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恵 建築デザイン事務所

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2010年12月14日 (火)

晩秋の奈良の旅~2日目

11月28日(日)

奈良の旅。2日目です。

私が、今回、奈良に行きたかったのは、橿原市今井町が目的でした。

実は 昨年、あるきっかけで、橿原市今井町の素晴らしい街並みを知りました。

そして、いつか、訪れたいと考えていました。

でも、今回女性部会のみなさんに尋ねると、世界遺産の神社仏閣を希望している方が多かったので、あきらめようかと思っていたのですが、いざ、聞いてみると 橿原市希望者が2/3ぐらいおられました。

それで、二班に分かれて行動することになりました。

橿原市は奈良市より車で4~50分ほどかかります。

ですので、橿原市観光グループは、朝8時にバスでホテルを出発。

まず最初にまちなみ交流センターへ行って、町の概要を説明していただきました。

Img_7944

これが、まちなみ交流センター(県指定文化財 旧高市郡教育博物館)

何とも、趣のある建物です。

ざっと2時間程度で回れるコースを 教えていただきました。

この、町並みのミニュチア模型は、すごい。

こんなに広いのですね。

Img_7940

古い町並みは、伝統的建物群保存地区=伝建地区 に指定されていて、東西600m×南北310mが 濠をめぐらされており、約600軒の民家のうち500軒も伝統的な様式を引き継いで、生活が営まれています。

岡山県にも倉敷市や、ベンガラの高梁市成羽町など 伝建地区はありますが、こんな大規模なものは、珍しいと思います。

さて、説明も終わり、まちへ入って行きます。

最初は造り酒屋の河合家。

Img_7949

造り酒屋の新酒の印、杉玉が3つもぶら下げてあります。

内部も少し見学させてもらえます。

中には珍しい曲がったかまども・・・。

中心にいれば、あまり動かなくても煮炊きできます。

Img_7960

Img_7963

御輿が展示してありました。

偉い人が乗っていたんでしょうね。

「出世男」という縁起のいい名前の清酒の蔵元で、重いので帰りに買おう、ということになりました。

しばらく歩くと、今度は、醤油屋さん。

Img_7973

Img_7979

どこまで行ってもこんな感じの町並みが続きます。

見ていて気付いたのは、2階の軒天はたいてい、漆喰が塗られ、防火構造になっているということです。

窓も虫子窓。格子も漆喰塗です。

防火壁である、「うだつ」もあります。

1階の 軒裏は木がそのまま見えているところもたくさんありました。

火事のときの延焼は2階から来る、ということを 江戸時代の人たちもよく知っていたんでしょうね。

Img_7980

ちょっとした路地は、こんな感じ。

蔵造りですね。

このまま、時代劇のロケができそうです。(電線はあるけど)

Img_7985

称念寺です。今井町はこの寺の境内から発達した町だそうです。

本堂は17世紀初頭の建物だそうで、かなり老朽化が進み、補修工事をされていました。

おしゃれな床屋さんがありました。

Img_7993

これは、今西家です。

400円払って、中を見せていただき、説明もしていただきました。

江戸時代には司法権、警察権を持っていて、罪人を中で裁いていたそうです。

昔は「川西家」だったけれど、今井町の西の端にあり、今井町を西からの敵を守っているということで「今西家」という名前に 変えたそうです。

Pb283943

中はこんな感じ。

広い土間が、裁きを受ける被告人が座る場所だったそうです。

Pb283934

とても天井が高く、中2階には罪人に罪を白状させるためのおしおきの場とか、あったそうです。

雨戸がすべてオートロック(閉めると自動的にカギがかかる)になっていたのにはビックリ。

土間と上座の間も家の中なのに雨戸があり、ここもオートロックでした。

裁判所兼警察署なので、「ならずもの」がやってきても、家人を守れるようにしています。

これは、今井まちや館ですが、納戸(一番大事なものを保管してあるところ)は、主人以外は入りにくくしており、敷居が20センチほど高くなっています。

これを 「帳台構え」と言います。

先ほどの今西家の敷居はもっと高かったです。

Pb283953

これが「敷居が高い」=「入りにくい」の 由来だそうです。

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これは、裏庭にある離れの御座敷。

蔵の入口の前に造ってあるので「蔵前座敷」と 言うそうです。

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新しく直してあるところも、見事に昔の雰囲気にしてあり、しかも、ほとんどの家で生活しているのです。

まだ、あまり 観光化されておらず、土産物屋もなかったので、やはり、帰りに造り酒屋で清酒や、お酒ケーキを買いました。

奈良や京都にはもう無くなった、町並みの落ち着きと 静けさがありました。

江戸時代の街を体験してみたかったら ここかな、と 思います。

いつまでも 大切にしてほしいものです。

さて、11時半には今井町を出発。

奈良市内観光組と合流して、世界遺産「薬師寺」と、昨年10月に完成したばかりの「唐招提寺金堂」を見学し、3時半ごろ帰途に着きました。

Pb284001_2 

これは、唐招提寺です。

2年前に訪れたときは工事中でしたが、さすがに世界遺産の美しさです。

古くて、シックな(モノトーンの)日本の神社仏閣には、紅葉が鮮やかさを増すことがわかりました。

本当にいい旅でした。

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