があるのですが、すべて税込2500万円以下の予算で設計されています。

家族構成は60代の夫婦に40代の夫婦と小学生の子供ふたり。

これが、結構厳しい。

Img_1561

だから、設計する人によっては、いろいろで、キッチンが二つあるプラン、玄関もふたつあったりなかったり。

面積の制限はないので。

2世帯だけど 親世帯は寝室のみ、というプランもありました。

この予算では、完全分離は難しい。(お風呂やキッチン等をすべてふたつ作るのは)

しかも 美作産の木材を骨組みに使ったスケルトン・インフィルの考え方で設計されています。

スケルトンとは、構造体のこと。インフィルとは中身(内装や設備等)。

これを分離しやすくして、将来の家族構成の変化による間取りの変更や設備の更新もやりやすくなっています。

それには、しっかりした 構造体が必要。

構造体とは、柱や土台、梁、桁等の大きな材料ですね。

それに、美作産材(桧、杉、松)を使用しているのです。

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さて、今年の私の作品は・・・

45坪で2500万円ですが、吹抜けやロフトもあるので実際の施工面積は54坪ぐらいになります。

大変、厳しい予算でした。

Img_1546

私の設計のポイントは・・・

●まず、構造は2間角の田の字型に、下屋根をつけた、単純な構造。

 中心には大黒柱を建て、しっかりした作りになっています。

●親世帯の上(2階)に部屋を持ってこない。

 世代が違うと生活時間が違います。安眠妨害にならないように。

  特に、子供部屋とは、離しました。

●親世帯にも小さな玄関をつけ、そこにミニキッチンとベンチのあるダイニングをつけました。

 こうしておくと、親の友人たちも気軽に訪ねて来られます。

 もちろん、親世帯だけで炊事、食事もOKです。

●親世帯の寝室の近くに、トイレや浴室を。

 1階のトイレや浴室は共同で使うのですが、広めに取って、孫たちといっしょにお風呂に入れるようにしました。

 また、夜中にトイレに行きやすくし、入浴も寝室から直接行けて便利です。

 トイレも広く取っているので、将来、介護が必要になっても、使いやすく設計しています。

 2階には別に、子世帯用のトイレと洗面があります。

●メインのキッチンは、脱衣室、浴室とつなげ、主婦の動線を短くしました。

●和室は玄関ホールから直接入れ、客間としても使用できますし、ダイニングリビングとも近く、茶の間的な使い方もできます。

●リビングは吹抜けとし、南から太陽の光を充分に取り入れられます。

●ウッドデッキは、親世帯と共同で使えます。

●階段はリビング階段で、子どもたちは、家族の顔を見てから2階に上がります。

 また、友達が知らない間に来てた、とか 知らない間に出かけてた、なんていうこともありません。(LDKに家族がいたら)

●2階には、子供部屋がふたつありますが、あまり広くないので(4畳半)、ロフトで寝ることもできます。

●主寝室から広い小屋裏物入れ(8帖大)に入れます。

 天井は低いですが、季節の家電(扇風機やコタツ)や、お雛様等の収納に重宝します。

●キャットウォークがあるので、吹抜けの窓の開閉、掃除もラクラク。手すりに布団を干すこともできるし、家の中なので、取込み忘れても大丈夫。

●親世帯の寝室、子世帯の主寝室にも3帖大のウォークインクローゼットで、充分な収納を確保。

●将来、親がいなくなっても、その場所を今度は子供(若)夫婦の寝室に活用したり、趣味室にする。

小さな店舗や事務所、塾やピアノ教室に転用することも可能です。

●吹抜けは、部屋にすることもできるし、ウッドデッキの上はバルコニーにすることも可能です。

オマケ

●家相も抜群。

 辰巳の玄関は吉相。

 鬼門に水回りを持って来ない、、、等

熟慮を重ねた、実現可能なプランになっています。

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東北に送る、復興支援住宅の800万円の家の展示もしています。

20坪足らずの小さな家ですが、夫婦ふたりなら これで充分。

こちらの展示も結構人気があります。

12番が、私の作品。

Img_1558

今週、月~木は 津山市役所のロビー、

3月3日~4日は、ジャスコ津山店のイオンホールで 展示会兼コンテストがあります。

お近くの方は、ぜひ、見に来てくださいね。

お待ちしています。

2012年2月19日 (日)

厳冬のイタリア旅行~その1 ヨーロッパのトイレ事情

今、毎日忙しくて ブログしばらく お休みしていましたが・・・

当分この忙しさは続きそうですが、また ちょこちょこ書いて行きます。

実は、1月の終わりから2月初めにかけて イタリアへ行ってきました。

中北部イタリアツアーに一人参加。

楽しかったけど、寒かった!!

日本も寒いですが、今年はヨーロッパもすごく寒い。

いつもは積雪なんてないところまで 積もっていましたから。

女性建築士の視点で気付いたことなどを書きます。

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1月下旬 関西空港から フィンランド経由でミラノへ。

これ、ヘルシンキ空港のトイレなんですが。

Img_8808

右にあるのは、トイレブラシです。

個室ごとにひとつづつ トイレブラシが!

水はロータンクの上のボタンを押すと流れます。

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これは、初日のミラノのホテルのバスルーム。

インテリアも素敵ですが・・・

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横に、シンプルでおしゃれなトイレブラシが。

他もいろいろなトイレに行きましたが、どこにもトイレブラシが置いてありました。

つまり、汚したら、自分で掃除してくださいね、ということでしょう。

う~ん・・・・深いなあ。

そりゃ、すぐに掃除すれば 時間が経ってからよりも 汚れがすぐ落ちますよね。

それに、他人に迷惑がかからない。たとえ、掃除係の人でも。

感心しました。

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実は、この土日に、京都で女性建築士の全国大会があり、行ってきましたが、そこの会場のトイレブース(間仕切り)にこんな張り紙が。

「トイレを汚した方は、事務所まで申し出てください。こちらで、掃除いたします。」

これって。

申し出る人がいるでしょうか?

「汚れているのをお気づきの方は、言ってください」なら わかりますが、普通、恥ずかしくて自分じゃ言わないと思います。

そのことを考えると、ヨーロッパのトイレの心配りは、素晴らしい。

自分で掃除したらいいのだから。

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余談ですが、以前、水回りのリフォームをしたときのお宅で、お父さん(70代)が、

「今使ってるトイレは、水洗だけど昔の便器だから 汚れが付きやすい。ついたら自分で掃除するのが我が家のルールなんだけど それが、イヤでたまらない。汚れのつきにくい便器に替えたい」とのこと。

昔のトイレに比べて、今のトイレはとても汚れが付きにくくなりました。

おかげで、大量の水を流さなくても、汚れがつきにくい。

また、ついても 簡単に落とせる。

昔12リットルの水を流していたのに、今の節水型の便器は、4リットルですよ!(メーカーによって若干違いますが。)

すごい節水でエコになっています。

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それから、流すためのボタンですが・・・

Img_8954

この便器の上の丸いところを押せばいいんです。

なんか 直感的にわかる気がする。

大なら大。小なら小。

それに比べて日本のトイレは、ボタンだったり、感知式だったり、レバーだったり、ヒモだったり。

どうすればいいのか 迷うこともしょっちゅう。

私でさえそうなんだから、高齢者や子供はもっとわからないと思う。

なんとかしてほしい。

と、思っていたら、ローマのホテルのトイレ。

P2025025

どれが、水を流すボタン?と探していたら、バスタブの上にあるでっかいやつ。

それでした。

でも、やはり、ここもトイレブラシが右下にあるでしょ?

ペーパーホルダーも単なる「棒」

日本にみたいにカバーがないので バスルームにあると、シャワーで濡れることもありました。

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でも、ヨーロッパのトイレも感知式の場合は、なかなか 水が流れないので、流れるかどうか不安で、じ~っと見ていたり。

で、トイレのドアを開けようとしたら やっと 流れ出すという感じ。

ちゃんと流れるか確認しないと、出られません。

これは、もうちょっと 反応を早くしてほしい。

っていうか、日本のが 反応が早すぎるのかもしれない。

だから 2回も流れてしまうときもある。(感知式の場合)

水の無駄ですね~。

私が日本のトイレに慣れているから、遅い気がするのでしょう。

それと、日本の女性は音消しのために 2度流しをするので 水の無駄。

ということで 流水音の擬音機がついてみたり。

これは、欧米では見たことない。

欧米では、擬音なんてしなくても2度流しもしないですよ。向こうの女性たちは。

まあ、暖房便座や、洗浄便座があるのも日本だけみたいですが。

だから、トイレに座るのが冷たくてつらい・・・・。

イタリアの公共トイレで便座がないのもありました。

座るのがちょっとイヤでした。

それと、和式トイレにそっくりなのも イタリアで見ました。

しゃがんでするやつ。

それなのに、有料でした。(そこは0.6ユーロ)

それに、便器の蓋が日本のはゆっくり落ちてきて 「バタン」と 大きな音がしないけれど、欧米では、そんなものないですから 大きな音がします。

日本も昔の便器はそうでしたけど。

日本のトイレメーカーって なんて きめ細かいのでしょう。

洗浄だけでなく、温風で乾かしてみたり、においを取る脱臭装置がついていたり、音楽が鳴ったり 便器の中が光ったり。

まあ、これは、夜中にトイレに行ったときに 眩しくて目が覚めるのを防ぐためだそうですけれど。

でも そのために トイレの便器の値段がすごく高くなるのは いかがなものか?

温風なんて ほとんど使わないし

日本は至れりつくせりすぎる!

でもね。

バスルームの照明器具に関しては、初日のミラノのホテルには、感心しました。

Img_8949

バスルームには、LEDのダウンライトが4つと中央に小さな照明器具がついていて、夜中にトイレに行くときにベッドサイドのスイッチを押すと真ん中の器具だけつくんですが、これが間接照明になっているから 薄暗くついて 全然まぶしくない。

トイレで用を足すには充分な明るさです。

バスルームの中のスイッチをつけると全部つくし、鏡の横の棒状のライトも2本つくので お風呂に入るときは 充分明るいし。

すごい配慮だと思いました。(まあ、このホテルだけでしたけど)

インテリアデザインのセンスだけでなく、機能もよく考えてあります。

トイレ事情だけでも いろいろあって 面白いですね。

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