今日は小雨混じりの寒い日でしたが、地盤調査が行われ、立ち会ってきました。
スウェーデンサウンディング式の地盤調査です。
先日、配置入れしておいたので 正確な位置で計測できます。
測るのは通常、建物の4隅と中央部の5か所です。
これで、だいたいの地盤の固さがわかり、地盤改良が必要かどうかを判定します。
調査しているのを、そばで見ていましたが、結構、硬いように見えました。
でも、きちんとデータが出て見ないとわかりません。
昔は木造住宅では、地盤調査はしていませんでした。
10年ぐらい前から、やるようになったと記憶しています。
でも、津山近辺では(施工会社によっては)、必ずやっていたわけではありません。
「古家が建っていたから 大丈夫だろう」と 言われて。
でも、瑕疵担保責任保険のおかげで、地盤調査が義務付けられたのは、施主さんのためには良かったと思います。
私は それ以前から 必ず調査をお勧めしますが、地盤改良の必要なし(普通のべた基礎だけでOK)と 言われることは案外少ないです。
ある重量鉄骨造+2階が木造の住宅を新築するときに、ちょうど中央部の鉄骨柱の真下の1か所だけ スルスルと検査棒が入り、既存の家があった場所なので「どうしてでしょうか?」と 施主のお父様にお聞きしたら 「そこには、昔、庭で、小さな池があった」と言われたこともありました。
その他の柱は通常通りの独立基礎で、その独立基礎の下だけ、ラップルコンクリートを打ちました。
木造住宅の場合、べた基礎が多く、全体に荷重がかかるので、地盤改良工事を行う場合は べた基礎全体に施工するようになります。
上にどんなに素晴らしい家を建てても地盤がダメだったら 不動沈下を起こす恐れがあります。
地盤調査会社の結果を見て、必要な地盤改良を行ったり、良好な地盤で改良の必要がなくても、専用の保険に入ることができるので、それをお勧めしています。(皆さん、入られます。)
3万円程度で2千万円までの保障となります。(10年間)
(※ 詳しくは、地盤調査会社にお尋ねください。)
瑕疵担保責任保険が始まりましたが、地盤については保障されません。
つまり、地盤のせいで家が傾いても瑕疵担保責任保険では 保障されないそうです。
鉄筋の太さ、間隔、コンクリート耐圧版の厚みなども以前、一般的に行われていた基礎よりも、しっかりしたものに 変わってきていますが、いくら そのように作っていても 地盤がしっかりしてないとダメなのです。
この敷地は、隣地と少し段差があるため、土地の有効活用をするために 東の隣地境界線にコンクリートの擁壁を作ります。
施工会社の人がレベル測量をするお手伝いもしました。(箱尺持って・・・
)
以外に段差が少なく ちょっと安心しました。(擁壁代が 安くできそうなので)
この家の地盤調査の結果が、良いものであることを祈ります。
※ 翌日、報告書の速報がFAXで届きました。
地盤調査の結果、良好な地盤で、改良の必要なしだそうです!
良かった~ 
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