地鎮祭と長期優良住宅
晴天に恵まれた昨日、地鎮祭が行われました。
地鎮祭は何度やっても 身が引き締まる思いです。
初めてお会いしてから 5か月。
ハウスメーカーの家なら、もう 棟上げが済んでいるころかもしれません。
でも、その間にかわいい坊やが誕生したり、いろいろ ありました。
設計契約も、先日させていただきました。
プランも練りに練って、何度も変わり、やっと 最終決定いたしました。
今、やっと 実施設計に入った段階で まだまだこれからです。
長期優良住宅の予定もあり、手続きに時間がかかるので、実質の着工は 早くて7月中旬以降になると思います。
今年度の長期優良住宅は 「木のいえ整備促進事業」で、景気刺激策の意味もあり、年間50棟程度以下の新築住宅を請け負う工務店のためのもの。
年間何百棟も建てる大手のハウスメーカーでは 補助金をもらうことはできません。
だから、ハウスメーカーは宣伝しないので、一般の人はあまり知らないかもしれません。
だからといって、町の工務店がどんどんやっているかというとそうでもありません。
なぜなら、中小工務店にとっては、非常に面倒な書類作成が、大量にあるからなのです。
構造計算も必要です。
書類だけではなく、長期優良住宅の仕様に基づいて、普段やらないことを たくさんやらないといけないのです。
今回のように 設計事務所(=私)がいれば、書類関係をそちらがやってくれるので、なんとかなるんじゃないか、と 思うようです。
でも、お客様にとっては、長期優良住宅で建てるメリットは大いにあります。
(詳しくは HP 「住まいの情報発信局」 をご覧ください)
http://www.sumai-info.jp/chouki/index.html
昔 住宅金融公庫で建てることで、ある程度の水準の住宅が普及したように、この制度にも、そういうメリット(良質な木造住宅を建て主に提供する)は あると思います。
が、手続き費が、構造計算も含めて 20~25万程度かかる(まだ、未定)ことや、建物も一般的な仕様より、坪単価にして2~3万円は上がるらしいので、補助金の100万円が、すべて安くなるというわけでは ありません。
エコポイントの30万円は重複するので、もらえませんし。
今年は120万円の補助金がもらえる「地域資源活用型対象住宅」は、岡山県の場合、県産材の補助金が20万円もらえるので、これも 重複するのでもらえません。
ほとんどの人が、住まいは一生に一度の大きな出費です。
じっくり、一歩一歩、熟慮しながら 進んで行きます。
お客さまのために、何がベストな選択か考えながら、頑張ろうと思います。
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