土壁で外張り断熱の家 外壁板張と塗料について
久々に、現場へ行ってきました。
現在、外壁板を張っています。
バトン(大谷塗料)のダークブラウン色ですが、シックですごくいい感じになっていました。
土壁の施工後に 外張断熱材(ネオマフォーム)を張り、通気胴縁をを取り付け後、杉板の相ジャクリ板を横張りしています。
この杉板は、もちろん自分の山の木です。
施主ご夫婦が板を張る前に、バトン塗料を表裏、2階塗りされています。
一度刷毛で塗ってからウエス(布)で拭き取りしているので、むら無くきれいに塗れていました。
奥様は、がんばりすぎて 腱鞘炎になりそう、と おっしゃられていましたが、足らなかった南面外壁の杉板も今日、持ってきてあったので、また 塗られるそうです。
ドイツ製の自然塗料も良いのですが、高い。(バトンはドイツ製自然系塗料の1/3程度。)
この バトン塗料は塗りやすく、自然系の油が主原料なので、素人の方でも安心して扱え、耐候性も良いです。
こちらは、玄関側。
ここに、ポーチ庇と連続して端まで 庇がつきます。出は柱まで1500、それに軒が800ほど出ます。
外張り断熱を切らないために、板の上からタルキ受けを取り付けます。
この家は、1階部分を板張りとしたので、塗装の塗りなおしやメンテナンスは、脚立足場で自分たちでできます。
2階(ロフト)部分は、左官仕上げとなります。
汚れ易い破風板は、ガルバニウム鋼板で覆いました。
また、一番上の軒天もガルバで、なるべく メンテナンスフリーになるように心がけました。
外部はだいぶできましたが、これからしばらく、現場を空け、秋口から、内部の仕上げに移って行きます。
施主さんのお話によると、内部の温度・湿度が、ほとんど一定だそうです。
冬が来るのが、待ち遠しいと 奥様もおっしゃられていました。
私も 楽しみです。
« 長野の旅 その2(善光寺~信濃美術館:東山魁夷館) | トップページ | 水害に強い家 »
「土壁で外張り断熱の家」カテゴリの記事
- 土壁で外張り断熱の家 春~梅雨のデータ(2010.07.09)
- 土壁で外張り断熱の家 冬のデータ(2010.03.30)
- 土壁で外張り断熱の家 しあわせな住み心地(2009.12.19)
- 土壁で外張り断熱の家 ついに完成(2009.12.17)
- 土壁で外張り断熱の家 オープンハウスのご案内(2009.12.05)
コメント