かまどと薪焚きのお風呂のある家
昨日、お邪魔したお宅。
メインの燃料は薪でした。
キッチンはガスですが、裏庭に 「くど」(この辺の方言で かまどのこと)があり、お餅をつくときには 普通に使ってるそうです。
いいですね~。
何んとも言えない いい雰囲気。
なごみます。
しかも、お風呂は薪焚きです。五右衛門風呂ではないですが。
とても、温まるそうです。
そして、暖房は薪ストーブ。
地球温暖化阻止に貢献していますね。
薪は、たくさん持っておられます。大きな倉庫にいっぱい。
倉庫っていうより 木小屋?昔、薪用の倉庫をこう呼んでいました。
数年前の台風で 自分の山の木が倒れたときに 持ち帰って薪にしたそうです。
他にも板に挽いたものも たくさんあります。
薪のお風呂は 今どき珍しいですが、この辺(岡山県北部)は、 30~40年前まで そういう家が普通でした。
私が建築の仕事を始めたころ(30年前)は、さすがにキッチンはガスでしたが お風呂は 「薪焚き兼用ボイラー」(灯油と兼用)や、直火で薪を焚く設備を新築の家につけることが ありました。
後者のものは、耐火煉瓦のユニットになっていて、左官さんが組み立ててくれていました。
直火焚きのお風呂を一から組むより、簡単だったようです。
その当時でユニットが3.5万円、左官さんの組み立て費が3万円程度。メーカーはタカラベルモントでした。今でもあるかも・・・・?
私の実家でも、小学生ぐらいまでは お風呂は薪で焚いていましたね。
五右衛門風呂をホーロー浴槽に替えた後も薪で焚くタイプにしていました。
我が家は小さな工務店だったので 燃やす木切れはたくさんありましたから。
紙くずなども燃料になり、燃えるごみを出すことは 無かったですね。
それから、このお宅は、縁側と庭もすごく素敵でした。
縁側は広縁で廻り縁になって離れへと つながっています。
私の憧れの廻り縁で 思わず「いいですね~」と つぶやきました。
さて、今回、このお宅はリフォームを予定しています。
希望は自然素材を使った暖かな住まい。
耐震補強も考えないといけません。
そして、自分の山の木を使うことが条件です。
私の設計(デザイン)次第で、するかどうか決めるそうです。
責任重大です。
採用されるように頑張ります。
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早速、我が家のご自慢の庭を載せていただきありがとうございます。日頃見慣れた風景もこうやって写真で見ると素敵ですね。ゆっくり庭を楽しめるような余裕が欲しいです。庭も喜ぶでしょう。
投稿: 植月尚子 | 2010年6月22日 (火) 20時54分
コメントありがとうございます。
素敵な庭とかまどのある家。絵になります。
この庭を充分眺められる、しあわせな暮らしができますように。
暖かくて住み心地の良いリフォームを提案します。
もう、しばらくお待ちください。
投稿: ARIKI | 2010年6月29日 (火) 20時59分