紀州の木と熊野古道
先週の土日、MOKスクールのフィールドツアーで、和歌山へ行ってきました。
和歌山県田辺市にある、山長商店へ。
ここは、とても大きな製材所~プレカット工場です。
紀州和歌山の木は、昔は「炭」を作っていた木材だそうです。
適度に間伐され、日光が射す見事な杉林です。
下草も陽が当たるので、元気そうです。
この中で、山から伐採する話を、山長林業の責任者の方から、詳しく説明していただきました。
山の木はどのように育ち、どのように手入れし、どのように伐り出すか?
私も、何度も山林に入り、きこり体験などもしましたが、今回の説明が素晴らしく、とてもよくわかりました。
次に、伐ってきた木材を集めて置いておく 貯木場へ。
次々とトラックで運ばれてきていました。
それから、また、本社に戻って、工場の中を見学させていただきました。
原木の皮むき→製材して製品へ→最新の加圧式中温乾燥庫→ヤング係数まで瞬時に測る機械そして印字→プレカット→梱包 という流れを 見せていただきました。
素晴らしい!の一言です。
年間千棟の出荷が可能な工場なのです。
山長商会さんの木材にかける情熱が良くわかりました。
夜は、近くの白浜温泉へ宿泊。
私は30年ぶりに訪れました。
MOKスクールの仲間たちや山長商店の方たちと、夜遅くまで大いに盛り上がりました。
もちろん、温泉も堪能しました。
2日目は、まず、山長商店の社長宅を見学させていただきました。
次に、今はやりのパワースポットでもある熊野古道へ。
中辺地から近露王子を通って ボランティアガイドの女性に案内してもらいながら、1.5kmほどの山道を歩きました。
登山が趣味の私には、ちょっと物足りなかったかな。
次はバスで熊野大社へ。
4つのお宮が並んでいるのですが、奥(塀の中)は写真撮影禁止です。
この写真は門の手前の撮影可のところです。
お参りの後は、隣にある世界遺産センターへ。
紀州の木がふんだんに使ってあります。
熊野古道は、昔紀の川の中州にあり、水害で流されて、現在の場所に建てなおしたそうです。
世界遺産センターの間を通って、川土手を歩き、元あった場所へ行きました。
「ここが、一番のパワースポットだ!」と 言うことで。
この鳥居の向こうのこんもりとした林が、元あった場所だそうです。
のどかな場所です。
帰りの道の駅でおいしいみかんをいただきながら、充実した和歌山の旅が終わりました。
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