事務所リフォーム 造り付け本棚
造り付け本棚 完成しました。
右側のカウンターが、机で、下に箱のようなものがありますが、
あれは、実は打ち合わせテーブルの脚を、ここに突っ込んでいます。
だから、これは、取れて そこへ椅子を入れるのです。
机の前のベニヤは、コルクを貼ります。
コンパネを張っていたら、堅くてほとんど押しピンが立たないことがわかり、上に2.5mmのラワンベニヤを張りました。(内装屋さんのアドバイスによる)
その上に3mmのコルクシートを貼るのです。
ラワンベニヤは、工務店の倉庫にあった残材利用なので 少し汚れています。
でも、どうせ、コルクを貼ったら見えなくなるからいいんです。
さて、本ダナは、とってもきれいな無垢の桧板製で、見ているとうっとりします。
美しい・・・・・
バックはシナベニヤですが、桧とよく合っています。
桧板の厚みはだいたい30mm。
側板は40mmあります。
仕切りは21mmです。
仕切りを作っておかないと、本やファイルがどんどん倒れてとても使いにくいのです。
だいたい、高さはA4に合せて 余裕をもたせて 320mmにしています。
これは、カタログ棚
机の右半分は地袋で扉がつきます。
中に、A3の図面ファイルが立てていれられるようにして、その上はA2の用紙置き場にしました。
内部の棚は見えないし、図面は軽いので、シナベニヤ等を使っています。
本棚は、元々集成材で作る予定でしたが、それより安く桧板が手に入ったので、全部無垢で作成することにしました。
でも、材料は安かったのですが、作るのは大変。
全部、大工さんが作りましたが、まず 製材所でプレーナー(大型のカンナ)をかけてもらいました。
でも、プレーナーだけでは ざらっとしてるので、ひとりの大工さんは1日中ペーパーカンナをかけていました。
「仕事の本ダナなんだから、いいのに・・・・。」そう声をかけたときには
「もう、後4枚だから、やってしまう。」と、言われました。
う~ん・・・・職人魂?で、いい仕事をしたいのでしょう。
無垢の木は大変です。
桧の原木を2本切ってスライスして、乾燥機にも入れてもらったのですが、やはり そったりひねったり・・・・。
それを大工さんが なだめすかして、木のご機嫌をうかがいながら(?)暴れる木を押さえつけ、やっとの思いで、作ってくれました。
本ダナはまだマシです。
机なんかは、押さえつけるものがないから、向こうへ行くに従ってむくっていってるような感じ。
※「むくる」=「そる」の反対で、ふくらむように曲がること。
むくり屋根⇔そり屋根 というのもありますね。
厚みも45mmを希望していたのに、そったりしたので、挽き直したら35mmになってしまったそうです・・・。
板同士がくっつくところは、小穴をつくり、ほぞ差ししています。
暴れているので、なかなか入らなかったり・・・。
集成材使っていたら、こんなことは なかったんですけれど。
大工さんには、苦労をかけました。
つまり、材料は安くても、手間賃が高くなりました。
お客さんには、「無垢がいい」との、よほどのこだわりがないと、勧めないかな。
よく、自然乾燥ができているものなら、大丈夫でしょうけど。
でも、「腐っても鯛」じゃなくて 「腐っても桧」です。
木目も美しく、赤身が薄いピンクで、水にも強く、シロアリもきにくい、高級建築素材の桧。
無垢の「美作桧」で見惚れるほど美しい棚ができたので、満足です。
年月とともに、色が変わり、素敵な経年変化も楽しめることでしょう。
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