土壁で外張り断熱の家 断熱サッシについて
あれから、3週間経ちます。
この敷地は、次世代省エネ基準のⅣ地域なんですが、冬の豪雪(1.5mの積雪量)を考えて、Ⅲ地域並の仕様を基準にしています。
断熱サッシがつきました。
リビングの東面の窓から、遠くに山が見え、いい感じです。
下の窓は、すぐ近くの田んぼが小高くなっていて土手が見えるだけなので、吹き抜けにFIXをつけて 正解でした。
サッシ周りの気密テープも一部施工されていました。
断熱サッシはアルミと樹脂の複合サッシで、ガラスはLOW-E複層ガラス。
アルゴンガス入りです。
断熱にこだわるなら、少々高いですが、これですね。
この家は、敷地の関係で東と西に大きな窓があるので、東西面だけ、遮熱LOW-Eガラスにしました。
LOW-Eだけだと、日射を40%カットで、遮熱LOW-Eガラスだと、60%カットだそうです。
しかも、外から見たら、あんまり中が見えないので、この家のような上部が斜めのFIXには、カーテンやブラインドが付けにくいので、丁度良かったです。
外張り断熱の場合、柱の外側に断熱材と同じ厚みの受け材を取り付けて、それにサッシをつけるのですが、アルゴンガス入りのLOW-Eガラスは、とても重いので、大きな掃き出しサッシは下がってくるような感じです。
掃き出しサッシの下部には、補強を入れるように お願いしました。
ウッドデッキのあるところは、それに乗せるようになるので、今は仮補強でよいのですが、それ以外のところは、基礎を膨らますなど、しっかりした補強が必要です。
今日は、左官さんが内部の土壁(裏返し)を施工されていましたが、昼で完了されました。
コンセントボックスや、スイッチボックスも、つけられていました。
これで、しばらく乾かして、乾いたら、外部に断熱材(フェノール樹脂)を取り付けます。
内部の基礎面にも 断熱材を貼って行きます。
通常、基礎断熱は型枠に取り付けて、コンクリートを打つことが多いのですが、ここは、施主さんが自分で貼られるそうです。
薪ストーブの後ろの壁のレンガも自分で積まれる予定だし、外壁の板の塗装もご夫婦でされています。もちろん、まだ、取付けていませんが。
外張り断熱材の1番下の受け材も、シロアリ防除のエコパウダーを4面塗ってから、大工さんに付けてもらってくださいと、お願いしました。
できることは自分たちでされるので、結構、セルフビルドです。
塗料や材料の選び方や買い方、施工の仕方は、私が指導しています。
なるべく、素人でも扱いやすく、自然系のものを選んでいます。
大工さんもすごく協力的なので、助かっています。(前もって木材等を持ってきてくれたり)
こうやって、ご自分で手をかけられると、ローコストにもなるし、ずいぶん愛着が沸くことでしょう。
いろいろとこだわりを持ってされているので、いい家になりそうです。
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