事務所リフォーム 壁塗り
先週から今週にかけて、内部の漆喰壁塗りが行われました。
棚をつけるところは、下地をしっかりしておかないといけないので、コンパネを張っています。
ただし、コンパネでは、漆喰塗をした場合、「アク」が出てくるので、その上にシーラー処理をしています。
「シーラー」というのは 接着剤の役割をするのですが、アク止めの役割もするのです。
これは、漆喰塗りに限らず、珪藻土塗などの塗り壁や、自然系の和紙クロスなどでも必要な処理です。
また、外壁のモルタル塗りの吹付けを塗り替える場合にもシーラー処理をします。
下地は、一般にクロス下地に使う端部が面取りしてあるプラスターボードではなく、面取りがない、プラスターボードです。
建材屋さんには、今は面取りのものが普通なので、特別に言って取り寄せてもらいました。
左官さんが言うには、面取りのものは、そこにパテを埋めたり一工程余分にかかるそうです。
クロス貼りの場合はクロスの厚みが薄いので、ボードの段差が表面に出てきがち。
それをを解消するために面取りにパテをするのです。
この、写真で白くなっているところが、コンパネ張りの上にシーラー処理をしたところです。
ここには、既存の吊戸棚をつける予定があり、ボードではもたないので、コンパネを張ってもらいました。
ですが、既存の吊戸棚では、この事務所の雰囲気に合わないということがわかり、今回はつけないことにしました。
既存の吊戸棚は、某建材メーカーの貼り物だったからです。
でも、将来、ここに何らかの棚をつけたくなるかもしれない・・・・。
そのために、コンパネのままにしておきました。
シーラー処理の二日後、漆喰の下塗りが施工されました。
ナイロンがかけてあるのは養生です。
また、よく見ると細い青い紙テープ(養生テープ)が、木部との際に貼ってあります。
「養生」とは、壁を塗るときに、他を汚さないためにしてあります。
マスキングともいいます。
左官さんに塗見本を作ってもらいました。
写真ではわからないと思いますが、刷毛引きとコテ跡をつけたラフ仕上げ。
4枚あるのは、2枚が最初に持ってきたもの。
このように、外の焼杉板の前で見たらすごく白く見えたのですが、中に持って入ってみるとちょっと黄色っぽく、私の考えていたものよりも濃い。
左官さんが帰られたあとにすぐ電話して 「もう少し白くして」と 要望しました。
(なんてワガママな施主だ! )
左官さんはすぐやってこられました。
仕上げ塗はあさってですが、色を落ち着かせるために 1日前には混ぜておかないといけないそうで、もう現場に混ぜたものが置いてありました。
それを取りに来られたのです。
大きな容器に入っていてとても重い。(現場で混ぜたのです)
それを、ヨイショヨイショと軽トラに載せるのを手伝いました。(ちょっとだけ)
翌日、塗り直した見本を2枚持って来られました。
少し白っぽくなっていました。
これで 塗ってもらうことになりました。
今回は、外だけではなく、室内に持って入って確認しました。
前回は、明るい外で、しかも黒い焼き杉板の前で見たのが失敗だったようです。
テクスチャー(表面の素材感)はラフ仕上げにお願いしました。
それと、もうひとつ気付いたことは、塗装もそうですが、塗って完全に乾くまでは少し色が濃いということです。
急いでいたので、見本があまり乾いてなかったのかもしれません。
下地塗から1日空けて、上塗り(仕上げ塗)に来られました。
こんな感じになりました。
なかなかいい感じ。
やはり壁を塗ると全然違いますね。
いよいよ、事務所リフォームも大詰めです。
完成がとても楽しみです。
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