長期優良住宅 ~ 配筋検査(瑕疵担保責任保険関連)
やっと、秋らしくさわやかな陽気になってきました。
長期優良住宅のため、書類審査に時間がかかり、やっと国土交通省からの補助金決定通知書が降りたのが、お盆前のことでした。
最初に書類提出したのが7月初旬。
何度も審査機関とのやりとりがあり、やっと認定されたのが、7月下旬。
それを持って、今度は県に提出。(ここの市は特定行政庁ではないので県に提出)
5日後に認定され、また県庁まで取りに行って、今度は国土交通省に補助金申請。
補助金申請のみ、工事を請け負っている建設会社がしなければならないのですが、今までのほとんどの書類を私が作成していたので、お手伝いしながら作成~提出(送付)。
それで、お盆前に「木の家整備促進事業(=長期優良住宅) 補助金120万円」の決定通知書が来ました。
通常の100万円の補助金と20万円は地域産材を使うことで頂けたお金です。
岡山県は、県産材の構造材を使うと20万円の補助金が頂けるのですが、今年は、とっくに無くなって、後は、1月の抽選を待たなければいけなくなっていました。
そんな、もらえるかどうかわからないものを待つよりも、国のお金をもらおうと、そちらに申し込みをしました。
ふぅ~・・・・。
大変でしたが、無事頂けることになって良かったです。
「木の家整備促進事業 補助金」は、年間50棟以上の工事をしている大きな会社はもらえないお金。
それに、1社につき5棟までしか、頂けないのです。
つまり、中小規模工務店への景気対策の意味もある補助金なんです。
(だから、大手のハウスメーカーはもらえないから宣伝しません。)
この補助金交付の決定通知書が来ないと、着工することができないので、ずっと待っていたのです。
確認申請は、6月には降りていました。
先日から工事にかかり、今日は、瑕疵担保責任保険のための 基礎の配筋検査でした。
民間審査機関(ハウスプラス中国)の検査員の方が、じっくり検査されました。
この、敷地は地盤調査で、特に地盤改良の必要がないと判断されています。
でも、長期優良住宅なので、構造計算して、より、頑丈な基礎になっています。
外周部と主要な個所に地中梁があります。
立ちあがりの鉄筋の1番上はフックをつけています。
これをしないところが多いですが、実は大切なことなのです。
昔 鉄筋が丸鋼(節のないつるっとした鉄筋)だったころは、必ずフックが必要だったのですが、異型鉄筋(ぼこぼこ節がある鉄筋)を使うようになって フックをつけなくなりました。
でも、この、立ちあがりのトップには付けた方が強いのです。
立ちあがりコンクリートの幅は150mm。
土間コンクリート厚さも150mmとなっていますので、より強く、かぶりも充分取れます。
配筋検査も無事終わり、その後、給排水業者が、排水のさや管を配管しに来られました。
床下の給排水管は全て露出配管で、コンクリートの下に埋め込みません。
室内(床下)から外へ出す部分だけ、コンクリート~犬走りの下に、もぐらすのですが、その部分もフレキシブル管で、将来、簡単に交換できるようにしておくのです。
立ちあがりも土間天より450もあり、床下にもぐることも容易にできるようになっています。
給排水管のメンテナンスのしやすさ、というのも、長期優良住宅の特徴なんです。
でも、さや管配管は、まだまだ一般的ではなく、この給排水業者も、初めてなので、とまどいながら、施工していました。
長期優良住宅では、一般の中小工務店に長持ちする住宅の技術を広める意味もあるのです。
明日は、いよいよべた基礎の土間コンクリート打ちです。
天気に恵まれて 外仕事はしやすくなりました。
がんばりましょう。
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