水害後のリフォーム ついに完成
8月10日の台風による水害に遭ってから、はや3ヶ月。
着工から約2ヶ月が過ぎ、ついに、リフォームが完成しました。
「水害に強い家」というのをコンセプトに、耐震補強も行いながら、予算を抑えるために、施主もできるところは、セルフビルドで頑張られました。
店舗付き住宅ですが、店舗部分は、倉庫を事務所に変えたぐらいで、元のレイアウトを変えないで、内装をリフォームしています。見えないところ(耐震補強や、壁下地の取替え)も、新しくしています。
住宅部分は、次のようにリフォームしました。
●通用口から直接住居部分に入れるようにし、2階へ上がる階段の向きを反対にした。
・・・・以前は店舗を通らないと、住居部分へ行くことができなかった。
●脱衣室がなかったので、脱衣室を作った。
●畳一帖分しかなかった狭い浴室を1坪タイプのユニットバスにした。
・・・・・天井が低いため、フラット天井にした。換気扇は天井には付けられないので壁付けとした。
●トイレを水洗にし、(下水道接続)お店のお客様にも貸してあげられるように、広くした。
・・・・入り口は引戸で、廊下側に引き、内部にこちら側にも手すりがつけられるようにした。
・・・・照明器具は感知式。
・・・・床 便器周りにはTOTOハイドロテクトパネルを使用。
・・・・腰板は桧板(クリヤラッカー塗装は施主施工)、カウンター付手洗い器等も、ナチュラルカラーに統一。
店舗部分は、次のようにリフォームしました。
●元ダイニングキッチンは、造り付けの棚をたくさん作り、倉庫兼予備室とした。
展示会のときに、店舗と広く一体で使えるように、出入り口は、2枚引き込み戸とした。(この写真で正面に見えている格子戸)
●倉庫を事務所にリフォーム。湯沸しコーナーもここにつくり、キッチンと兼ねた。
・・・・事務所は別の場所にあったが、店舗に近接することにより、効率良く仕事することができると思う。
●呉服も販売するために「小上がり」が必要であるが、上がり框の下部は、キャスター付きの引き出しをつけた。
・・・・・写真左端は、式台(踏み段)
●店舗には、補強のために2本丸柱を立てた。
さて、待ちに待った、新装オープンです。
ここは、呉服展示コーナー。
他は、洋服の他、靴やアクセサリー・下着など、婦人服全般を扱われておられます。
地域の奥様方に人気のお店で、朝から、たくさんのお客様が詰め掛けていて、対応に追われていました。
店舗フロント部分は、水害前と変わっていません。
水害に遭われたときはどうなることかと思いましたが、(オーナーが一番思われたことでしょう。)
オーナーご一家と従業員ご一同の努力で、素晴らしい復興を遂げることができ、そのお手伝いができたことを大変うれしく思います。
地域の皆様に愛されるお店として、益々のご商売の発展をお祈り申し上げます。
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