春の船木山~後山縦走
せっかくのGWなので、1回ぐらいは山歩きしたいな。
ということで、昨日の子どもの日。
岡山県最高峰の後山(うしろやま)へ友人を誘って、登ってきました。
登山歴25年になるというのに、実は私は後山は、初登山。
「食わず嫌い」ならぬ、「登らず嫌い」な山もあるんです。
女人禁制の山、展望の悪い山、と 思っていましたから。
でも、女人禁制は、行者本堂(奥の院)。
現在でも女人禁制をうたっているのは、日本中でここと奈良県の大峰山だけらしいです。
イマドキ時代錯誤な感じ・・・。
山頂はOK。
山頂は眺めも良いらしい。(ガイドブックによると)
2月に駒の尾~ダルガ峰を縦走したときに、後山が見えて、今度はあれに登ろう!と思ったのです。
さて、後山は 美作市(旧東粟倉村)と、兵庫県の県境にあります。
登山口は後山キャンプ場。
炊事棟とキャンプ場です。
もみじがいっぱいあって、秋に来たら、さぞや、紅葉が美しいことでしょう。
こんなに素敵なキャンプ場なのに、人っ子一人いません。
やはり、今は設備の整ったオートキャンプ場でないと、行かないのかな?
登山口はこのキャンプ場の手前にありますが、私の持っているガイドブックには、このキャンプ場の裏手から登ると、展望が良いのでオススメと書いてあったので、そこから登ります。
ガイドブック通り、もみじやタムシバの雑木林の向こうに東粟倉村の集落が見え、展望が良いです。
対面には、日名倉山。
中腹にベルピールの鐘楼も見えます。(これは、前に行きました)
まだ、あまり新芽の出てない雑木林の向こうには、これから登る船木山らしき稜線が見えます。
元々の登山道と沢の手前で出会うと書いてあったのですが、その近くで、ちょっと迷いました。
うろうろして、赤い印を探していたら、いったん下るようになっていました。
沢の向こうに標識が・・・・。
その「沢」(渓流)です。
雪解け水なのでしょう、とても冷たくて長く手を浸けていられません。
小休止したあと、さらに登っていきます。
それからは、あちこちにしっかりした、道しるべがあります。
え~、まだ 1200mもあるの・・・・と 思いながら それでも一歩一歩 歩きます。
桧の植林の林に出会い、そこから、ほぼ直登で、船木山の尾根を登ります。
直登とは言っても、それほど急こう配ではありませんが、木の階段です。
ついに、稜線に出ました。
駒の尾山方面との分岐です。ヤッター、という感じ。
後は、なだらかな尾根道です。
船木山に着きました。
1334mです。
もう、1時過ぎているのでここでお昼にしました。
天気はいいのに、だ~れもいません。
GWなのに、超・マイナーな山?
まあ、駐車場に4~5台車はあったから、たぶん駒の尾山のほうに 縦走しているんでしょう。
そこから、稜線を通り、少し下ってから後山に取りつきます。
上から中年のご夫婦が降りてこられました。
「もうすぐそこよ。でも、シカが死んでて臭いよ。」と 教えてくれました。
え~っと思ったけど、登山道脇なので避けて通れない。
しょうがない。
見ないようにして、通りました。
やっと後山山頂です。
1,345m。
後山というのは、岡山県側の名前で、兵庫県側は「板馬見山」と言うそうです。
岡山県では最高峰ですが、兵庫県では第3位。
左のブルーシートはどうも、「祠」のようです。
雪が解けたのだから、早く取ってほしい。風情がないので。
山頂から北東の眺め。
左奥の雪をかぶった山は、去年のGWに登った氷ノ山。
右は三室山だと思います。ここは、15~6年前に登りました。
元来た方向を見ると、手前が船木山。右奥が駒の尾山でしょう。
左奥うっすらと見えてるのが那岐山かな?
登山道脇にはところどころ、残雪がありました。
山野草の花は、あまりなく、沢の近くに少しだけ。
キンキエンゴサク
ミヤマカタバミ かな?
ボタンネコノメソウと言うらしい・・・・・。
下りは、正規の登山道を下りました。
キャンプ場のパーキング100mほど手前の登山口は、こんなににぎやかな立て札。
赤いのは「熊出没注意!」の看板で、他に「後山」解説の立て札も2枚ありました。
船木山から1時間20分で下山しました。
登りはヒミツ。
とっても時間がかかったので。(ガイドブックのコースタイム+1時間)
正規の登山道のほうが早いかもしれませんね。(キャンプ場の裏からよりも)
ちょっと 迷ったし。
下山してから、近くの「愛の村パーク」の温泉で汗を流し、心地よい5月の風の中でアイスを食べる、という 至福の時を過ごしました。
ああ、楽しかった。
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