中古住宅を新居にリフォーム その2~トイレの手洗いコーナーづくり
中古住宅のリフォーム。
そろそろ完成に近づいてきました。
8.トイレのリフォーム~おしゃれな手洗いコーナーづくり
現状のトイレは、元々兼用便器(和式)だったものを、下水道接続のときに、洋式便器にリフォームしています。
ですから、便器は比較的新しいです。
でも、それが、とても狭い。
奥行きが 壁の心心で1200mmしかありません。
そこに、ロータンク付の洋式便器ですから ドアまでの空間は、350mm。
つまり、男性が立って使うには、後ろのドアを開けておかないとならないほど。
これから住まわれるご夫婦には、1歳半のお子さんがいます。
トイレトレーニング等で、親が付き添っていかなければならないのに、どう考えても狭い。
そこで、廊下を取込んで、トイレの奥行きを倍の2400mmにします。
それと、便器のロータンクに、手洗いがついているのですが、ここで、手を洗うと便座に水が散ったりして、濡れる原因です。
ですから、広くなったスペースに、手洗い器を取りつけることにします。
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手洗い器は、カウンターの上に信楽焼のものを置き、おしゃれな感じにしたい。
これは、施主の希望というより、設計士(私)の こだわりです。
こういう信楽焼のような手洗い器は、TOTOやINAXでは べらぼうに高いので、使えません。
インターネットで買えば手頃な製品が手に入ります。
そして、カウンターをどうするか?
この、現場は予算がとても厳しいので、集成材にするつもりでした。
でも、本物の無垢の木のほうが 趣があります。
ちょうど、そのころ、もうひとつのリフォーム中の現場で、同じような要望があり、カウンターを選びに「津山銘木」さんのところへ行くことになりました。
津山銘木さんのところでは、ケヤキやトチ、サクラ等、いろいろな銘木がときにはとても安く売られています。(特に半端もの)
ちょうど良いケヤキの面皮つきの材があり、1mあれば良いと思っているのに 2.4mあります。
それで、計算してみたら、半分にしたら集成材のカウンターと千円しか違わないので、1枚買ってそちらの現場と半分ずつ分けることにしました。
これは、厚みをそろえるために、プレーナーをかけてもらっているところです。
持って帰って 大工さんと相談し、現場に入るように、向こう側を少し切り落とします。
それから、幅も少し長いので切り落とします。
仕上げにサンダーをかけます。
さて、ここからは、私が 塗装をします。
外で、リボスのクノスを塗りました。
裏は取付てからは塗りにくいので、表裏、塗りました。
塗ると、こんなにきれいな木目が出てきました。
さすがにケヤキです。
取りつけてもらいました。
周りの壁は杉板を張ります。
左手に見えているのは 断熱材のフェノバボードで、土壁が寒いので内張りしてもらいました。
壁の杉板は、プロの塗装屋さんに塗ってもらいましたが、カウンターの2回目の塗装は、少しなので、私が塗りました。
青いのは塗装用の養生テープです。
排水の配管用の穴が空いています。
ついでに外で、造り付け折りたたみテーブルの塗装もしておきました。
手洗い器を取りつけ、単水栓(蛇口)も取りつけてもらいました。
信楽焼の陶器製の手洗い鉢をインターネットで購入。
単水栓はTOTO製ですが、これもネットで購入しました。
この単水栓は、水を出すレバーが頭についているので、水を止めるときも、手洗い鉢の中に水が落ちるので、周りのカウンターが濡れません。
これは、オススメです。
カウンターの下にアングル止水栓があり、ここで 水量を絞っているので、水が出すぎず、はねません。
なかなか、おしゃれな 手洗いコーナーができました。
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