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恵 建築デザイン事務所

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2011年3月23日 (水)

ブロック基礎の耐震補強

このたびの、東日本大震災で被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

そして、あのような大津波には、いくら建物の強度をあげていても無理だということがわかりました。

大津波には、「逃げる」しか、ないのですね。

自然の大きな力の前では、人間はどうすることもできないものがあります。

でも、誰が、あの大津波を予測できたでしょうか?

避難の途中、または、これほどの大津波とは思わず、大丈夫だと思って避難しないでいて、津波にのみ込まれた人たちが大勢おられたかと思うと、本当に心が痛みます。

被災地の皆さまが、生きる希望を取り戻し、1日も早く元気で普通の暮らしができるようになるように 祈っています。

(財)日本防災協会発行の「木造住宅の耐震診断と補強方法」では、地震は中地震と大地震に分けられ、中地震では建物が損傷しないこと、大地震では倒壊せず、人命が助かることを目標にされています。

大地震とは おおむね震度6以上ということのようです。

昭和56年以前の建て物では、耐震性が低く、耐震診断するとほとんど「0.6」や「0.7」で、倒壊の恐れあり、と判断されます。(1.0以下は倒壊の恐れあり)

これは、昭和56年に建築基準法の改正があり、これ以後の建物は、耐震性が強化されているためです。

ところで、今、私が設計・監理してリフォーム工事中のお宅は昭和45年の建物。

基礎はブロック基礎で、耐震診断をしてみると、かなり低い数字です。

2間続きの和室やまわり縁、大きな部屋と壁の少ない構造で、しかも壁は土壁で、筋交いは入っていません。

延べ面積は70坪を超え、家全体を完全に耐震補強をするのは、予算の関係もあり、大変難しく、今度のリフォーム部分を重点的に行うことになりました。

今度のリフォーム部分は、1階床面積の約半分になります。

その他の部分は順次、2期工事、3期工事として 補強をしていこうと考えています。

Img_2018_2

ブロック基礎(しかも鉄筋が無かった)では、耐震性が著しく低いので、鉄筋コンクリートのべた基礎とし、立ち上がり部分の両側から補強します。

通し柱や、建物の角部分の大事な柱には、地震時の引き抜き防止のためにホールダウン金物を設置します。

Img_2225_2

コンクリートに埋め込むために、できるだけ新たに造る立ち上がり部分に取付けます。

ホールダウン金物用のボルトが70㎝以上あるため、下のほうは 曲げました。

もちろん、既存のアンカーボルトもあまりに短いため、できるだけ、新しくコンクリートを打つ部分に入れます。

Img_2253

基礎の立ち上がりも、通し柱を中心として、十文字に組みます。

立ち上がりの幅は、既存のブロックがあるところは 10+12+10=32㎝となり、ブロック基礎がない、新たなところは 20㎝としました。

まず、頑丈な基礎にして、これから 柱や梁、土台は金物で補強。

耐力壁もバランスよく配置していく予定です。

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住まいの耐震リフォーム」カテゴリの記事

コメント

これはすごい!!
CB基礎の両側にRC基礎とは・・・完璧な補強ですね!


たまたま立ち寄らせてもらいました。
「美作木の家」入会しました。
よろしくお願いします。
谷岡

ありがとうございます。
苦肉の策です。
また、状況を報告致します。

こちらこそ、よろしくお願いします。

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