花蔵の家 棟上げ
今日は棟上げ。
設計を始めたのが今年の1月。
長い道のりでした。
と言っても、今まで1年以上設計にかかった家もあります。
設計事務所では、じっくり時間をかけて設計します。
充分時間をかけたほうが良い家になりやすいかな?
この家は、長期優良住宅の補助金をもらうことにしたので、手続きにも2か月ほどかかり、やっと、今日棟上げにこぎつけました。
だから、よけいに 「長かった」と 感じるのかもしれません。
天気は昨夜から雨模様。
明け方には雷も・・・・だったので、中止かも?と思っていましたが、8時に監督に電話すると「棟上げする」との答え。
まあ、午後から雨はやむ、との予報だったので、決めたのでしょう。
私がお昼前に行ったときは、こんな感じ。
まだ、小雨がたまに降っていました。
作業員は10名ほど。
みんな頑張っています。
だいたい、1階部分は終わり、2階の柱が立った状態です。
お昼をいただいてから、施主ご夫婦と、これからのことについて打ち合わせをしました。
すでに、屋根や外壁(1階のガルバニウムサイディング部分)の色や、玄関引戸やサッシの色などは決定済みです。
棟上げ後、屋根仕舞が一週間程度で終わると、床を張り、外壁を張ります。
そのころ、電気配線工事も行うので、電気設備図面の説明をしながら、電灯やスイッチ、コンセントの位置等の確認をお願いしました。(2週間以内に)
インターホン、電話や、テレビ、パソコンのLAN配管の位置なども、決めておく必要があります。
照明器具の最終決定は、完成2週間前ぐらいまでで良いですが、どこにどんな器具をつけるか?ぐらいは、この時期に決めます。
いったん、事務所に帰り、少し変更になったところの図面をなおして、夕方現場へ行くと空は、秋晴れに変わっていました。
棟も上がっていました。
基礎断熱がされ、ホールダウン金物も見えます。
基礎断熱は型枠に仕込んでいました。
手前の配管は、電気の引き込み配管です。(地中からしているので)
若い施主御夫婦で、「ここが、玄関。ここが、リビング」と、仕事が終わった現場に入って楽しそうです。
こんなとき、家づくりのお手伝いをさせていただく幸せを感じます。
帰り道。
うっすらと夕焼けした空にぽっかりと、十六夜の月が浮かんでいました。
今日棟上げされたご夫婦とまだ小さい坊や。
そして、これからのご家族の幸せを願わずにはいられませんでした。
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