事務所リフォーム 床張り
先週は、床のフローリングが張られました。
床の一番奥と手前(道路側)では、2センチも傾いていたので、既存のアピトンフローリングに杉の厚板を直張りの予定でしたが、水平にするために、根太を入れることにしました。
根太の下に、薄いベニヤ板を小さく切って敷いて、高さ調整しています。
この家は、築70年経っているだけではなく、前が道路、後ろがJRに挟まれていて、常に振動が大きく、床も壁も柱も天井も、どこか傾いていても不思議ではありません。
たまに、ここは、大丈夫だったというところもありますが、そういうところは少数派。
「く」の字に曲がった壁もあり、大工さんが四苦八苦しています。
でも、床や天井を水平に張れたり、壁を垂直にしたりできるのが、大工さんと素人の差だと思います。
リフォームは、それを直しながら作っていくことが大変なのです。
許容範囲はあるにしても、傾いたまま壁や天井を張ってしまうのは 大工としてのプライドが許さない、そんな感じがします。
根太の間に断熱材が入りました。
ここの、断熱材は30mm。
外壁に近いところは、フェノバフォーム(フェノールフォーム)。
水色のものは ミラフォーム(押出法ポリスチレンフォーム)です。
フェノバは壁と天井に入れる予定でしたが、天井は羊毛に変えたので少し余るので、ここに使用しました。
実際は、床下があまりなく、すぐ 三和土(たたき)なので それほど性能の良いものを入れなくていいので、フェノバの半額以下のミラフォームにしました。
車庫にフローリングを並べて、大工さんとどこへどの板を張るか検討しました。
この写真は「うづくり」で、上に少し圧をかけて、木目の堅いところが浮いてくる仕上げのフローリングです。
足ざわりはざらっとして、滑りにくく、いい感じ。傷も多少、つきにくいようです。
これは 事務所の右半分に張ることにしました。
大きな節などが、収納や本ダナの下に来るように割り付けしました。
これが、右半分「うづくり」を張ったところです。
それから、今度は「うづくり」ではない普通のフローリング。
この写真は、フローリングの小口のつなぎ目のところにわずかな段差があるので、大工さんがペーパーカンナをかけてくれています。
「うづくり」は、結構、節がありましたが 全体は杉の赤身でいい感じ。
「普通品」の方は、節もほとんどなく、本当に美しい木目でした。
こんな良い板が、あんなに安く買えるなんて!
設計事務所だけどショールームにしたいと言ったので 智頭の森林組合さんが気を使ってくださったのだと思います。
1枚は30×180×4mです。
うれしくて、大工さんが帰ってから 床に寝ころんでみました。
これから、毎日ここで仕事できるなんて しあわせです。
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