日本民家集落博物館
この土日。
またまた、大阪へ行ってきました。
今年もMOKスクールです。
今回は、翌日M's設計さんの見学会があり、設計者の三澤康彦さんの解説付きです。
1泊して、ついでに見て帰れます。
この見学会のお宅も、いつものように 大変、参考になりました。
ありがとうございました。
この見学会のお宅は豊中市にあり、行きは阪急宝塚線の岡町駅から、MOKスクール仲間の女性といっしょに現場に徒歩で行きました。
お昼前に終わり、今度は、服部緑地を東方向に横切り 北大阪急行線の「緑地公園駅」から電車で一駅の「桃山台駅」へ行き 高速バスで帰る予定です。
公園の中には、森も竹やぶもあります。
とにかく、広い。
単なる田舎道のようですが、これが公園の中です。
服部緑地公園の中には「日本民家集落博物館」と いうのがあります。
これは、面白そう。
さっそく 見学することにしました。
緑地公園は広大な公園で、入場料は無料です。
でも、この博物館は、大人500円必要です。
博物館と言っても、広大な敷地の中に日本全国の有名な古民家が移築、復元されています。
入口に案内があります。
長屋門の入口です。
ここで 入場料を払います。
まず倉を見て 次に白川郷の合掌造り。
大迫力です。
軒先には新玉ねぎもつるしてあり、芸が細かい。
本物です。
中も、囲炉裏に火が入れてあり、今日は午後1時半から、語り部がお話をしてくださるようです。
いい感じ・・・
でも、先を急ぐので、次へ。
これは、宮崎県の日向椎葉の民家。
本物の「縁側のある家」ですね。
軒も深くて、いいなあ。
中には「かまど」があります。
とても広いです。
何人で住んでいたのかな?
それから、今度は 摂津能勢の古民家へ。
ここは、こじんまりしています。
屋根の茅葺が新しいです。とても美しい。
屋根にワイヤー(?)が 張りめぐらされていて、尋ねたら カラスよけだそうです。
中には、この古民家群で唯一、畳の部屋がありました。
これは、奄美大島の高倉。
この屋根部分が倉になっているのです。
いかにも、南の島に似合いそうな感じ。
東南アジアにも通じますね。
次に 信濃秋山の民家へ。
ここは、屋根が茅葺だけでなく、壁も茅壁です。
茅葺屋根って究極の断熱住宅なんですよね。
夏はひんやり。冬はあったかい。
寒い地方の民家なので 開口部が少なく、断熱性にすぐれた 茅で作られています。
昔は土壁って とても 高級な仕上げだったようです。
中も、板床を張っていなくて 土座と言って、土を掘り下げて 20センチぐらいもみ殻を敷いてその上にムシロを敷いての生活です。
ノミや虫がわきやすいですが、冬は隙間風もなく、囲炉裏の熱が蓄熱できて暖かかったそうです。
これは、岩手県南部地方の「曲がり屋」
以前、旅行で遠野へ行ったときに この形の民家を利用した民宿に泊まったことがあります。
牛馬もいっしょの家です。
この博物館は、広い敷地に、高低差もあり、季節の花や樹木もたくさん。
雰囲気がとても良いです。
なんか 田舎に来て 癒されるのがわかる感じ。
ほとんどの建物が国の重要文化財に指定されているそうです。
大阪にこんな場所があったなんてね。
全部は紹介できませんでしたが、みなさんも機会があれば行ってみてください。
この後、小雨がパラつく中を、服部緑地公園を横切り、駅の近くで遅いランチを摂ってから、電車~高速バス経由で帰途につきました。
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