太陽光発電と太陽熱温水器
今日は「森林を考える岡山県民のつどい」へ、行ってきました。
「美作 木の国の相談室」で、建築のブースをもらったので、説明員として参加しました。
でも、建築パネルを展示してるだけなので、売るものがないから、あんまり人は来ませんでした。
来たのは、隣でやってたブルーベリーの苗の無料配布。(森林組合さんより)
長蛇の列でした。
はやりのB級グルメも長蛇。
私も長蛇が短くなったころ並んで、しっかり苗をGETしてきました。
ところで。
週末になると 住宅関係のチラシの多いこと。
特に目立つのは、「太陽光発電」「電化住宅」「エコハウス」
それも、住宅会社だけではありません。
家電量販店、大手ショッピングセンターまで、その分野に進出。
実際には、工事は下請け業者に頼むのでしょうけれど。
私の疑問は 「太陽光発電」=「電化住宅」=「エコハウス」と なっているところ。
このことは、また別の機会に話しますが。
太陽光発電は政府が進めている政策と合致しているのでしょう。
よく、 「太陽光発電って本当にいいんですか?」と聞かれます。
「元を取ろうと思ってやるなら、やめたほうが良いです。地球温暖化阻止に貢献したいと考えているなら、いいと思います。」と 答えます。
今朝のチラシによると、2.6kw(163万円)の太陽光発電を導入した場合、1年間で電気代が11.3万円も削減されると書いてありました。
月額平均12000円の電気代を払っている人なら、13年間で元が取れるそうです。
国からの補助金は1kwあたり7万円。
2.6kwだったら18.2万円?
でも、最初に 163万円払う必要があります。
それだけの設備投資をして、どうなんでしょうか?
費用対効果は?
今、太陽光発電はとても儲かるのでしょう、異業種の人たちがどんどん参入してきています。
売るのも、工事をするのも 何の資格もいらないですから。(500万以下のリフォームには建設業許可がいらないので)
営業攻勢をかけて、「すごく得だ」と いう話をしているのでしょう。
でも、ほとんど建築を知らない人が工事をして、雨漏りや構造的ないろいろな問題も起こってきています。
10年保証があると言っても、13年目に(元をとろうと思ったころに)故障しないでしょうか?
または、技術がまだまだこれから進み、もっと安くて効率の良いものができる、そんなことも考えられます。
もし、付けるなら、よく、吟味して付けることですね。
営業マンはいいことしか 言わないので。
デメリットもちゃんと説明してくれるのが、良心的な工事業者だと思います。
ちゃんと地元で営業している工務店に相談するのが一番だと思います。
さて。
それより、オススメなのは、太陽熱温水器。
20年以上前ぐらいにすごくはやった時期があって、新築には必ずつけていました。
既存の家にも、訪問販売が多くあり、みんなつけていましたね。
我が家もつけていたときがあります。
でも、あれを屋根にあげるとあんまりカッコ良くないし、日光や風雨にさらされるため、老朽化も早い。
でも、太陽光発電だって同じこと。あれがカッコイイなら、太陽熱温水器なんて小さいし、あんまり抵抗無さそうなんですが・・・。
それと、水を200リットルぐらい屋根にあげるので、設備全体の重さは300kgぐらいになるそうです。
その重さに耐えられる補強は必要でしょうね。
でも、10年~15年ぐらいで 壊れたりして使わなくなるようです。
リフォームなんかで 「あれはもう、いらないので、捨ててください」とよく言われます。
何で、新しいのに付け替えようかって 誰も言わないんですかね?
あれも、流行モノですか?
今は、太陽光発電がカッコいいんでしょうね。
「うちはエコな生活、やってますよ」みたいな・・・・
でも、よく考えてみたら、太陽光発電より 設備が単純で効率が良い。
15年で壊れても、買い替えるのも安い。(その当時で20万円程度でした。今は30万~50万ぐらいらしい)
夏は、ほとんど太陽がお湯を沸かしてくれます。
熱すぎて水でぬるくしないといけないぐらいでしょう。
今年の夏みたいに猛暑だったら 「今日も暑かったけど、お風呂の光熱費がタダでヨカッタ」って、ほくそ笑んでいたでしょうね。
冬だって、温暖地で晴れていたら 結構、お湯になるようです。
屋根に載せるのがいやだったら、車庫とか倉庫の屋根に載せたらどうでしょうか?
ソーラーシステムでお湯を沸かすものは 設備が複雑で、電気が必要だったりするし、設備費も100万近かったと思います。単純なのが一番。
これから、また、太陽熱温水器の時代が来る!そんな気がします。
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